日本学士院は、学術上の優れた研究業績に贈る2018年度日本学士院賞に、豊島近・東京大教授、松村剛・東京大教授ら9人を選んだと発表した(3月12日)。自然保護や種の保全の基礎となる研究に贈られるエジンバラ公賞には、諏訪元・東大総合研究博物館長を選んだ。
◆受賞者と授賞理由(敬称略)
日本学士院賞・恩賜賞
松村剛(58歳):東大教授、中世フランス語。中世フランス語の辞書を独力で編纂
豊島近(63歳):東大教授、生物物理学。細胞のイオンポンプタンパク質の構造を解明
日本学士院賞
三佐川亮宏(57歳):東海大教授、ドイツ中世史。史料からドイツ史の開始期を特定
楠岡成雄(64歳):東京名誉教授、数学。確率解析と数理ファイナンスの研究
丸岡啓二(64歳):京都大教授、有機合成化学。アミノ酸の大量合成に有用な触媒を確立
相田卓三(61歳):理化学研究所副センター長、高分子化学。強力なゲル状新素材を開発
堀江武(75歳):京都大名誉教授、作物学。地球温暖化でアジアの水稲生産に及ぶ影響を解析
長野哲雄(68歳):東大名誉教授、薬学・ケミカルバイオロジー。蛍光の発光強度の制御
清野進(69歳):神戸大特命教授、代謝学。血糖を調整するインスリン分泌の仕組みを解明
日本学士院エジンバラ公賞
諏訪元(63歳):東大教授、自然人類学。初期人類の化石発見など人類の起源と進化の研究
◆日本学士院賞
日本学士院は、学術上特にすぐれた論文・研究業績に授賞事業を行っている。
学士院賞は、日本の学術賞としては最も権威ある賞で、1911年創設。
日本学士院賞の恩賜賞は、授賞される賞から特に優れたものを皇室の下賜金で授賞される。
日本学士院エジンバラ公賞も日本学士院の賞である。日本学士院の名誉会員となられたエジンバラ公フィリップ殿下にちなんで創設(1987年)され、下自然保護・種の保全の基礎となる優れた学術研究に対して隔年に授与される。
◆受賞者と授賞理由(敬称略)
日本学士院賞・恩賜賞
松村剛(58歳):東大教授、中世フランス語。中世フランス語の辞書を独力で編纂
豊島近(63歳):東大教授、生物物理学。細胞のイオンポンプタンパク質の構造を解明
日本学士院賞
三佐川亮宏(57歳):東海大教授、ドイツ中世史。史料からドイツ史の開始期を特定
楠岡成雄(64歳):東京名誉教授、数学。確率解析と数理ファイナンスの研究
丸岡啓二(64歳):京都大教授、有機合成化学。アミノ酸の大量合成に有用な触媒を確立
相田卓三(61歳):理化学研究所副センター長、高分子化学。強力なゲル状新素材を開発
堀江武(75歳):京都大名誉教授、作物学。地球温暖化でアジアの水稲生産に及ぶ影響を解析
長野哲雄(68歳):東大名誉教授、薬学・ケミカルバイオロジー。蛍光の発光強度の制御
清野進(69歳):神戸大特命教授、代謝学。血糖を調整するインスリン分泌の仕組みを解明
日本学士院エジンバラ公賞
諏訪元(63歳):東大教授、自然人類学。初期人類の化石発見など人類の起源と進化の研究
◆日本学士院賞
日本学士院は、学術上特にすぐれた論文・研究業績に授賞事業を行っている。
学士院賞は、日本の学術賞としては最も権威ある賞で、1911年創設。
日本学士院賞の恩賜賞は、授賞される賞から特に優れたものを皇室の下賜金で授賞される。
日本学士院エジンバラ公賞も日本学士院の賞である。日本学士院の名誉会員となられたエジンバラ公フィリップ殿下にちなんで創設(1987年)され、下自然保護・種の保全の基礎となる優れた学術研究に対して隔年に授与される。