槌本さんは札幌出身で、武蔵野美大でテキスタイルを学び、この春に卒業した若手です。この秋からスウェーデンに留学する予定だそうです。
札幌で初の発表・個展になる今回は、細長いギャラリー門馬アネックスの中央にどーんとテキスタイルを天井からつりさげたインスタレーションで、見ごたえ十分です(というか、ぜひ見てほしいです)。
作品は2点のみ。
近くの壁に、作品を女性がまとっているときの写真や、日英 . . . 本文を読む
村役場の隣、公民館の手前にある建物で、どちらかというと現代美術的なアプローチの国内作家が集まっている。
ふだんは、室蘭の木彫家・高橋昭五郎さんの作品を展示している。
べつに高橋さんの作品を期間中排除するのではなく、ちょっと寄せて、藤井忠行さん(旭川)のインスタレーションを配置するスペースをつくったように見受けられる。
藤井さんは、道立旭川美術館が所蔵する重厚な木彫作品のイメージがあるのだ . . . 本文を読む
海外からの作家が集中して展示されている。
ラム クマール パンディ(ネパール)の非常に伝統的な木版画もあれば、インスタレーションもあって、多彩だ。
目を引くのが張敏傑(中国)「Untitled No.3」。でくのぼうのような人間がおびただしくひしめきあい、その中心にボクシングのリングが据えられているのだが、そこで闘っているのはふたりの骸骨なのだ。明示はされていないものの諷刺が感じられる。 . . . 本文を読む
(承前)
これから、8つのエントリで、アジアプリントアドベンチャーの各会場について述べる。
なお、作品表記は英語が基本のようだ。
「天塩川温泉ギャラリー」は、温泉施設の中にある会場。
これまでも、森川亮輔さんの彫刻展や杉山留美子さんの絵画展などがひらかれている。
ただ、広さはそれほどでもなく、今回はわずか3人の展示となっている。
池田緑さん(帯広)「The World with . . . 本文を読む
昨年11月に亡くなった、ギャラリーたぴお主宰の竹田博さん。
本職はグラフィックデザイナーだが、油絵も描いていた。
今回は、ご遺族の諒解を得て竹田さんの遺作を販売し、ギャラリー運営の一助にしようというもの。
筆者は4日にうかがったが、けっこう売れていた。
具体的な金額は書かないけれど、相場よりもかなり安いのだ。竹田さんが生前、自作につけていた値段にくらべても相当安い。
冒頭の画像 . . . 本文を読む