下巻は5百ページ弱だったので思ったより早く読了できた。ジャーディン・マセソン社というユダヤ系の会社が最大の阿片密貿易の会社であると記されていて、そのジャーディンが英国政府に働きかけて中国、清王朝に軍隊を派遣させた。この阿片戦争を不正とする人々もいたが議会で僅差で押しきられ正規軍にインドのマドラスとベンガルのインド人が加えられ、さらに阿片で困窮している中国人を最前線に配置して清国兵と同士討ちさせ、それに続いてインド人兵士を置き、後ろから英国兵士が銃でアジアの傭兵を闘わせたという。英国兵士の戦死者はわずかで中国人とインドの傭兵の戦死が圧倒的に多かったのは言うまでもない。
今回の戦争法案により米国の兵士の戦死は貧乏くじを引いた自衛隊員に肩代わりさせられる。帰国してからの自衛官の自殺もさらに増えるだろう。
今回の戦争法案により米国の兵士の戦死は貧乏くじを引いた自衛隊員に肩代わりさせられる。帰国してからの自衛官の自殺もさらに増えるだろう。