芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

染井霊園の桜と二葉亭四迷の墓

2017年04月03日 | Weblog
染井霊園の桜を四月三日、月曜日に見に行った。ここは、高村光太郎・智恵子夫妻やその父光雲の墓があるので有名である。今回は、二葉亭四迷の墓にお参りした。真新しい花が供えられている。二葉亭四迷は本名、長谷川辰之助だが、日本文学の言文一致を創始したほどに、文学に入れあげていたため、父親から、そんな役にも立たないことに夢中になっているのは、けしからんから、「くたばってしまえ」と怒鳴られたので、それを筆名にしたのだった。ユーモアを解する人の楽しい命名である。親が望む帝国大学を出て明治政府の官僚になるつまらない人生を送りたくなかってのであろう。ロシア語をよくし、ロシア文学にも造詣が深かった。