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テレビ三昧2012年1月

2010-01-15 10:53:00 | 日記
2012/01/11
ぽかぽか春庭十二単日記>遊びをせんとや生れけむ(1)大河ドラマを見る

 2011年の春庭、震災後無気力症により、4月はぼけ~とすごし、5月からはやたらにあちこち歩きまわる、という日々を過ごしました。授業はこなすものの、「言語文化論」「社会文化論という春庭の研究分野に論文を残すようなことは何もせず、ただただ、ことばを楽しみ、文化を享受する毎日。
 まあ、いいか、こんな年もあっていい、と自分に言い訳しながら、♪遊びをせんとや生まれけむ、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ♪、という平安末期に後白河上皇が採録した「今様」の通りに遊び暮らしました。

 梁塵秘抄口伝集には、今様の歌い方が書かれていますが、五線譜のようにメロディが記されていたわけではないので、歌い手がいなくなるとともに、どのような曲調で歌われたのかは、もはや復元の方法はありません。雅楽のように宮中儀礼になったものは、演奏者が残って伝えたのですが。今様は、あくまで後白河天皇の個人的趣味であり、宮中には伝わりませんでしたので。

 歌い方の途絶えてしまった古曲を、さまざまな伝承から復元してきた桃山晴衣(1939-2008)が、梁塵秘抄にも曲をつけてを発表していますが、作曲者によっていろいろな歌い方が考えられるでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=vzyIwdZBOnQ&feature=related

 NHK大河ドラマで、平清盛の実母が子守歌がわりに我が子に歌っていたメロディは、音楽担当の吉松隆が作曲したものと思います。テレビの画面では吹石一恵が歌っていましたが、曲が仕上がるまでの作曲の過程では、初音ミクに歌わせていたのだそうです。
 このあとは、松田聖子扮する祇園女御と乙前が歌うらしい。歌うのはかまわないけれど、白河上皇の愛妾だった祇園女御と後白河天皇の歌の師匠である乙前が同一人物だという設定には、いくらフィクションでも納得できないところ。

 祇園女御は、「宮中の正式な身分である女御」ではなく、単に「上皇の寵愛があついので、女御という名で呼ばれている」ということにすぎず、親が誰かもわかっていない女性だし、乙前は、地方から上京してきた芸人。両方とも素性はわかっていないのですから、作家が想像力によって同一人物としてテレビに出しても、「史実に反する」と歴史家が言うことはできません。けど、単に松田聖子の出番を増やすための人物設定の気がします。

 脚本の藤本有紀には、時代考証家がついてアドバイスをしているので、ちゃんとつじつまが合うようにはすると思いますし、もともと大河ドラマというのは歴史ファンタジーなんだから、そう思って見ればいいのですが。でも、ドラマ第一回目を見た感想として書かれているあちこちのブログなどを読んでみると、「清盛が白河上皇のご落胤とは知らなかった」などと、ドラマストーリーを歴史そのままと受け取っている人も多い。

 時代考証を担当している本郷和人(東京大学史料編纂所准教授)は、「私は清盛落胤説には反対」とどこかで語っていたのを読んだけど。豊臣秀吉が自分でばらまいたご落胤説はさすがに「そな、アホな」と、同時代の人も考えたけれど、900年前のこととなると、もはや人の噂話も歴史のうちなので、脚本家がそれをどのように物語にしようと「作者の勝手でしょ」ということになる。

 NHKキャラクターデザインのスタッフは、「時代考証の先生にお話をうかがったところ、平安貴族の烏帽子は、寝るときもかぶっていたそうです」と書いていた。しかし、これとてもわからないことです。絵巻物などに残る貴族は寝所の寝床シーンでも烏帽子をつけて描かれている。しかし、当時、貴顕を絵に描くには、正装である烏帽子を着けた姿にすることが礼儀として求められていたので、烏帽子を着けて寝ていたように描いた、ということです。実際にあんな堅苦しい烏帽子を着けて寝たのかどうか、本当のところはわかりません。

 問題は、時代考証の先生だって、ほんとうにはわからないことを、絵巻物の絵からだけ推察して「寝るときもかぶっていた」と判断していることです。その道の権威とされている人の語ることがすべて正しいとは限らない、ということ。
 私の想像では、寝るときはナイトキャップのような「髪を乱さないための頭巾」をかぶっていたのを、絵に描くときは烏帽子にした、と思うのですが、これも単なる想像。要は、歴史とは、後世の人が紡ぐ物語である、ということです。

 初回の視聴率は17%台で、大河ドラマの中では低い方、兵庫県知事は「観光を盛り上げるためには、画面が汚い」という意見だそうですが、私は、画面の作り方としては、平安時代の武士や街の中の雰囲気がよく伝えられていると思いました。

<つづく>
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2012年01月13日


ぽかぽか春庭「歴史をファンタジーとして楽しむ」
2012/01/13
ぽかぽか春庭十二単日記>遊びをせんとや生れけむ(2)歴史をファンタジーとして楽しむ

 1972年のNHK大河ドラマで「平清盛」は、吉川英治『新平家物語』が原作。私は見ませんでした。このころ東京のアパートで姉といっしょに暮らしていたので、チャンネル権は姉にあったのでしょう。
 このときは、すべてスタジオ収録で「舞台劇のように」制作されたのだそうです。今回は、原作無しのオリジナル脚本で、海上ロケや野原を馬が駆けるシーンなど、ロケ多用の画面になるそう。

 ドラマのストーリーのすべてが歴史的事実ではないと承知の上なら、ドラマはドラマと楽しんでよかろうかと思います。歴史とドラマは別物、と思いつつ、今回のストーリーでの注目しているのは、この30年間の平安後期史や中世武家政権史研究の進展がどのくらいドラマに反映するのだろうか、という点。近年の院政研究、中世武家政権研究などに従来とは異なる、新たな視点から清盛が描かれてきました。

 たとえば、嵐山光三郎の小説『西行と清盛』や、中世史研究者五味文彦の『西行と清盛』などが反映したストーリーになるのではないかと想像しています。西行役に藤木直人が起用されていることから考えると、西行(23歳で出家する前は、北面の武士佐藤則清)がかなりストーリーに絡んでくるだろうと思うからです。

 今年も、わが家は大河ドラマを見ます。戦国史中世武士政権論専攻の息子、武士の発生から幕末まで、武士政権について幅広く勉強しているので、歴史研究最前線の話を聞きながらドラマを見るのが楽しみです。
 去年の「江」は、ずいぶんと「歴史離れ」の超ストーリーがあったけれど、「これは、歴史ファンタジー」と割り切って見れば、それなりに面白い。江が家康といっしょに伊賀越えしたときなんぞも「ドひゃー、いっしょに行っちゃったよ」といいながら見ていました。
 『平清盛』も、平安末乱世の歴史ファンタジーとして楽しもうと思います。
 
 娘は「みんなでストーリーや役者についてワイワイしゃべりながら見るのが好き」というタイプなので、ワイワイしながら見ています。でも、歴史モノで、歴史的に知られていることだからといって、ストーリーに関わりそうなことを先走って話すのは御法度。「先の楽しみがなくなるじゃないの」と、娘に叱られます。

 『江』のときは、主人公の江が二度目の夫秀勝との間にもうけた「完子(さだこ)」が九条家に嫁ぎ、生まれた子孫は九条節子(くじょうさだこ)(貞明皇后・昭和天皇の母)まで続いている、ということを話したら、不評でした。私としては、徳川に嫁いだあとのことは、ストーリーに絡むだろうから、江の末娘和子が後水尾天皇の后になることはしゃべっちゃならないけれど、完子のことまでドラマでは扱わないだろうと思ってしゃべったのですが、「おサダの将来はどうなるんだろう、と心配しながら見たかったのに」と、おこられた。
 「清盛」でも、ストーリー展開がわかるようなことはしゃべってはいけない、と釘を刺されています。

 娘は、日本史に関して、「中学2年生の社会科で、縄文時代から奈良の大仏が出来上がるところまでは学校で勉強したけれど、そのあとは不登校になったので、ぜんぜん知らない。あとのことでわかるのは、高校の『現代社会』でやったことだけ。私の日本史は、大仏さんができたら、ぽんとタイムスリップして、次は明治維新」と言っています。
 
 ドラマの一番よい楽しみ方は。
 歴史モノも最初からストーリーを楽しみ、「那須与一が、扇の的、ほんとうに射落とせるかしらとか、ドキドキしながら見る」というのが、幸福な見方なのかもしれません。まあ、たいていは射落とせるだろうと思いますし、壇ノ浦で平家が滅亡しないことはない、と思いますけど。

<つづく>
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2012年01月14日


ぽかぽか春庭「イケメンを追っかける」
2012/01/14
ぽかぽか春庭十二単日記>遊びをせんとや生れけむ(3)イケメンを追っかける

 『源義経』のタッキーやら、今年の『平清盛』源頼朝役の岡田将生やら、アイドルイケメンの成長を楽しむのも、ドラマの見方のひとつ。見ているだけで「私が育てた」感を楽しめます。岡田将生、私が初めて見たのは、『天然コケッコー』の転校生役かな。これからどんなふうに伸びていくのか、楽しみです。

 祇園女御役では浮いていた松田聖子、アイドルとして初めてテレビで見たときは、とてもかわいかった。でも、これほど長く芸能界でやっていける才能とは思いませんでした。「ぶりっこ」で通る年齢を過ぎたら、しぼんでいくだろうかと思っていたのです。私の芸能界予想はいつもはずれます。

 「先見の明」がある人、映画でもドラマでも小説でも、見巧者はブレーク前に才能を見つけていて、ブレークしたあとには自分がその才能を見いだしてやったような喜びを感じるのだそうですが、私ときたら、まったくそういう「ブレーク前」のぴかぴかの才能を見つける能がありません。

 2005年2006年に、AKB48について秋元康が語るのを聞いたときも、「あらら、モー娘。二番煎じにしか見えないなあ。これは売れない。さすがの秋元康も今度は早期撤退か」と思っているうち、あれよあれよとブレーク。2011年末には、レコード大賞まで取るなんて、5年前にはまったく予想もできませんでした。

 これから大きくなるタレントを見いだす能はない春庭、藤本隆宏も、『坂の上の雲』の広瀬中佐役でブレークしてから「あら、この人、水泳キャリア、すごいね」と、気づきました。バルセロナ五輪競泳個人メドレー400m8位入賞。日本記録保持者です。
 コアファンは、2000年の帝劇『エリザベート』初演時の革命家シュテファン役から注目し、追っかけているのに、私、めったに舞台は見ないから(美術館と違って、劇場の招待券はほとんど手に入らないので)、藤本隆宏、『坂の上の雲』に出るまで知りませんでした。
 1月8日の放送では、『平清盛』に、まだ藤本は登場していませんでした。藤本隆宏は、清盛の侍大将伊藤忠清を演じます。

 藤本隆宏が役者を志したのは、25歳。遅いスタートでした。
 それ以前、6歳から25歳までは、水泳一筋でした。高校、早稲田大学在学中は一日に20km以上も泳ぐ、プール漬けの毎日。1988年ソウルオリンピック、競泳個人メドレーに出場。1992年バルセロナオリンピックでは、200m個人メドレー 8位入賞。400m個人メドレーの4分20秒07という日本記録は、1989年から11年間も破られなかった大記録でした。

 競泳選手をやめた藤本は、劇団四季の入団オーディションに合格しました。チョイ役からはじめて着実に実力をつけ、ミュージカル俳優として舞台で経験を重ねてきました。連続テレビドラマは、広瀬武夫役がはじめての出演でした。

 藤本隆宏、2009年の年末放映の『坂の上の雲』に広瀬武夫役で出演し、ロシア美人とのダンスシーンもすてきでした。藤本はこの広瀬役でブレークし、40歳をすぎて全国区になりました。舞台役者、ミュージカル役者としては知られていたのでしょうけれど、ミュージカルの舞台など見るお金がない私、『坂の上の雲』に出るまで、ぜんぜん知りませんでした。

 「Jin -仁」、完結編(2011年4~6月放送)も毎回見ていました。藤本隆宏は、西郷吉之助役で出演。西郷役ではあまり台詞はありませんでした。でも、これまで西郷隆盛を演じてきた役者のなかで、黙って座っていても絵になり、西郷の持つ人間的な豊かさと大きさを表現できていたと思います。西郷の雰囲気を出すために、20kg体重を増やしたのだとか。次回も藤本おっかけについて。

<つづく>
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2012年01月15日


ぽかぽか春庭「ブレーク中の役者を応援する」
2012/01/15
ぽかぽか春庭十二単日記>遊びをせんとや生れけむ(4)ブレーク中の役者を応援する

 競泳トップ選手だった藤本隆宏、運がないといえば運がない。バルセロナ五輪で200m8位入賞したとき、五輪個人メドレーでは日本人初のファイナリストという快挙だったにもかかわらず、同じ日、同じ競泳で、岩崎恭子選手が女子200メートル平泳ぎで金メダリストとなったため、取材はそちらに殺到。藤本ファイナリストの報道は新聞片隅の目立たないところ。日本に帰国してからも岩崎選手の騒がれかたに比べると地味な存在でした。
 次こそ金メダルをと奮い立ったものの、めざす1996年のアトランタオリンピックでは競泳の代表を逃し、競技生活を断念します。

 オリンピック金メダルへの夢敗れた後。水泳チームのコーチなど、オリンピック入賞者日本記録保持者という経歴を生かす道も考えられたでしょうが、藤本は「次の人生は、水泳と同じくらい好きな歌で生きる」と決意しました。
 水泳仲間とのコンパなどで披露してきた歌は、誰もが「クロートはだし」と認めるうまさでしたが、玄人になるとは誰もが思わなかったから誉めたのです。しかし、藤本にとって、次に目指すは、舞台での金メダル。

 藤本はプールを出て、劇団四季の研究生オーディションを受けました。オーディションの最終面接、劇団トップの浅利慶太の前での藤本の自己アピール。「演技は素人ですけど、努力することに関しては、僕は天才です」と言い、ついたあだ名が「天才君」。
 一生懸命稽古し、四季の舞台では台詞ひとことだけの役など、下積みを重ねました。

 15年間、さまざまな舞台で経験を積み、しだいにミュージカルの舞台などで大きな役が付くようになっていきました。2009年テレビ連続ドラマ初出演の『坂の上の雲』でブレーク。
 藤本隆宏歌唱「Stand Alone 坂の上の雲」
http://www.youtube.com/watch?v=dPY5X7wVYcg

 藤本をブレーク前に発見することはできず、後追いになりましたが、これから応援していきます。
 2010年にアメリカで公開された映画『Plain' for Money』は、日本人とアメリカ人の共同監督作品で、主演は藤本隆宏。藤本は、弱小バスケットチームのコーチ役です。日本での公開はまだ未定のようですが、ギンレイでやるなら見たいです。

<つづく>
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2012年01月17日


ぽかぽか春庭「テレビに浸かる」
2012/01/17
ぽかぽか春庭十二単日記>遊びをせんとや生れけむ(5)テレビに浸かる

 いろんな楽しみを見いだしている若い世代に比べ、私は、テレビが娯楽の王様だった時代に育った者であり「一億総白痴化」と揶揄された世代で、いまだに「家族そろっての娯楽はテレビ」という「三丁目の夕日」型の習慣を守っているわが家です。一家四人、昭和生まれですし、全員、時代の波には乗れない方。
 正月は箱根駅でのテレビ応援で盛り上がりました。うちのテレビスポーツ観戦は、冬はフィギュアスケートと駅伝、マラソン。夏は競泳を見るのがメインです。

 家族みな、チームプレイは苦手なので、サッカーや野球などは、ワールドカップとかオリンピック決勝など以外はあまり見ませんが、今年はロンドンオリンピックもあるので、夏休みはテレビ漬けかも。私は、フィギュア男子フリーも水泳も、応援ポイントは「イケメンかどうか!」です。

 イケメンの定義はそれぞれで、好みは異なるけど、「腐女子」方面には疎い私も、ボーイズラブ系美少年は好きです。ジャニーズ系もフィギュアスケート美少年もイイワァ。
 フィギュアスケートのジョニー・ウイアー。世界中にファンクラブがあり、世界各地のスケート大会中継で「ジョニ~、こっち向いてぇ~」という日本語の叫び声が聞こえるのも、さもありなんと思っていたけれど、この子はほんとにボーイズラブ系だよな、と思っていた。

 ロシア好きで知られるジョニー、2012年1月、同性婚が法的に認められているニューヨークで、ロシア系の男性と結婚したと報道されました。ジョニー、おめでとう!!
 (NYでは、2011年7月に同性婚承認の法案成立)
 子どもの頃からのロシア好きという好みが、こういう形で人生に結びつくってのも、人生いろいろです。相手の男性は、1歳年上の28歳。法律関係の人というヴィクター・ボロノフ。ジョニーにとって「ずっと探していた理想の男性」なんだそうで、めでたしめでたし。私だって理想の男性を探したけれど、結果は、、、、人それぞれですね。

 日本は、スポーツ選手や芸能人に多いというセクシャルマイノリティも、なかなかカミングアウトできない環境です。人気が仕事に直結してしまう芸能人だとそうもいかない場合があるのでしょうが、スポーツ選手はどんな成績を残すかがすべてなのですから、偽装結婚なんぞしないで、ジョニーのように堂々と人生を開いてほしいです。
 藤本隆宏も、水泳選手から芸能界への転身という選択を貫いたように、これからも自分自身を貫いてほしいです。

 競泳の解説者かキャスターとして藤本隆宏が出たら、いっそう観戦に熱が入るのにな。競泳の中継をとった局、お願いします。藤本は「BS朝日テレビ2007、2009世界水泳」で「解説者」として、出演したことがあります。ロンドン競泳ではメインキャスターになってほしい。 

 NHK大河ドラマのほか、毎期、わが家は週に4、5本の連続ドラマを見ます。ドラマを選ぶのは、チャンネル権を手放さない娘。去年は、『それでも生きている』『家政婦のミタ』などを見ました。録画し、CMは飛ばしながら見る、という視聴習慣が続いています。今期、見ると決めたイケメンは、月曜日松本潤&瑛太。木曜日山ピーと岡田将生、金曜日松岡昌宏、土曜日山田涼介、日曜日松山ケンイチと本木雅弘。
 NHKBSなどで日本映画史の傑作がまだまだ続けて放映されるのも楽しみ。

 「西欧知識人家庭では、テレビ好きは知性が低いっていう評価をするらしいから、留学生の前であんまりテレビが好きって言わないほうがいいよ」とは言われているのだけど、日本のテレビドラマとアニメは、日本の文化です。西欧知識人にどう思われようと、今年もテレビドラマを見てイケメンにうっとりしますし、Qサマなんぞのクイズ番組見て、へぇと思った解答をすぐに忘れて、「ナイナイごち」とか「帰れま10」とか料理食べる系バラエティ見て美味そうだの高いだの言って、「運動神経ない芸人」なんぞを見て笑って、「ザ・マンザイ」見て「シンスケいなくても、日本のお笑い界なんとかなりそう」と思ったり、テレビウォッチングも忙しい。ほんと知性低いって評価されそうなラインナップだけど、いいさ、遊びをせんとや生まれたんだから。

<つづく>
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