20250201
ぽかぽか春庭一条茶飯事典>2025二十五条日記光の春(1)ワイン講釈&ビュッフェディナー
「ソムリエ田崎真也氏のワインを楽しむトークショー&ビュッフェ」という催しにでかけました。娘は一滴もアルコールが飲めないのに、トークショーがメインであることに気づかず、ホテルビュッフェのところだけ見て応募したのです。ハムの購入レシートをハガキに貼ってスーパーに応募、当選しました。ワインが出るだろうけど、私が娘の分まで飲むからと、キャピタル東急の会場へ。
受付後、トークショー開始までに、到着順に田崎真也氏とのフォトタイムがあり、娘とトリプルショットを係の方に撮ってもらいました。田崎さんは、細身のボトムス、上着にハイネック。すごくかっこいいイケオジで、オーラがありました。トークのあと、気さくにテーブルをまわり、質問に答えていました。
イケオジの隣に立つのは気がひけるイケてない私ですが、全員とってもらっているので、恥ずかしがらずに。
ワインのことなど、テレビの紀行番組で聞きかじったことくらいしか知らない私でしたが、トークショウは、難しいワイン蘊蓄ではなく、赤白ロゼをどんな料理にあわせたらいいか、という一般的なお話。ワイン通の集まりではなく、スーパーのレシートを貼って応募した人たちです。700通以上の応募の中から12通の当選。24人が拝聴しました。
私と娘のテーブルには、メモを取りながら聞いているご主人とワインを飲みなれていそうなマダムのペア。田崎さんのトーク後の質問タイムでマダムは「同じ白ワインでも最初にいただいたボルドー産とあとのカルフォルニア産でとても味わいが異なるのに驚きました。この違いはどこから」と質問。田崎さんは、ワインは産地の気候風土によって異り、土地の地味や酸性度、日の当たり方、風の吹き方などの細かい差によって味わいも異なるという説明を丁寧に答えていらした。土地により異なる味わいが生まれることを説明していました。
緯度だけでいうと、ボルドーは北緯45度なので日本でいえば北海道稚内が45度。親潮に面する稚内ではブドウの木は育ちにくい。しかし、最近では北海道でもワイナリーがよいワインを産出するようになっていると、紀行番組が好きで、ワイン紀行もよく見ていたので、聞いたことがあります。産地による味わいの違いは知識としては知っていたけれど、家でふたつの産地など比べてみたこともない、テーブルの上のボルドーとカルフォルニアを交互に香りなど確かめながら飲んでみましたが、私にはまったく違いがわからない「バカ舌」。たぶん、カンガルー肉を最上級牛肉として食べさせられても、わからないと思います。
テーブルには赤ボルドーとカルフォルニア、白ボルドーとカルフォルニアの4つのグラスがでており、飲み比べができるようにセットされていました。
田崎さんは、ワイン1瓶のアルコール量は日本酒3合ほどに当たるという説明をなさっていましたが、私は自分の前のグラスと娘のグラスの両方を飲んだので、ディナービュッフェが始まるころにはもう酔っぱらっていました。ホテルの係員は客をよく見ていますから、娘に「ソフトドリンクをご用意しましょうか」と尋ねてきました。私が娘の分までしっかり飲んでいるのは、お見通しでした。娘はオレンジジュースを所望。係員はテーブルを回って、あいたグラスにおかわりを注いでいましたが、私は飲み干してしまうとおかわりが来てしまうから、飲み干さず、娘のグラスと二人分をグラスに残すようにして飲む。
お料理は、キャピタル東急の中の和洋中華の名店がそれぞれ用意したというビュッフェ。なかなか豪華なラインナップでしたが、いつものビュッフェだとほとんどの種類を制覇する大食いなのに、今回はアルコールが入りすぎて全部は食べられませんでした。お寿司も、いつもスーパーの半額セールになってから買うようなネタとは大違いで美味しかった。最後にフルーツが並んだのですが、動くとよろよろしそうだから、娘にフルーツグラスをとってきてもらいました。
帰宅まで必死でよろけずに歩いたつもりですが、ひとりで帰ったなら終点まで行ってしまったかも。家につくとすぐ寝てしまいました。夜中に起きてお水をたくさん飲みました。私にはアルコール度数5%の発泡酒ヒト缶くらいがちょうどいいのだ、と今さらながら反省。
娘の懸賞ブームのおかげで、普段なら食べにくることもない「ホテルの高級料理」を食べられて感謝ですが、娘ももうお酒がらみの懸賞には応募しないでしょう。最初で最後のワインディナー。わかったことは、私にはワインの違いはまったくわからないってこと。思った以上にアルコールに弱くなっているってこと。娘と夫のようにまったく飲めないアルコール不適症でなくてよかったけれど、この先、飲むのはほどほどにしたほうがいいと自覚しました。最後にハムソーセージ詰め合わせのおみやげ付き。スーパー&ハムメーカーさん、ごちそうさまでした。
<つづく>
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