KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

御開帳

2013年10月10日 | お散歩写真
天気 曇

今日は武蔵国分寺薬師堂の薬師如来さまの御開帳の日。年一回10月10日と決まっている。国の重要文化財だから、それだけ大事にされるのも当然だろう。
すぐ近いから、家に居れば毎年行く。去年は歴史好きの友人が来て、一緒に午前中の法要から参加したが、今日はその時間が太極拳と重なったため、終わって午後、人出の少なくなった時間に行ってみた。
ゆっくり写真が撮れるかな、と思ったら、外が雨ではないのにひどく暗く、堂内の蝋燭ばかりが明るくて、フラッシュがうまく作動しない。私の技術でやっと見られるものになった一枚が上の写真。晴天ならば午後なら自然光でも撮影出来る。
寄木の木彫像で、かなりの大きさの坐像。漆が剥がれてしまったのは残念だ。去年、うっかり平安末期のもの、と書いてしまったが、鎌倉時代初期、という説が強いようだ。日光月光菩薩と十二神将はその後の作らしい。
去年はお天気も良く、まあまあの写真が撮れた。去年の再掲になるが・・




武蔵国分寺は、1333年の分倍河原の合戦(鎌倉幕府と新田義貞合戦)で七重の塔も伽藍も焼失した。木彫ながらその戦火を免れて残り、村人が守ってきたという。
日本の内戦は貴重な文化財を消滅させてきた。法隆寺の塔が残っていることを思うと、この内乱がなかったら七重の塔が武蔵野にそびえていたかもしれない・・と時々思う。

小鳥来る如来へ扉ひらかれて  KUMI
コメント (5)
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