KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

武蔵野探勝吟行・東京遊覧

2016年12月21日 | 俳句
天気 晴

虚子一行が武蔵野の各所を吟行した地を辿るこの吟行、この一年間、私はご無沙汰してしまった。今日は、私にとってこの句会に参加出来たのも嬉しいけれど、何よりも、お出かけ大好きなのに何処へも出かけられなかった今年2月からの暮らし・・それをようやくうちやぶれる日が来た、という待ちに待った日。
虚子ご一行は昭和9年に一日貸切遊覧バスを使ったが、我々は午前吟行、午後句会の忙しい日程なので、短いコースのはとバスに乗った。上の写真は東京駅方面からバス乗り場を見たもの。並木の黄葉がまだ残っていて、びっくりした。
この先が半世紀以上も前、勤め先だったので、5年間毎日通った懐かしい道でもあり。


バスの後ろに見える東京駅。


バスは、皇居周辺を巡って・・と、そこは珍しくない場所、でもメインが国会議事堂の見学1時間。議事堂の中を句にするのだから、どうなることやら、と思いつつも初めて入るので期待にわくわくした。東京育ちの人たちは、小学校の校外学習で必ず行くのだそうだ。高校生の数学旅行のコースにもなっているらしい。私は東京の子ではなかったから経験なし。

でも内部で写真を許可されたのは、傍聴席からの衆議院の本会議場だけだった。ちょっとボケ写真になってしまった。


あとは、外からの議事堂。まさに冬麗の空と、数年前に洗いあげて真白になった議事堂が美しかった。近くの道路からはよく見てはいても、中庭に入ったのは初めてのことで。






俳句のことは忘れて「見学」してしまった。次に行った靖国神社は、私は駐車場まででパス。パスの理由はここには書きません。

レベルの高い句会なので、国会議事堂でのさまざまな句に圧倒された。結局、9句しか作れず(何句出しても良い句会)私も、議事堂のお粗末な句を3句作ってみた。やっぱり難しい句材だった。

議事堂の絨緞踏みて有権者  KUMI
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする