KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

秋麗

2018年10月30日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

まさに秋麗、という日が続いている。
うららか、は春の季語で、秋冬は、秋うらら・冬うらら、になる。夏うらら、は無論ない。
麗らかな一日の最後は穏やかな夕焼けで終わった。

午前・午後と宅配待ちで、その合間に日差しを浴びにちょっと外を一回り。
近くの家で猫発見。うららかさに誘われて車のカバーの上で居眠りしていた。この猫、数年前にも見ている。何とも純白の美人・・ならぬ美猫と思ったものだ。でも齢をとってしまったような。


数年前の若かりし頃。


宅配のひとつ、ネット友のmakoさんからのクッキーの詰め合わせだった。ちょっとした本を送ったお返しのようなもので、本代よりも高価そうで、かえって申し訳ないような。


同級生のケーキ屋さんのオリジナルという様々なクッキーの中で、いちばんに眼についたのが「和三盆のクッキー」と書かれたもの。小さなキャンデーくらいなので口に含んだら、和三盆の味がふわりと口に広がった。大好きな味だ。中学の終わりから高校の途中まで四国に住んだことがあった。そのときに「和三盆」という何とも上品な、薄い和紙に包まれた飴のようなものに出会った。貧しいわが家で買えるものではなかったので、多分頂き物だったと思う。
お菓子に使う高級砂糖、と知ったのはずっと後になってからのことだった。洋菓子に使うこともあるのだ、と、和菓子派の私には驚きだった。

・・という、食いしん坊の私には嬉しい贈り物に出会った麗らかな日だった。

秋麗や口よろこばす和三盆  KUMI
コメント (2)
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