KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

冬仕度

2019年11月14日 | 俳句
天気 晴

写真は、去年の11月18日に国営昭和記念公園へ紅葉を見に行ったときの、広場からの富士山。去年の方が富士山の冬仕度は遅かったようだ。
今年は、秋が極端に短くてこの数日でやっと晩秋の陽気となってきた。北海道には大雪が来たし、朝は冷え込むし、そろそろ冬物を・・と、ようやく思い立った。真冬のものと真夏のものを入れ替えるだけの作業。「冬仕度」は秋の季語になるけれど、立冬前に衣類の冬仕度をする人は南関東ではあまりないだろう。

夫のセーター類は、もう出す必要もないし、夏の衣類を収納する必要もない。どうしよう・・とりあえず、少しづつ処分していくほかはない。嵩張る夫のものが洋服タンスや押し入れからなくなれば、嵩張らない私の衣類だけになって、衣替えも不要だ。
などと都合の良いことだけ考えていたら、セーターの中の一枚が惜しくなった。20年以上も前の私の作品。袖口がほつれているので修理しなくては、と思っていたっけ。記念に写真だけ撮っておくことに。


いずれ処分してしまうもの。でも、北欧の柄のデザインをどこかの手編みの本から写し、糸や色も丁寧に選んだ作品で、夫は気に入っていた。編み込み模様に凝ってあれこれと作った時期が懐かしい。その後は仕事にもしたことがあり(退職後勉強し直して、一応プロでした)私の唯一の手仕事として自慢できるものだったが・・指と目の衰えで辞めてしまった。時間のかかる割には、お金にはならなかったが、自分の作品が売られているデパートのテナントの前で、にんまり・・ということも思い出した。

捨つるものばかり増えたる冬仕度  KUMI
   (こんな句はいっぱいありますねえ)
コメント (7)
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