KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

底冷え

2019年11月26日 | 俳句
天気 曇時々小雨

昨日の暖かさが嘘のような、底冷えする寒さになった。これが明日も続くという。この時期に青空の見えない日が続くのも珍しい。

友人夫妻と昼食をとるため家を出ると、いつもの黒猫がいつものベンチに坐っていた。傘を差すくらいの雨の中。寒さは毛皮を着ているから防げても、濡れて平気な訳はないのに・・。この猫、私を見ると必ずベンチを下りてきてみゃあみゃあと甘える。どうも、私と同じ年代のオバアサンが餌を時々やりに来ているらしいのだ。本当はノラに餌をやってはいけない。私は絶対にやらない。でも、頭くらいは撫でてやる。あんたも寂しいのよねえ・・
近くに棲みついている猫は他にも2匹ほど居る。縄張りはきちんと決まっているらしいけれど、人間になついているのはこのクロだけだ。多分、少し家で育てられてから捨てられたのだろう。それだけに哀れでもある。他の猫は、人との距離を絶対に縮めない。
ベンチに坐っているところを撮りたい、と何度も挑戦したものの、私を見ると必ず足元へ寄ってくるので、今日もこんな写真しか撮れなかった。

友人夫婦は、夫の看取りから葬儀まで本当に家族として私を支えてくれた。感謝してもしきれない。そして、四十九日の納骨も、夫が生前に「〇〇くんの車でお願いしたい」と、頼んでいた。夫は、そう言いながらもまだ1~2年後のこと、と思っていたようだが・・
その打ち合わせをして、あとはとりとめのない夫の話などして、夕刻までを過ごした。

人恋うて猫のすり寄る落葉道  KUMI
コメント (4)
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