天気 雨
昨日の話です。
腸の具合は一応それなりに普通の状態に戻ったのでもう治療の必要もなくて、退院になった。外科病棟だから、治療の必要なければ退院は常識ではある・・あとは、家でリハビリしてください、ということだ。とくに禁忌の飲み物・食べ物がある訳ではない、食事の留意点など聞き、はい、さようなら。患者はといえば20歩も歩くと動悸息切れで手摺りに掴まりハアハアハア・・
悔しいことに、前日(一昨日)から、午後の短時間の面会が解禁になった。禁止されていたラウンジも病室も。なんという運のなさ。はい、生まれながらに運に縁のない女はいつもこうです、運に突き放されています。
ちょっと動くのもしんどい動悸・息切れの中退院の荷物を作り、ちょっと動いてはハアハア肩で息を整え・・重湯から始めた回復食を徐々に食べ始めて4日では、体に力の入る訳がない。面会の人がちょっと来てくれて手伝ってくれればすぐに済むのに・・コロナめ。と、諸々あって退院はあーちゃんに来られない仕事があるというので入院時に世話になった友人に又もや世話になり・・「娘さん、いらっしゃいました」と病棟受付の人が。あの~~彼女、私より10歳しか若くないのですけど。ま、仕方ない。黙認。あまりにもフラフラよちよち歩くので職員が「車椅子を用意しましょうか」と。「要りません、乗ったら最後です」
そんな風に退院して、気持の中では「追い出された」感があったが、やはり主治医の言うように、退院した方が体力は早く付きます、は正しいようだ。入院時の歩行速度にはいつになったら戻るのか解らない。でも、帰ってみたら何とかなるものだ。
手術して癒着部分を改善した訳ではないので、又の再発もあり得る。もうイヤ。絶対にあの苦しみは死ぬまでに経験したくない。で、気をつける食事をよ~く聞いてみた。柔らかければ良いということではなくて、消化のなかなか出来にくいものが悪いのだという。良く噛んでよほど細かくすれば問題ない、とは言うけれど・・ラーメン・キノコ・コンニャクなど。あの痛みを思い出せば、一生ラーメンなど食べませんよ。このホームのおでんにコンニャクが入っていないのには意味があったのかも。
退院時に撮った病棟。主に診察室のある2階のルーフガーデン(2階の屋根に土を敷き植物を植えている)の前が3階の私の居た病棟で、奥から3番目が多分私の部屋だった。ルーフガーデンにしては植物がよく茂っていて、夜には虫がよく鳴いていた。
さて、退院はしたものの、いつになったらこのまま普通に元の病気療養中の身に戻れるやら。
病棟は消灯窓に虫のこゑ KUMI