KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

命日・あれから4年

2023年11月02日 | 俳句
天気 晴

まだ4年、なのか、もう4年なのか・・と夫が亡くなってからの時間を考えてみて、また秋になってしまったことを思うと早い。でもこの4年間に私の周りで起きた色々を考えると、やっと4年、となる。コロナ禍と共に苦しんだあれこればかりが思われる。
時間の巻き戻しは出来ないので、過去への愚痴はなるべく言わない主義ではあるけれど、サヨナラは「早い者勝ち」である。喪主になった方が負け。残された方は疲れますよ、色々と。
という命日は今日。菊は昨日、買ってきた。市内の農家が畑の隅に咲かせる花を野菜とともに売っている。素朴な菊の花束で、花屋の半値くらいなのに新鮮だ。
夫は花には殆ど興味のない人だったけれど、亡くなった家族の命日とか彼岸とかにはきちんと供花を揃えないと文句を言われた。かといって、自分で買ったことは一度もない。今は、夫のために仏壇の花は年中欠かさない。といっても始終買いに行けないので、菊が1本しか残っていない日もあるけれど、ごめんなさい。
昨日はたっぷり買ってきたので、溢れそう。

1年前は、10月初めにイレウスで入院して大変な思いをし、今頃は退院していたものの、今度は帯状疱疹で苦しんだ。
もう、あれから1年・・早かった、とも言えない。今は、夏からの口唇ヘルペスが治りきらずに苦しんでいる。おまけにコロナの後遺症かもしれない目眩とかったるさと・・ま、去年のイレウス の「死にそうだった痛さ・苦しさ」を考えればどうということではない。そう思うことにしている。でも口内炎もあるので、食いしん坊が自由になんでも美味しく食べることの出来ないのは哀しい。たとえば、ちょっと熱いお茶や汁物は唇に沁みる。酸っぱいもや塩辛いものも同じ。
あまり周囲の人に言えないので、平気な顔をしているけれど・・お茶や珈琲はストローで飲む。味噌汁も、冷めるのを待ってそろりそろりと口へ運ぶ。大好きなシャインマスカットも、沁みるので大変・・
免疫力がないので、飲み薬も塗り薬もあまり効果が出ない。ヘルペス菌はなかなか退治出来ないらしいので、一生治らないのかなあ、と考えると少しユウウツになってくる。

息苦しいけれど、少しはリハビリしなくちゃ、と、天気の良さに誘われて昨日・今日は駅前までそろりそろりと買い物に。昨日は花を買っただけでもう、他の店へ行く元気がなくなった。今日は、スーパーの食品売り場とドラッグストアと両方へ寄ることが出来た。まだ、衣料品売り場と靴屋と。冬仕度が必要だ。急ぐ買い物ではない、と思い先延ばししていたが、冬用ソックスが不足しそう。

街は少しだが秋の色合いに変り始めてきた。おそい秋だ。


命日の仏壇菊の香を満たす  KUMI
コメント (2)
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