KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

この花、育てないで・・

2023年11月12日 | 俳句
天気 曇  9℃

一気に冬が来たような朝。最低気温8℃で最高気温9℃だという。すっかり冬になっている。写真は、今日のものではないけれど、公園ではもうすぐこんな光景になるのかも。でも大抵はこうなる前に掃除されてしまう。

何気なくgoo blog を見ていて、開いてしまった見ず知らずの方の頁に、青い朝顔の写真と話が載っていた。青い朝顔・・ヘブンリーブルー。「秋になっても町のあちこちに咲いていて綺麗、私も育てたい」みたいな内容だった。
青い朝顔、といっても西洋朝顔のこと。別のフリー素材の頁からいただいた凄い迫力の野生化したヘブンリーブルー。


知らない人のブログだったけれど、思わず「育てないでください」とコメントしたくなった。

先週、通院のバスの窓からもまだ元気に咲いているこの花が見えた。塀を越えて電柱に絡みつき、綺麗な花をたくさん咲かせていた。一日中咲く花で、秋になってもしっかり咲いて、繁殖力が強くて、とにかく今は野生化していることが多い。ナガミヒナゲシのように外来駆除植物には指定されないのかしらん?
日本朝顔好きの私には、どんなに綺麗に咲いていても写真に撮る気にはなれない。でも今は、手のかかる朝顔を育てる人が少なくなっているので、この西洋朝顔の方が見る機会は多いかもしれない。
朝顔市で、江戸朝顔と同じように伝統の行灯仕立てにしたヘブンリーブルーを見て、ぞっとしたものだ。買う人、多いでしょうねえ、「昼間になっても萎れません、育てるのが楽です」みたいなことを売り手が言っていたのには呆れた。夫の亡くなった年のことだった。毎年行っていた朝顔市、あれが私には最後となったが、今も西洋朝顔は売られているのかしらん?

どんよりとした空の一日。この雲が去ったら、一度雪の消えてしまった富士山は真っ白になっていると思う。もう、根雪になるだろう。それだけが寒い朝の楽しみ。

時雨るるや空を仰いで駅を出て  KUMI
コメント (2)
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