天気 曇
陽気が一気に冬へ。昨日より最高気温が10℃も違うのだという。師走も終わりの頃の気温だ。昨日は暖かかったが、気温の急降下する前触れなのか目眩に襲われてほぼ一日闘うことになる。
目眩と闘う、って別に力が必要な訳ではなく、ひたすら足元の揺れに注意して体を大きく動かないこと。静かに動かないと目眩が倍増して、気分が良くない。
こんな時に写真のようなユリカモメの群れなぞ眺めたら、余計に目眩がしそうだ。さてこの写真、上野不忍池のような気がするけれど、何処で撮ったのか不明。東京都の鳥、とはいえ、このあたりや多摩川上流では見かけない。
格闘すべき目眩は、昨日より今日の方が少しは遠のいてくれたものの・・「気力」が出ません。が、食欲はまだ出るので元気な方? これは美味しい、と思う料理は滅多にないが、昨日の昼食と今日の昼食は満足した。ただ、もう少し暖かいまま出せるように出来ないものだろうか。
せっかく、今日は美味しいのにねえ・・と同じテーブルの人と頷き合う。小さな施設なので、病院のような設備は無理なのだろう。
で、写真にしようと思っても、食べてみなくては美味しいかとうか解らないから、なかなか写真にはならない。
昨日のランチメニュー。月1回の誕生会だったので少しは美味しいものを用意してくれた。そして、おやつには小さなケーキが出る。
ランチは・・
〇海老ピラフ
〇コンソメスープ
〇ポークソテージンジャーソース
〇ミックスサラダ
〇クレームプリュレ
「ジンジャーソースって何から出来てるの?」
「クレームプリュレって、この黄色いお菓子みたいなの?」
大抵の人は黙って供されたものを食べるけれど(半分近くは認知症だし)、真面目な人は大声で配膳の介護士に訊く。私もクレームプリュレは解らないけど、容器に入ったプリン、と思えばいいのでは? 食べれば想像がつく筈。
「ジンジャーは生姜のこと。生姜と大根おろしのソースがかかってます」と大声で介護士が教えている。この90歳過ぎの人、隣の人との会話も食堂中に聞こえる大声なので、彼女の戸籍も家族関係も苦手な食物も、かなり離れた席の私の耳にも入っている。彼女のプライバシーはバレバレ。
毎食のメニューは一覧表で1ヶ月分が貰える。熱心に見る人は少ないようだが、前には「キャロットライスって何?」と。おろし人参を入れたピラフで、色がきれいなので私の好きなもの。
「人参です」と介護士が言ったら「じゃあ人参ご飯、って書けばいいのに」
そういえば、人参が「キャロット」と表示されることがここのメニュー表には多い気がする。「キャロットサラダ」なんてやっぱり私にも馴染まない。
私も横文字には弱いが、90歳を過ぎるともっと理解不可能な人が多くなるようだ。入所者の平均年齢は90歳を越えている。
今週も気温が乱高下するらしい。体調がついていけない。私もそのお仲間なのだが自立神経失調の人が多く、神経内科の患者が増えているのだそうだ。散歩などして体を動かすこと・・とテレビのドクターは助言していたけれど、私にとって、散歩出来るまで元気になれたら体調悪い、とは言えない。
熊の出る話だんだん近くなる KUMI