KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

ごみのない街

2023年11月10日 | お散歩写真
天気 曇のち雨

明日からいよいよ冬の空気がやってくるようで、今日は前触れの雨になった。
写真は今日ではなく、何日か前の、いつも通る駅前広場。
白いゴミのように見えるのは枯葉。光線の具合で何だか紙屑が散らばっているように見えるが、ゴミは全く落ちていない。JRの駅前なのでいくら田舎とはいえ東京なのだから日に何千人もの人が通る。でも、昼間はゴミがない。というか、見えない。
広場の土地は市のもの?よく解らないが、早朝には周りの店や市民ホールの掃除婦や、駅前ビルの管理人などがそれぞれの持ち分?を掃除している。ゴミがたくさんある訳ではないが、やはり夜には捨てる人がいるようだ。石のベンチがしつらえてあり、ビールなどの空缶が放置してあったりする。木のベンチが全くないのは、夜にホームレスなどが野外で酒盛りを出来ないようにしているのかも。建物の外で酒を飲める国は地球上、日本だけらしい。日本で禁止したら「花見」も「芋煮会」も出来なくなり、日本文化が廃れてしまうので、当分禁止令は出来ないと思うけれど。

ゴミのない光景に外国人はびっくりするそうだ。都心だってどこだって、早朝にゴミ収集車が行ってしまえば、あとは近所の人が掃除をして、街はきれいになる。綺麗な街にポイ捨てする人はほぼ居ない。外国の街角は?テレビの映像で見る限りでは近代的大都会の広場にあまりゴミは見えないけれど、それは、カメラマンが綺麗な所だけ映しているからかもしれない。
最近は海外旅行に行っていないが、パリのフランス人がネットで書いているように「パリの舗道はポイ捨ての吸い殻と犬の落とし物だらけ」と言うのなら、それは、私が30年前に行ったパリと同じだ。へえ~日本の方が進んだということ。例えばパリは今も当時と同じなのか、とびっくりする。モンマルトル広場なんて、紙屑だらけ。セーヌ川沿いの舗道は犬の落とし物に注意しないと大変なことに・・
それに比べれば、の話だが、「日本の街の清潔さ」は、世界に誇れることだ。でも「日本人のマナーは称賛すべき」なんて言われるとムズ痒い。


日本人はポイ捨ては良くない事、と刷り込まれているから、見える所と人の見ている所には捨てない。広場の写真には写っていない手前に、市民ホールがあって、サツキの植え込みに囲まれている。その植え込みに、空き缶や吸い殻が捨ててある。駅周辺は禁煙地域で喫煙所は反対側の広場の方なので、建物の陰など見えない所で吸った吸い殻を隠して捨てている。これからの落葉の季節、吸い殻のポイ捨ては本当に危険なこと。

だから外国人のみなさん、日本人に騙されていますよ~ というか、今は在日外国人も多いので、治安同様、これからはそうそう理想的にはいかなかもしれない。それでも、今の清潔さを保っていれば、訪日外国人もゴミのポイ捨てはしないと思うので、日本の良さを解って欲しい。

カルシウム不足と思ふ枯葉蹴り  KUMI
コメント (5)
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