KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

日光月光

2010年12月13日 | 俳句
天気 雨

冷たい雨の一日。これで、紅葉も殆ど散ってしまいそうだ。
 
先日の結社の二十周年の集まりのときに、主宰の新しい句集を買いもとめることが出来た。無論、為書つきで。これが5冊目、全部手許にあり、何かにつけて開いている。
本は極力買わないことにしているが(もう、モノは増やしたくない)、師の本は別。
なかなか落ちついて読むひまがなく、昨夜一気に読むことが出来た。
といっても流し読みで。

 


師の俳句を評するなどというおこがましいことは無論出来ない。
ただ、古稀を過ぎていよいよ句作が佳境に入ったなあ・・と。

花満ちてゆく鈴の音の湧くやうに 杏子

当日、参加者全員に師の色紙が配られた。私のいただいた色紙の句が上。桜の生命力が溢れ溢れていくようだ。
若い頃から桜行脚を重ね、今もまた桜を追う主宰の、渾身の句かもしれない。
今夜から、一句ずつゆっくりと噛みしめながら読み始めよう。

傘たたむ落葉と雨を振り払ひ KUMI
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2 コメント

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今晩は (鎌ちゃん)
2010-12-13 21:47:33
「花満ちてゆく鈴の音の湧くやうに 杏子」
私も、当然のことながら、おこがましくて、批評なんて出来ません。
桜が、花開いていく様が、ありありと浮かんできます。

「傘たたむ落葉と雨を振り払ひ KUMI」
さりげなく行う動作に目を向け、さりげなく詠まれる・・・・
こんな句が、いつになったら詠めるのかと、道の遠さを痛感します。

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鎌ちゃん、こんばんは (KUMI)
2010-12-14 22:14:40
あっという間に師走ですから、また桜の時期まで近くなりました。
咲いて散る・・という繰り返し、人生そのものです。

鎌ちゃんの句は生き様を表現していて、その姿勢も凄いと思います。
でも、今日拝見した「鴛」は自然な表現でほっとする句でした。
わが師は「季語の現場へ立つ」を指標にしています、
あの鴛の美しさに負けない水面の静けさ・・やはり現場に居ないと見えないものです。
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