KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

梅雨明け・そして初蝉

2023年07月22日 | 俳句
天気 晴

昨夜の早い時刻に大夕立があった。雲の動きを天気予報サイトで見て、珍しく埼玉県境を越えて東京まで来る動きだった。ベランダがびしょ濡れ・・という以外に何ごとも起きない穏やかな地域なのだ。久々に雨で樹々が洗われて、空も青さを増して、梅雨明けの雰囲気の日となった。

気温は高いかもしれないが湿度が低くなり、私には不快感のない日だった。買い物に出かけてそんな空気と日差しを楽しんだのだが・・何もかもが旨くいく、という訳にはいかない。最近、頚椎の痛みと重さがだんだんひどくなる。去年の10月にイレウスで入院してから、整体治療を休んでいるせいだ。でも、それどころではないあれこれで、とても週一で治療に出かける体力の余裕がなかった。
でも、そんなことは言っていられぬ・・というくらい最近は首が重くて、今日は私の好きなからりと暑い天気の筈なのに頭痛までしてきた。覚悟して、隣駅までまた通うしかない・・ま、体調良ければ何とかなるけれど。来週の予約を取ったので頑張ろう。
もう、蝉は鳴いていたのかもしれないが、今日出かけたら初めて蝉の鳴き声を聞いた。みんみん蝉だった。梅雨明けを待っていたのだろうか。

昨日は、部屋に籠って結社誌の最終号を読み耽っていた。実は、届いてすぐに目を通したものの、全てを読んでみる気持の余裕がなかった。主宰がもう居ない、というのは事実なのだ、と突き付けられるのが嫌だった。誌上に、亡くなる2日前の講演会の主宰の話が再現されている。その講演のあとに泊まった甲府市内の宿で倒れ、病院へ運ばれてその翌日に亡くなった、ということがまだ信じられない。飯田龍太氏の亡くなったのと同じ病院だったという。遠出には足腰の丈夫なご主人がいつも同行されていたので、最期はお一人ではなかった、というのが救われる。
と思いつつ、あれこれ読んでいたら、ほぼ半日が過ぎてしまい、ひどく疲れた。
最期の日まで精一杯の多忙な人生を生き抜いた主宰の大往生を「お見事」と拍手すべきかも・・と思いつつ誌を閉じた。

梅雨明くる藍色の富士暮れ残し  KUMI (2022年)
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 梅雨明け近し | トップ | 何も起きない日 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ふきのとうさん、大往生、ですね (KUMI)
2023-07-23 15:04:11
少しは病んでからの別れの方が・・と言いますが、そうそう人生、旨くはいきませんね。でも、倒れてのち寝込んでいては、主宰ではなくなりますから、大往生を受け入れるべきですね。
返信する
小父さんA、過去の写真は一応説明しています (KUMI)
2023-07-23 15:01:04
写真はすべて新品にしたいのですが・・何しろ行動範囲が狭すぎて。
でも、過去のものは断りを書いています。

駅周辺では蝉も少ないのでしょうね。
建物の隣に林があり、周囲の木々の多い道なのですが。
やはり、今年の蝉は遅かったのでしょうね。
みんみんは関東から東、クマゼミは関西から西・・
と決まっていたのですけど、今は、東京近辺でもクマゼミの鳴くことがあります。
関西の人は「東京のミンミンはうるさい」そうですが、関東の人は「クマゼミはうるさい」
広島の平和祈念式典の間じゅう、鳴いているのは確かにうるさいですねえ。

主宰の亡きあと、俳句があまり作れなくて困っています。
何だか、叱られないことに慣れていなかったような・・
返信する
Unknown (ふきのとう)
2023-07-23 06:43:44
最期をご主人様と共にされていらしたことはなによりでした。しばらくはお辛いと察し致します。ご自愛をなさいまして。
返信する
Unknown (小父さんA)
2023-07-22 21:40:25
最初の写真、素敵ですが今日撮られたものですか?

>久々に雨で樹々が洗われて、空も青さを増して、梅雨明けの雰囲気の日となった。

写真もきっとその様子なんですね。

>・・何もかもが旨くいく、という訳にはいかない。

あらあら

>今日は私の好きなからりと暑い天気の筈なのに頭痛までしてきた。

通院がんばってください。

程度は違いますけが、私も呼吸器内科に行くと咳止めの薬を減らそう減らそうとされるので困ります(笑)

>今日出かけたら初めて蝉の鳴き声を聞いた。みんみん蝉だった。

確かみんみん蝉は九州や関西には居ないんですね。
だからみんみん蝉の鳴き声を聞いたのは、関東だったか?でわずかな経験しかないです。

>昨日は、部屋に籠って結社誌の最終号を読み耽っていた。

貴重ですよね。

>誌上に、亡くなる2日前の講演会の主宰の話が再現されている。

それはそれは・・・。

>足腰の丈夫なご主人がいつも同行されていたので、最期はお一人ではなかった、というのが救われる。

それはよかったですね。

>最期の日まで精一杯の多忙な人生を生き抜いた主宰の大往生を「お見事」と拍手すべきかも・・と

素晴らしいと思います。
私もそのような生き方をしたいです。

でもKUMIさんにおかれましては、簡単に割り切れるものではないでしょうね。

有難うございました。
返信する

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事