エコー検査

天気　曇一時雨のち晴

半年ぶり、乳腺外科での検査の日。去年末にＰＥＴ検査で異常なし、と出たが、まだまだ再発転移の可能性はあるし、可能性のある厄介な種類の細胞らしいのだ。ま、乳がんは他のがんとは違い5年経過で少し安心、10年過ぎて完治、というのだから仕方がない。
検査結果は、まあ大丈夫でしょう、ということに。次回は半年後にフルコースの検査になる。

検査予約が10時40分、その結果を聞く診察予約が11時。検査は時間通りに始まったが、いくらなんでも検査だけで20分くらいはかかるし、着替えて診察室へ行く時間もあるしそれは無理、と待つ覚悟はしていた。
診察を終えたら12時過ぎていた。
でも、この医療センターは、待たされることがあっても大学病院のようにイライラしない。
診察の手続き（診察券を機械に入れる）をすると、携帯電話の大型のような「呼び出し器」というのが出てくる。自分の検査や診察の順番が近づくとブザーが鳴り「外科の○○でお待ちください」と画面に出る。待ち時間が長くなるときは「本日は○○分待ちます」と出るし、診察の番になるとブザーが鳴って画面が「○○診察室へお入りください」と知らせてくれる。
だから、待合室はとっても静か。たまに呼び出し器のブザーが鳴る程度だ。
病院内のどこに居ても良いから、待ち時間が長ければカフェで休むことも出来る。
支払窓口に並ぶ必要もない。支払計算が終わると、それも教えてくれる。
そんなシステムに慣れてしまったので、大学病院の、まるでヤッチャ場みたいに飛び交う「○○さ～ん○○診察室へお入りください」の呼び出しの声に耳を澄ませるのに疲れることがないのだ。

そんな静かな病院から出たら、みんみんがあちこちで鳴いていた。今年の蝉はなぜかみんみんから鳴き始めた。

病院を出てみんみんの喧し　　KUMI

武蔵野探勝吟行・ビール工場

天気　時々雨

天気はビールを飲むのに向かない日。
昭和10年7月に虚子一行の「見学」した横浜・生麦のビール工場へ行った。この工場は、関東大震災ののちに山手からここへ越したのだそうで、歴史は古い。敷地も相当に広くてレストランやビヤホール、庭園もある。
無論、我々も見学コースで工場内に入った。私は10年以上前にも行ったことがあったのでビール製造過程はあまり面白いものではなかったが・・

さて、工場の見学を終わると「試飲」がある。なんと、このグラス（レストランなどではＳサイズだろうか）に3杯まで好きな種類のビールを飲める。時間制限はあるが、おつまみ付き、お土産に発泡酒の缶1個。

昼間からビールを飲むことはあまりないので、1杯でも結構酔った気分になったものの、やっぱり「無料」には弱い。工場で出来たばかりの生ビールは本当に美味しい・・ということで2杯目に挑戦、でも、半分飲んで途中で考えた。午後の句会のために俳句も作らなくてはならない。

と思いつつ、仲間も結構酔っているし、ま、テキトーに。という気分の吟行になってしまった。でもみんなきちんと佳句を作る。凄いです、我らが句仲間は。

雨の中に並んだビールの貯蔵タンク。
我が家の近くにも某ビールの工場があるけれど、やっぱりここは規模が違う。

ふつふつとビール醗酵戻り梅雨

思わぬ「収穫」

天気　曇・午後雷雨

ベランダでミニトマトが熟した。・・といっても植えた訳でも蒔いた訳でもない。
5月ごろ、プランターに何かが何本か生えてきて、抜き捨てようと思ったらトマトの匂いがする。雑草は時々生えるが、多分草の絮が7階のベランダまでも飛んでくるのだろう。でも、トマトの種が飛んでくるわけがない。
ヒヨドリの落し物、と考えるのが妥当なようで。
食べてみたら、結構美味しかった。ただ、皮が固い。あと10個くらいあるので、ちょっとだけ楽しみだ。

午後、ＴＶで高校野球の準々決勝を見ていたら、神宮球場に大雨が。都心の方では相当な一時的豪雨だったようだ。同じ時刻に我が家の方にも降りだしたものの、それほどの大雨にはならなかった。
早く上がってしまった梅雨、水不足で、利根川水系では取水制限になるとか。
ところが、明日からの予報を見ると、気温も下がってどうも戻り梅雨のような。不足した雨が取り戻せるのなら、それも仕方がないかもしれない。

立ちのぼる木の香草の香夕立くる　　KUMI

眼科・大学病院

天気　晴れたり曇ったり夕方雨

昨日は参議院選挙、結果は思ったとおりで・・それでブログを書いたのだが、内容を少し間違ったのと、政治のことは書かないつもりがちょっと書き過ぎたので今朝削除。

そのあとに半年ぶりに大学病院の眼科の検査へ。10時に家を出て11時に病院へ着き、検査と診察、会計まで終わったのは午後2時過ぎだった。いつものことながら疲れる通院だ。
結果は・・白内障はあまり進んでいないのでまだ手術の必要はなし、難病のために心配される角膜の状態もそう悪くはない、とのこと。次回は1年後に・・というので、苦痛そのものの通院からは1年間解放された。
でも、右眼の緑内障の視野狭窄はかなり進んでいるので、距離感が掴めなくて階段を下りるのが怖い。地下鉄のエスカレーターはなぜ上りしかないのだろう？エレベーターはあるけれど、ゆっくり足元を確認すれば降りられるからわざわざエレベーターを使う必要もないし。
下りているとき急ぐ人に後から押されたりしたら大変。やっぱり待ってもエレベーターに乗ろうかな、と思った。

パソコンとカメラのファインダーを使えるのもいつまでかな、と時々思ったりする。

夏雲の窓に流るるビルの街　　KUMI

句会・大久保

天気　晴

爽やかな「夏」が続いている。今日は空が秋のように高く感じた。雲のかたちが秋めいていたからだろうか。

毎月の俳句会館での勉強＆持ちよりの句会。
今日は女性のメンバーの欠席が重なって、男性5人に女性2人。この男女比は結社の句会でも珍しいかもしれない。いつもの郵便での投句が2人あったので、人数としては話が行きわたって良かった。
この句会、吟行句会とは違って人事や境涯句が多くなるのが面白い。今日は選もばらけて、突出して人気のあった句もなく。言いたいことを皆が言える時間も持てて。

明日は参議院選挙。迷いながらこんな句を出してみたが、結果はいま一つだった。時事川柳ならぬ時事俳句は難しい。

とり戻す日本とは何蚊喰鳥　　KUMI

帰宅したら、昼間のうろこ雲がこんな夕焼けになっていた。