KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

河津桜

2014年02月23日 | 旅行
天気 晴

昨日、念願だった河津桜を日帰りで見に行った。
伊豆へはかなり行っていて、でもこの寒い時期には行ったことがない。近いから行こうと思えば行ける、と思っているうちに月日が過ぎてしまい・・「そのうちに行こう」はもう言えないトシになってしまった。
日帰りで行けないか、と思ったら、「踊り子号」が休日だけ八王子から出ていることが解った。新宿や東京駅での乗り換えなしで行けるなら日帰りでも疲れないだろう、と思い、ツァーを申し込んでみた。
申し込んだあとで二度目の大雪。きっと開花が遅れるだろう、と思ったものの、次の週末は予定もあるし変更手数料もあるので昨日に強行。

曇天の上にともかく寒い日だった。やはり開花は遅れていて、見頃は今週末らしい。ただ、河津駅に近い海への道の桜はもう見ごろだった。


山へ向かう道は、まだちょっと早くて。




寒い2月に花見が出来る、というのが河津桜の魅力、とはいえ・・途中、ゆっくり花の下で休むもう、という気分にはならない。おまけに凄い人出にびっくり。
とはいえ、雪景色を眺めている毎日、春を先取り出来たことい満足。

河津桜の由来が解った。昭和31年に、川の土手で発見した苗木を育てた人が居て、それが交配種のこの濃い色の桜、しかも一ヶ月も花が持つ。その原木から苗木を増やして町の花にしたのだという。だから古い木でもまだ50年くらい。まだまだ若い木が多い。
今は各地に河津桜は植えられていて、珍しくはない。なるほど、と納得した。

(他の写真は後日)

潮風に咲き継ぐ河津桜かな  KUMI
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昭和・・

2014年02月21日 | 俳句
天気 晴

今、句友に借りた三田完氏の「歌は季につれ」という随筆集(でいいのだろうか?)を読んでいる。作者は俳人・長谷川かな女の孫にあたる人で、私よりもかなり若い。母親も俳人で、今は本人も俳句を作る人だ。NHKの芸能番組のプロジューサーをしていたので芸能全般にとっても詳しい。作者のことはさておいて・・
内容は、まさに昭和の、私の生きた時代をその時代に流行った歌で切り込んで書いていて、そこに俳句を配する、という巧妙な書き方。

月刊誌に掲載していたようで、毎月、ひとつの歌がテーマになっている。
 「野崎小唄」「満州娘」・・なんて、私の知らない時代の、でもなぜか知っている歌だ。
 「青い山脈」「リンゴ追分」・・歌を思い出すだけで子供の頃の暮らしが目の前に広がる。
無論、「パッパー警部」や「春一番」など、作者にとってきっと思い出深いであろう昭和後期の歌も出てくる。
36の歌、全部、歌詞までとは言えないが私の知っている昭和の歌なのだ。

私は、仕事を離れてからは「年号」で今を考える習慣がなくなった。すべて西暦で考える。だから平成何年、と書くときは考えないと出てこない。
それが、昨年末に年賀葉書を買ったら「平成26年」とあった。え~っ、もう平成になってから四半世紀も過ぎてしまった?ぞっとした。
     平成も四半世紀や返り花 KUMI
ちょうどネット句会で「返り花」の題が出たので作った句。あまり評判は良くなかった。

今もまだ、昭和を生きている気分。で、それが昨日の句になった。変な句ではあるけれど。

雪折れの竹青々とそよぎけり  KUMI
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オリンピック終盤

2014年02月20日 | 暮らしのつぶやき
天気 曇がち

寒さは相変わらずで、雪が融けない。それでも家の前の梅は大分開いてきて、春は来るようだ。
家に居ることが多くて、深夜前のオリンピックのライブ中継はどうしても見てしまう。フィギュアスケートに人気が集まっていて女子のショートで最悪の結果が出てしまったが、私はスノボーやスキー競技を十分に楽しんだ。メダルが取れても取れなくても、一流選手の争いは見ていて感動する。
日本の選手の活躍する競技もそろそろお終いに近い。
4年に一度のこと、さてこの次は元気で見ることがあるだろうか?と思ってしまう。

白梅や昭和引きづり今を生き  KUMI
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残雪

2014年02月19日 | お散歩写真
天気 晴

朝の気温は低くて、まだ道路の凍結もある。
風はないから日差しは暖かく感じるので、昼過ぎに大雪後5日目の散歩道へ出かけてみた。腰痛にまだ不安はあるものの、運動不足は解消せねば、である。
武蔵国分寺の薬師堂は、上の写真のように甍から落ちた雪がどかっと堂前に山積みになっている。わが家からは裏口から入ることになるが、お参り出来るだけの道は作ってあった。
堂の境内のお地蔵さんも雪に埋もれていたらしい。


階段を降りてお寺の境内へ。黄梅が咲いているかと思ったがまだまだ。その替わりに、猫柳がもうきらきらと光っていた。


お寺のそばのベンチにノラが座っていた。雪解けの泥で、長い毛が汚れていて可哀そう。


ちょっと休憩したくて、珍しくカフェに寄る。実は、カフェのテラスの前に小鳥の餌場を設けてあるのでメジロかシジュウカラでも来てくれるかと思ったのだが・・来なかった。


階段を登っていつのも公園の北側だけ寄ってみた。遊歩道はきれいに雪かきしてあったが、雪の深い林の中には入れなかった。が、まんさくが満開。


あまり無理をせずに帰宅。ちょうど下校時で小学生と一緒になった。日の当たらない学校の近くの道は、何だか雪国のような。


斑雪猫伝ひくる築地塀  KUMI
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秩父

2014年02月18日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

山沿いの地域では、山梨だけではなく群馬から埼玉、東京、と広い範囲で大雪で孤立している集落がたくさんあるという。TVの映像を見ると、行ったことがあったり、通ったことのある場所が多い。
写真は、2010年の1月末、秩父で札所巡礼を兼ねた俳句修行に行ったとき、止まったホテルから撮った朝の両神山にかかる寒の満月。
写真には雪がない。その後少し雪が降ったようで、2ヶ月後の彼岸ころに行ったとき、山間部のお寺さんには残雪が少しあった。
 登りきて残雪掴む法雲寺 KUMI
という句が残っている。

その秩父も、TVで見たら、1mを越すような雪で道が閉ざされ、民家の屋根も雪おろしをしたいような雪の嵩だ。
秩父市が県へ自衛隊の派遣要請をしたら、県知事が「人命に及ぶほどではなし」と取り合わず、3日目の昨日になってようやく自衛隊派遣を決めたという。
埼玉には大きな自衛隊の駐屯地があるし、わが家の近くには災害のための部隊がある。ヘリで飛べば近いところ。停電している家もあるようで、この寒さの中、高齢者が命にかかわるこもないとは言えない。
札所巡礼ではとてもお世話になった秩父、早く雪が融けて欲しい。桜が咲くころにまた、行ってみたい。

  残雪の下より草の這ひあがる  KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする