秋澄む

天気　晴のち曇がち

「秋澄む」「水澄む」という季語が好きだ。今日は、そこまで秋の空気にはなっていないけれど、多分一ヶ月ぶりくらいで公園から湧水の道へ下っての散歩にした。
公園の、林の遊歩道入口にムラサキシキブが色付き始めていた。枝の上の方の葉っぱが虫食いでなくなっているけれど、これはムラサキシキブの本物だと思う。ニセモノがある訳ではない、公園などでたわわに色づいているのは大抵がコシキブで、ムラサキシクブではないらしい。

急な階段を降り切ったところが崖（こちらではハケという）の名水百選の水湧くところ。夏に見たときと違い、なんと水量の増えたこと。汲みにくる人が絶えない。（汲んでいる人は、赤の他人です、顔は写さなかったので許してください）


そのもう一段下のところ。ここは、農家の庭の前を通っていて、これで洗った野菜を売っている。


武蔵国分寺の庭も、秋草が咲き乱れている。ことに今は秋海棠がいっぱいだ。


下の写真は、スマホで撮ったもの。マクロレンズなんて持っていないので、スマホの接写にハマってしまった。フォーカス設定が出来るのでちょっと楽しい。


遊歩道の脇にあるカフェのテラスで昼食。カフェの名前の由来は「お鷹の道のカフェ」の略。江戸時代、紀州徳川家の鷹狩の地だったことからそう言いならわされている。
実は、ここでコーヒーは飲んだことがあっても、食事は初めてのこと。散歩に出ても昼食は家で、というのがお連れさんの週間で。でも、今日は家に帰っても昼食用のものはないので、無理にここで食べてもらった。


私は、スープカレーなるものをとってみたのだが・・大失敗。
容器が写真のように丼なので、なかなか冷めない。猫も驚くほどの猫舌なので水で舌を冷やしながらの食事。味はまあまあだった、というか、火傷しないように食べるのが精一杯で、味わう余裕がなかった。


そこから、少し遠回りをすれば緩い坂道を通るだけで家に帰れる。
でも、今日は薬師堂への60段はある階段を上がって、近道をした。あれ？こんなに楽に昇れるのだ、と、びっくりした。足は快調だ。


湧き出でてたちまち水の澄みにけり　　KUMI

彼岸花

天気　晴のち曇

やっぱり「♪赤い花なら曼珠沙華♪」なので・・古い・・それほど好きではない花でもこの時期は心躍るものがあって。
一昨日と同じく林の花を見に行ってみた。ちらほらと赤い花も咲き始めていた。でも林の遊歩道には柵を作ってあるので遠くからズーム目いっぱい。


元々は赤の方がたくさん咲くので、白に勝つのはやはり彼岸の入りくらいだろう。

本当は崖を下りて久しぶりにお寺さんの方へ行きたかったけれど、銀行へ行かないと・・というお財布の中身。一昨日と同じ道をたどった。
花壇にヒョウモンチョウが。この蝶を見ると、秋になった、と思う。


池のほとりへ行くと鯉が近づいてくる。鴨も三羽、やってきた。餌やり禁止、と標示があるのに餌を撒く人が絶えないので、人の足音に敏感なのだ。
私はやりませんよ・・ごめんね、餌は自分で探してね。


銀行へ行く途中で、スマホの災害情報が鳴った。「火山噴火がありました」画面を見ても、老眼鏡に替えにと字は読めない。あとで確認したら、阿蘇山だった。
毎日、何かの自然災害のある列島、国会も大変なことになっているし、静かな日が早く来ないかな、と思う。

翅のあるものへ等しく秋の風　　KUMI

私は元気です

天気　曇

写真は、家の(マンションの)敷地に咲く彼岸花。昨日のタマスダレと同じく、スマホの接写機能で撮ってみた。今日は曇天だったので、赤い色合いが旨く出なかった。でも、ハマりそう。


今日のタイトル、「私は元気です」本当に元気なのです。今年いちばんの元気な毎日です。

退院してから、何人もの方にメールやら手紙やらで激励とお見舞いをしていただいた。「どうぞゆっくりと静養なさってください」「早く回復されますように」などなど。とてもありがたいのだけれど・・
実は、私は今、これまでにないくらい元気。ペースメーカーを入れた翌日から、もう足も頭も軽くなった（体重はもともと軽い）。あの不快な眩暈は殆どなくなるし、5000歩くらい歩いても疲れないし。手術の傷口はまだ痛むものの、それ以外は、まったく問題がない。6月以来の不快な感覚のない毎日がとっても嬉しい。

問題はたった一つ。植え込んだペースメーカーが「定着」するまで左腕に無理をさせない、という暮らしをしなくてはならないこと。

ペースメーカーは「植え込む」と言う。左の肩甲骨の下あたりの皮膚に真横に切れ目を入れ、Ｙシャツのポケットのようなものを作る。そこに500円玉よりひとまわりくらい？の大きさの器械を植える。細い線で、心室と繋いだらしい。植えるのだから、植物が根っこを張るのに時間がかかるのと同じで、それに成功しないと面倒なことになるらしい。
今月末に植え込んで1ヶ月目の器械の具合を調べる。3ヶ月はともかく無理なことはしないように、と注意事項にあるけれど・・あまりにも体調が良いので、それを忘れてしまうことがある。何とか、重たいものは持たないようにはしている。なので、カメラ散歩が出来ないのだ。

ということで、荷物を持ち歩く吟行句会は今月、断った。体調は凄く良いのに吟行に行けないのは本当に悔しい。鞄持ちの秘書を雇いたいくらいだ。

電磁波に注意、とか、携帯は胸から20㎝以上離すとか、他にも色々と注意事項があって、不自由をすることもある。体脂肪計測の出来る体重計も使えない。
という不自由があっても、ともかく元気で歩けるのは何よりも幸せなこと。

今日の夕焼、久しぶりに息を呑む美しさだった。これもスマホで。


ひがんばな明治生まれの母のこと　　KUMI

(一昨日が母の誕生日で、なんとなく思い出した)

地震に目覚めて

天気　晴

まだまだ夢の中、という時間にドシン、という感じでかなりの揺れが・・夢？と思いつつ毛布を被ると、隣室の居間の棚から何かがガラガラと落ちる音。あ、地震、しかも大きい、と今度は目が覚めた。茨城の災害地だったら気の毒・・と思いつつ起きてスマホの地震速報を見たら東京湾が震源地。
調布で震度5弱、わが家のあたりは4強くらい？でも揺れ時間が短かったので、ちょっとモノが落ちたくらいで済んだ。
1時間も早く起こされてしまい、ご機嫌悪い朝となった。

で、機嫌を直すべく、昨日カメラを持たずに行ってスマホの撮影で失敗した彼岸花に再挑戦。今日は、夫が一緒に行ってくれるというので、カメラと水は持ってもらった。
必要なだけのシャッターを押すくらいなら、左腕に差支えないだろう、と。
数日すれば赤い彼岸花も咲くと思うけれど、林の中はまだ白一色だ。ここは、規模は狭いけれどあまり人も来ないので、紅白の彼岸花を撮れるという穴場、かもしれない。場所はナイショナイショ。といっても、いつも行く公園の林。



木洩れ日が旨く玉ボケを作ってくれた。



林を抜けて公園へ。今年はギンナンの当たり年？銀杏並木からはギンナンの匂いが満ち溢れていて、うっかりすると上から落ちてくる。見上げれば、鈴生りだ。


スマホでは旨く表現できなかった池の秋草も、カメラでは・・


カメラは、必要以上は使わず、あとはスマホで昨日の失敗をどうしたら克服できるか、と、あれこれと設定を変えたりして公園のサルビアなど、撮ってみた。今ひとつ。旨くいかない。
で、家の前に咲く小さなタマスダレの花を撮ったら、何とか成功した。
これで花の写真の接写も大丈夫、かも。



木洩日の一条しろばなまんじゆしやげ　　KUMI

束の間の・・

天気　晴のち曇がち

朝、起きたときの富士山のなんとすっきり・・寝ぼけまなこで一枚撮って、さてゆっくり撮りましょう、と、朝ドラが終わってから見たら、あらまあ、もう雲がどんどん出てきてしまった。束の間、拝見してお終い。

水害の報道に胸を傷めつつも、私には何も出来ないし。社会に迷惑をかけないよう、せめて自分の命を大切にするしか。
と思いつつ、やっと雨の心配のない天気に、久しぶり（一週間ぶり）に公園を廻って散歩兼買い物に。空の青さが眩しくて、風が爽やかで。


左腕は使用禁止（手は使って良いのです）、カメラは買い物の邪魔にもなるし重たいので持たず、しばらくはスマホがメイン、と思って色々試したり、設定を変えたり。
林の彼岸花が咲き始めていたので、接写でフォーカスを効かせて・・などと欲張ったら、失敗した。でも、少し色づいたマユミの実を撮ってみて、うん、この調子でこれからは撮ってみよう、と。


池の水がかなり増えていて、公園の「ナイアガラ」もボリュームが出た。風景をスマホで撮りたいような写真にするのは、なかなか難しい。



消防署囲み秋蝉かまびすし　　KUMI