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KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

吟行句会、向島百花園

2018年11月19日 | 俳句
昨日の話です。

昨日は隔月開催、そのため、2ヶ月置きに二日続きの句会となってしまう。第三土曜・第三日曜、という定期開催なので。同じ結社の仲間中心なのだがメンバーが重ならないので、文句は言えない。以前は疲れる、などと思うこともなかったけれど、さすがにこの数年は・・

薄日も差す日で、江戸菊の展示に飾られた園は晩秋の色いっぱい。その展示を入れて入りから撮ったら、門だけしか写っていないかった、スマホは難しい。

家から1時間半以上もかかってしまうので、朝に弱い私は到着してから1時間半くらいで10句を作らねば、となってしまう。ちょっと写真を・・と写真に集中したら時間がない。
菊の盆栽展のしていて、みごとだった。


仙人草。髭の間にこんな実があるとは今まで気づかなかった。珍しいので写真にしておいた。


枯れ始めた芒が真っ白で、枯れ色になっていく園は、一年のうちで私の好きな季節だ。でも、銀杏の色づきがちょっと・・やはり台風の影響だろう。

気温もさほど低くないので外で弁当を、と思い、バスに乗り換える亀戸の駅ビルで買ったお弁当。これがあれば食べながら句を考えられる。


この老舗の店の弁当は無添加無着色、季節によって色々変えてあって、でも、いちばん小さなものは10時過ぎてしまうと売り切れることが多い。昨日は間に合った。980円のあさり飯弁当。私にはちょうど良い量で、味からしてもこれは安い。亀戸大根の醤油漬けが美味しい。

園内の茶店で、煎茶を注文してテーブルを借りた。「さはら(佐原)」は茶店の経営者の名前で、江戸時代から園内で営業していたとか。東京都が管理するようになっても、茶店の権利は続いていると聞いたことがある。
甘酒が名物で、冬には美味しくいただくことにしている。最近はコーヒーも売っている。江戸情緒の中で飲むコーヒーも悪くないかもしれない。
ここでお弁当を食べて正解だった。それまで5句しか作れなかったのに、ここで5句作れた。
ギリギリセーフ。だんだん頭の働きも遅くなり、以前のように出す句を「どの句を落とそうかな」などという余裕はなくなった。でも、午後に句会があると思うと何とかなるものだ。句会の結果も、まずまずだった。

菊日和茶屋の珈琲よく売れて KUMI
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句会・大久保

2018年11月17日 | 俳句
天気 晴

今日もまた小春日和。大久保の俳句文学館での勉強&持ち寄りの句会。
新宿のもまた澄んでいて、裏通りの混み合う電線が目立った。この通り、20年間通ううちに普通の家がなくなって小奇麗なアパートが増えていき、それでも電柱と電線だけは相変わらずなのだ。単身の外国人が住民に多いようだ。

今日は7人の参加プラス郵便の投句1人。吟行句会とは違って色々な句のあるのが楽しい。
句会に間に合わなかったが、イタリア人の青年・デイエゴも仕事を終えてから来てくれた。来月は一時帰国するというので、来年帰京したら又、句会を一緒に出来るだろうと思う。何しろ俳句も翻訳して本にする、という彼の日本語は今どきの日本の青年より勉強しているからこちらも負けそう。

句会の成果はあまりなかったものの、今日は楽しめた。
今日の句に出た季語に「蒸飯(ふかしめし)」というのがあった。冬の季語にあるのは知っていたものの、句会で見たのは初めて。私には昔、ご飯を温めるために蒸した、という意味は解っていたが、少し若い世代の人は「おこわのように蒸したご飯」と思っていたらしい。いえいえ、電子レンジのない時代は蒸し器を使ったのですよ。
と、半世紀以上前、狭いアパートで始まった新婚生活のみすぼらしさを思い出してしまった。

秋天へ街の電線混沌と  KUMI
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紅葉・黄葉 昭和記念公園②

2018年11月16日 | お散歩写真
天気 晴

昨日のからりとした晴天は、もうお終い。でも小春日の一日だった。
今日は、俳句の日。明日の句会のための句を推敲し、勉強会のために結社誌を読み・・半日が終わる。

昨日の続き。
黄葉のあとは紅葉。広い公園、日本庭園へ向かう道の途中も楓の紅葉や雑木の黄葉が楽しめるはずなのに、今年はちょっと・・の光景で。「みんなの原っぱ」の真ん中にある大欅もこげ茶色になっていてはっきり言って汚いので写真にしなかった。ただ、富士山が見えて感激。
日本庭園は、それなりに紅葉が見られた。上の写真は、この時期だけ開く裏門にあたる東門のあたり。

そして、池に架かる橋からの最も良いはずの風景。ちょっと紅葉に勢いがない感じだ。


この茶室の向こうに綺麗な紅葉が見られて、そこにだけ人が集中していて、ゆっくり写真を撮れない。ま、いままで何度も見ているからいいか、と。根性がない。


紅葉はあまり期待できないので、あとは青空を楽しんできた。これほど綺麗な青空は滅多に見られるものではない。




残りの写真は、後日。

振り向けば落葉蹴散らす犬の貌  KUMI
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紅葉・黄葉 昭和記念公園①

2018年11月15日 | お散歩写真
天気 晴

昨日、天気予報を見たら今日は最高の晴天になるという。昭和記念公園へ行ける日を探っていたので、明日しかない・・と急遽決めた。決めてから、今日は太極拳の日だと知ったが、仕方なし。太極拳は来月もある。銀杏並木の見ごろは待ってくれない。
という、上の写真、カナール(運河、の意味で水辺を作ってあるのでそう呼ぶらしい)の銀杏と日本庭園の紅葉を見に行った。
カメラのレンズ、ズームしか持たなかったのでスマホで撮った方が広角に見える。


この並木がカナールを挟んでもう一つあって対象になっている。写真が有名なので関東では「見たい紅葉・黄葉」の一番人気、とか。今日は、残念ながら写真左の並木はほぼ半分が散っていたので写真にはしなかった。ともかく、もう見ごろは終わり。


順番が違ってしまったけれど、下の写真は立川口の手前から見た風景。


奥に奥多摩の山並が見えて、手前にどうだん紅葉の刈り込みがあって、好きな風景だ。
それにしても、今年は台風の塩害で銀杏以外の雑木がの葉が茶色くなっていて、散らないで枯れたまま。多摩のどこも同じで、ここもまた例外ではなかった。街なかの欅とは違い、ここは空気が綺麗なので欅も色づくのに、とがっかりした。
そんな中で、今日の一番の風景は・・


原っぱの向こうに真っ白な富士山が見えた。富士山なんて家を出るときに見ていて、大きさは同じなのになぜか随分近づいたような気がした。ぼんやりした富士山は見えていたことはあっても、こんなにきれいに見たことはなかった。今日はよほど空気が澄んでいたのだろう。真冬に行ったことはないので、今度は寒中の富士山の見える日にここへ来てみよう、と思った。
申し分のない青空の小春日、12000歩も歩いてしまった。本当は、昨日から膝が痛みだしたのに・・

日本庭園ほかは、後日。

どこまでも歩けさうな日冬うらら  KUMI

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菊日和

2018年11月14日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

ようやく一日晴れて、掃除洗濯を終えてからちょっと用あって外へ出たらもう昼食時間になってしまった。
明日までは完璧に晴れるようなので、いよいよ昭和記念公園へ行けるかな・・と思っている。

菊日和・柿日和、という秋の季語が好きだ。澄み切った秋の晴れた日を、秋澄む・空澄む・山澄む・・という季語の表現がある。今は暦の上では冬に入ってはいるけれど、晴れればやはり湿気のない季節だから澄んだ空気を感じられる。そして、関東平野にはまだ寒さは来ないので晴れれば快適な日々だ。。
ところが、今日のTVの映像で北京の街を見てびっくり。排気ガスで汚れ切った、向いのビルも見えないような秋晴れ。
中国には、「秋澄む」とか「冬麗」などということばは、もうないのだろう。これが偏西風に乗って今年も日本までやってくるのかと思うと、化学物質アレルギーの私は、映像を見ているだけで眼が痒くなった。何とかならないの?

朝の音なり大根の千六本  KUMI
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