KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

免疫療法21回目

2023年11月16日 | 俳句
天気 晴のち曇

写真は、川崎市民家園の紅葉。紅葉の名所ではないけれど、少しだけ紅葉のきれいな場所がある。

パソコンの調子が今ひとつ。ま、私がダメになるかパソコンの方が先か、と競っていたので本当は諦めが付く筈なのに。一ヶ月延期した化学療法(免疫療法)の点滴、昨日は21回目だった。途中、今回のように延期になったこともあるけれど、ともかく2年以上も続いて、患部は発病したときよりも良くなっていて・・でも抗がん剤ではないから、治癒は目指せないらしい。
でも、よく頑張りましたねえ・・毎回病院へ付き添ってくれるあーちゃんにも感謝感謝。昨日は、フラフラ状態で点滴したので、なおフラフラになってしまい、今日の午前中まで続いていた。コロナの後遺症がプラスされているので、どこ迄が副作用なのかコロナ後遺症なのか解らない。主治医に訊いても呼吸器科なのに「長引く人はいますねえ」くらいしか答えがない。そりゃそうでしょう、コロナのことなんて完全に解明されるのはいつのこと? 

コロナなんかどうでもよろしい。私はどうなるの?いつまでこの薬を打ち続けるの? 高齢者に医療費を使い過ぎだから、これからは治療内容も考えなばならぬ・・後期高齢者医療に関してはそんな意見も出始めているようだ。治癒する訳でもなし、仮に治癒したって、もう生産性もなく社会貢献出来ない後期高齢者ですからねえ・・
などと、点滴している間、ずっと考えていた。これから先、介護の現場も人手不足、長生きするのが社会的損失になっていく・・でも、私、まだまだ平均寿命には届いておりませんよ。

パソコンの最後はもうすぐのような・・これは見届けるしかないようだ。
そのあとは? 飼うか・・いや買うかどうするか。何だか、写真をしていた頃のパソコンは私のペットだったような気がしてきた。今はほったらかしなのでご機嫌斜めなだけかもしれない。でも、私にはご機嫌のとり方が解らない。

ほつほつと柿に茶の花友老いぬ KUMI
コメント (6)
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木枯し1号

2023年11月13日 | 俳句
天気 曇のち晴

今日の不気味な朝焼け。厭な雲ゆき、と思ったら寒い風が吹き荒れて歳末の空っ風のような・・夕刻、木枯し1号だった、と知る。3年ぶりだという。去年一昨年は、木枯しの吹かないうちに冬が来たということだ。今年はきちんと吹いたけれど・・先週には夏日もあったというのに。
まさかそんな風が吹いているとは思わず、昼食後にスーパーへ行く気になった。明日でも良いけれど、どうしても柿が食べたくなった。熊みたい。窓から見ると風は強いらしいが、そう冷たいとも思えず。ところが、帰路には向かい風になるのでもう、風で息苦しさが倍増した。短い距離ながら、駅の周辺はビル風が走り抜けるので超軽量級の私は命がけ。帰り着いたら、体力使い果たした気分になっていた。
コロナ感染後のこの体力のなさは、もう、後遺症などと言えずこのまま定着してしまったようだ。そう覚悟した方がいいかもしれない。
それにしても年末が来てしまったようなこの寒さ。本当に夏と冬の間の季節がなくなった、と思う木枯しだった。

ちょっと懐かしい干し柿の風景、吟行句会で行く川崎民家園で。ただ、このときは吟行ではなかった。木枯しは干し柿に有難い風。

私の部屋は見晴らしは良いけれど寒い北向きの部屋。他の部屋へ替えることは出来る。「希望しておけば、空いたときに移れます」と言われて入居したので、気楽だった。入居して半年ほどで、向かい側の南向きの部屋の人が他の施設へ移ったとき、いちばん良い部屋なので考えてみたが・・生活を始めるといくら廊下を挟んだ部屋でも、移転は気が重い。でも冬になって寒さを感じると、やっぱり移りたい・・
そんな葛藤ばかり。だが、もう諦めた。見晴らしの良い4階以外の階へは行きたくないが、最初に空いた部屋以外は、空室になった理由がすべて「天国への移転」だった。それも、入院先で最期を迎えるのではなく、自室での看取り。この施設は、それをしてくれるのも「売り」になっている。大きな持病持ちではない超高齢で体力が弱って・・いわゆる「老衰」状態になると寝込んでから最期を迎えるのも早い。いわゆる「大往生」だ。入院の理由もない。最近では100歳の方が、ほんの1週間くらい食堂へ来なくなったと思ったら寝込んでいて、あっけなく・・

入居して3年にもなると、そういう人だちと仲良く付き合っていなくても、知り合いにはなっている。その、最期を過ごした部屋がどんなに良い部屋でも、私は彼女(彼)の過ごした部屋へ移る気になれない。
でも、そんな心情は私だけなのかも。100歳の彼女の部屋へは、下の階のかなり元気のある人が移ってきた。階が違うと抵抗ないのかな?と思ったり、私の心情がおかしいのかも・・と思ったり。

木枯しへわが痩身の体当たり  KUMI 
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この花、育てないで・・

2023年11月12日 | 俳句
天気 曇  9℃

一気に冬が来たような朝。最低気温8℃で最高気温9℃だという。すっかり冬になっている。写真は、今日のものではないけれど、公園ではもうすぐこんな光景になるのかも。でも大抵はこうなる前に掃除されてしまう。

何気なくgoo blog を見ていて、開いてしまった見ず知らずの方の頁に、青い朝顔の写真と話が載っていた。青い朝顔・・ヘブンリーブルー。「秋になっても町のあちこちに咲いていて綺麗、私も育てたい」みたいな内容だった。
青い朝顔、といっても西洋朝顔のこと。別のフリー素材の頁からいただいた凄い迫力の野生化したヘブンリーブルー。


知らない人のブログだったけれど、思わず「育てないでください」とコメントしたくなった。

先週、通院のバスの窓からもまだ元気に咲いているこの花が見えた。塀を越えて電柱に絡みつき、綺麗な花をたくさん咲かせていた。一日中咲く花で、秋になってもしっかり咲いて、繁殖力が強くて、とにかく今は野生化していることが多い。ナガミヒナゲシのように外来駆除植物には指定されないのかしらん?
日本朝顔好きの私には、どんなに綺麗に咲いていても写真に撮る気にはなれない。でも今は、手のかかる朝顔を育てる人が少なくなっているので、この西洋朝顔の方が見る機会は多いかもしれない。
朝顔市で、江戸朝顔と同じように伝統の行灯仕立てにしたヘブンリーブルーを見て、ぞっとしたものだ。買う人、多いでしょうねえ、「昼間になっても萎れません、育てるのが楽です」みたいなことを売り手が言っていたのには呆れた。夫の亡くなった年のことだった。毎年行っていた朝顔市、あれが私には最後となったが、今も西洋朝顔は売られているのかしらん?

どんよりとした空の一日。この雲が去ったら、一度雪の消えてしまった富士山は真っ白になっていると思う。もう、根雪になるだろう。それだけが寒い朝の楽しみ。

時雨るるや空を仰いで駅を出て  KUMI
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突然冬になっていく

2023年11月11日 | お散歩写真
天気 晴れたり曇ったり 15℃

今日の最高気温が15℃、明日からは朝の気温が一桁になるという。数日前までの最低気温が、今日は最高気温なんて許せぬ。写真は、日の出の頃の北の空。日の出るあたりは雲が出ていて、日差しはなかった。
本当に秋のないまま冬になる、ということ? 今年初めて温風器を付けた。つい先日までは冷風器にして使っていたというのに・・。エアコンの暖房は乾燥がひどいので使わない。部屋のエアコンは使わなくても廊下は暖房するので、そろそろ加湿器も必要になる。ドライアイが進みそう。

私は小春日和が大好き。足元の落葉など眺めながら日向ぼっこしていると背中が汗ばんでくる・・という感覚が好きなのだけれど、明日も天気は悪いらしい。
公園の入り口にあるユリの木は黄葉が早いので、そろそろかな、小春日にそこまでくらいは散歩に行けたら・・などと、ベンチのたくさんある公園の光景を思い出す。今日は少しは体調良さそうなので楽天的になっているけれど。

一昨日、病院行のバスの窓から眺めていると、あちこちの家にある柿の木がまさに収穫の頃だ。今年はもしかして生り年? 一年置きに当たり年になる、といつも柿を買う農家から聞いたことがあった。熊が出没しやすい年でもあるのかもしれない。この辺は鈴なりになった木もあったけれど熊は来ない筈だから安心だ。柿の盆栽というのもある。

何だか、柿の木を見ると熊を連想するようになってしまった。
突然のように冬が来て、もう山は雪になっているかもしれない。熊さん、早く冬眠してください。

曲がりたる指もて母の柿を剥く  KUMI



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ごみのない街

2023年11月10日 | お散歩写真
天気 曇のち雨

明日からいよいよ冬の空気がやってくるようで、今日は前触れの雨になった。
写真は今日ではなく、何日か前の、いつも通る駅前広場。
白いゴミのように見えるのは枯葉。光線の具合で何だか紙屑が散らばっているように見えるが、ゴミは全く落ちていない。JRの駅前なのでいくら田舎とはいえ東京なのだから日に何千人もの人が通る。でも、昼間はゴミがない。というか、見えない。
広場の土地は市のもの?よく解らないが、早朝には周りの店や市民ホールの掃除婦や、駅前ビルの管理人などがそれぞれの持ち分?を掃除している。ゴミがたくさんある訳ではないが、やはり夜には捨てる人がいるようだ。石のベンチがしつらえてあり、ビールなどの空缶が放置してあったりする。木のベンチが全くないのは、夜にホームレスなどが野外で酒盛りを出来ないようにしているのかも。建物の外で酒を飲める国は地球上、日本だけらしい。日本で禁止したら「花見」も「芋煮会」も出来なくなり、日本文化が廃れてしまうので、当分禁止令は出来ないと思うけれど。

ゴミのない光景に外国人はびっくりするそうだ。都心だってどこだって、早朝にゴミ収集車が行ってしまえば、あとは近所の人が掃除をして、街はきれいになる。綺麗な街にポイ捨てする人はほぼ居ない。外国の街角は?テレビの映像で見る限りでは近代的大都会の広場にあまりゴミは見えないけれど、それは、カメラマンが綺麗な所だけ映しているからかもしれない。
最近は海外旅行に行っていないが、パリのフランス人がネットで書いているように「パリの舗道はポイ捨ての吸い殻と犬の落とし物だらけ」と言うのなら、それは、私が30年前に行ったパリと同じだ。へえ~日本の方が進んだということ。例えばパリは今も当時と同じなのか、とびっくりする。モンマルトル広場なんて、紙屑だらけ。セーヌ川沿いの舗道は犬の落とし物に注意しないと大変なことに・・
それに比べれば、の話だが、「日本の街の清潔さ」は、世界に誇れることだ。でも「日本人のマナーは称賛すべき」なんて言われるとムズ痒い。


日本人はポイ捨ては良くない事、と刷り込まれているから、見える所と人の見ている所には捨てない。広場の写真には写っていない手前に、市民ホールがあって、サツキの植え込みに囲まれている。その植え込みに、空き缶や吸い殻が捨ててある。駅周辺は禁煙地域で喫煙所は反対側の広場の方なので、建物の陰など見えない所で吸った吸い殻を隠して捨てている。これからの落葉の季節、吸い殻のポイ捨ては本当に危険なこと。

だから外国人のみなさん、日本人に騙されていますよ~ というか、今は在日外国人も多いので、治安同様、これからはそうそう理想的にはいかなかもしれない。それでも、今の清潔さを保っていれば、訪日外国人もゴミのポイ捨てはしないと思うので、日本の良さを解って欲しい。

カルシウム不足と思ふ枯葉蹴り  KUMI
コメント (5)
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