今日は、やんちゃなジジちゃんの存在で
気づかされた過去の思い出を。
★忘れられた存在のサボテン★
このサボテンの鉢は
息子の学生時代に、殺風景な研究室のデスクの上にと 持って行った鉢。
夫と出かけたドライブ先で購入した物で、かれこれ10年になりますね。
息子の卒業と同時に、また我が家へ戻って来ました。
それ以来 北側部屋の陽の射さない所で、肥料も貰えず、
時々思い出した様に水を貰うだけの可哀想~な サボテンです。
ピンボケで見づらいです
当初は 球型のサボテンと金の成る木の3株の寄せ植えでしたが、
結局このサボテンだけが枯れずに残っています。
花が咲くはずなのですが、こんな過酷な環境なので 見ることはありません。
改めて眺めると、栄養失調なのか病気なのか 中程が茶色になっています。
写真を撮っていて気が付くのですから。。。
好奇心旺盛なジジちゃんは、興味津々 痛い棘を気にもせず 触っています。
実は、もっと奥まった所に入れ込んでいるのですが
写真撮影の為に、少し手前の明るい所に出してあげています・・・
壁のカレンダーは、例のメリー・レイク・トンプソンのカレンダーです。
この場所だと、ギョッとする鮮やかさも違和感無く ワンポイントになっています。
パソコンの周辺機器は、息子さんのお下がり物の寄せ集めで~す。
★忘れられたドライ・サンキライ★
これも年代物で、10年以上も前からこの場所で私達の生活を見ています。
埃をかぶっているのでアップに絶えられません。フラッシュにもね。
このサンキライは 吉備高原を散策した時に見つけ、
夫と二人がかりで 棘に刺されながら やっとの思いで切り取った物です。
グリーンの丸葉と対照的に、真っ赤な大きな実が沢山付いて見事でしたよ。
写真を撮っていなかったのが残念です。
クリスマスリースにするつもりでしたが、あまりにも太い茎で曲げにくく、
とりあえず、殺風景な白壁にピンで飾って眺めることに。。。
薄暗い所が、いっぺんに鮮やかに明るく なり
嬉しくなって ついつい外せず そのまま月日が経って
こんな渋いドライ・サンキライになりました。
写真では ちょっとしょぼくれて見えますが、実物はまだまだ立派ですよ。
今、下からジジちゃんに狙われていますが、
まだ飛びつける高さにありません。
人の目は、見慣れてしまうと そこにある存在すら忘れるんですねぇ。
やんちゃ猫の存在で、
忘れていた物に気づかされる事の多いこの頃です。
サンキライ は
”山帰来” と書き、サルトリイバラ科 シオデ属の蔓性植物です。
別名を ”ドブクリョウ” といい 中国南部、台湾に自生する多年生草本。
雌雄異株、7~8月頃に白い小花を咲かせます。
塊茎は山帰来(サンキライ)という生薬で日本薬局方に収録されています。
身近なところでは便秘薬で有名な毒掃丸シリーズに、
便秘に伴う吹出物、肌あれなどの改善目的で配合されているそうです。
サンキライと言えば、子供の頃の端午の節句に作る柏餅を思い出します。
故郷辺りでは柏の木が見あたらず、
サンキライの葉を代用して作っていました。
今は 年中食べられる柏餅ですが
当時はこの時期だけで 季節感がありました。
* 写真2枚は群馬大学のサイトより転写 *