
こんにちは~♪
例年なら県北のこの辺りの山々は赤、黄、緑の鮮やかな色に彩られ
一年に一度の山々の宴、素晴らしい錦の景色が見られるのですが、
周りを見回しても 物足りませんね。
鮮やかに紅葉する木々は既に葉を落とし、
枯れて茶色に変わった縮れ葉は落葉もせず、紅葉景色の色を汚くしています。
何処へ出かけても 今年の紅葉の色は鮮やかに見えないようです。
朝晩の冷え込みが足らないのと、夏場の渇水の影響かしら~
どうやら 今年のきれいな紅葉は望めないようです。
今日は 毛無山キャンプ場から滝の辺りの紹介。

キャンプ場はこの正面奥にあります。

背後の山々は、例年なら色鮮やかに紅葉し、
ポツポツある天然杉の濃い緑がアクセントに・・・

オレンジ系に紅葉する 少し葉の大きなカエデ


ちょっと冴えない色ですねぇ~

車は数台駐車していましたが人影が見当たりません。
山に入っているのかも。。。

頭の上の木はエゴノキかしら~

ぶら下がっているのは まだ青白い実なんだけど
山鳥達の餌になるのよね~


少しズームアップして見ると・・・
遠くの山も 手前の木々もかなり落葉しています。

でも、山の中に一歩足を踏み入れると、そこはブナや雑木林の世界
南部の山に比べて植生が違い、とても奇麗。

木漏れ日の差す雑木林は素晴らしい!

鮮やかな黄色い紅葉
この不思議な紅葉のメカニズムは、
昨年の紅葉ブログにも載せましたが、またお復習いです!
「葉っぱが色づくわけ」
木々は冬が近づくと、葉を落とすために 葉と枝との間にしきり(離層)を作ります。
葉から光合成でできた糖分は、このしきりで枝に回らず、葉の中にたまります。
そして
気温が低くなると葉の緑色の色素(クロロフィル)が壊れ、その下に隠れていた
黄色の色素のカロチノイドは表面に出てきます。イチョウ等はこのタイプ。
また、葉に取り残された糖分は赤色の色素アントシアンに変わります。
カエデやモミジなどは このタイプね。
簡単に言えば
秋になって日光が弱くなり、気温が低くなると(朝の最低気温が5℃前後)
葉っぱの付けねの所に壁が出来て、葉っぱから枝の方に養分が流れなくなり
そのため 葉の色は赤や黄色に変わっていくのです。
カエデやモミジの様に、葉にできた糖分が多いほど真っ赤に染まるのです。
日中は暖かく、夜グーと冷え込む日が続き出すと 紅葉は鮮やかになります。

ガマズミの赤い実
この実も小鳥さん達のご馳走になるのね~


キャンプ場のある辺りから
随分 高度の下がった所にある女滝

昨年 赤く紅葉していたモミジはまだ緑のまま
周りの木々の葉は既に落葉
これも気温が高いせいなしら~

谷川を流れるせせらぎの音は
山鳥達の賑やかな鳴き声にかき消されて・・・

自然は素晴らしい~
気持ちがスーッとして 癒されます。
もっと奇麗に紅葉していれば、言う事無しですが・・・
” 自然は大きなホスピタル ”
何処かで聞いたことのある言葉ね!
