缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

SPAM®

2004-06-10 21:50:37 | インポート

 ひっそりと書いていこうと思っていたのだが、寂しさに耐えられずに『catpaw』“SPAM料理その1”~にトラックバックしてしまうのである。
 まだ2回目というのに、早くも先行きがあやしいブログなのである。

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 本日はスパムだ。昨今はコンピューターウィルスのほうが大活躍をされているようだが、こちらはれっきとした缶詰食品のスパムである(語源は一緒らしい)。
 何でもハワイ料理にはしばしばご登場するらしいが、私はワイハーなぞ行ったことがないから分からない。南国といえば、熱海か伊東だと信じている。そして伊東に行くなら当然ハ・ト・ヤ♪である。
 2回目からこんな豪奢な米国産の缶詰に登場してもらい、現在やや軽い眩暈を感じている。正直に申せば、倒れそうな気もする。
 というのも、ご存じの方はご存じの通り(当たり前だ)、この缶詰は値段が高いのだ。私は地元の大丸ピーコックで通常680円のところを“今月のお買い得”で628円に下がり、さらには明日まで期間限定の“お客様感謝ウィーク”で10%offの565円まで下がったところで購入したのであった。こういうときしか買えない、高級逸材だ。
 だがしかし、缶詰一つの購入によって、手軽に南国の雰囲気を感じることも出来るわけだ。これが缶詰さんの素晴らしいところだ。
 このブログでは、海外の缶詰も積極的にご紹介していこうと決意した。

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 かくのごとし。
 プルタブによる開封方式は、やはり手軽でいい。密封されていた金属を、指の力だけで開けていく行為には、不思議な魅力もあるのである。
 その昔、ガラス入りアンプルを指でパキリと折ったときの感覚とも似ている。ような気がする。
 匂いは若干のレバーペースト臭がある。蓋についた脂を舐めてみると、大変に濃厚な味。
 これこそ、ぶーちゃんの旨みだろうか。

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 スパムというのはハイカロリー&ハイファット製品。そして塩分も多いのだ。
(今回はレスソルトバージョンで、通常のものより60%カットされている)。
 そのまま頬張ってみると、かなり塩辛い。こいつをフライパンで、焦げ目がつくまで焼いてみた。黒胡椒を挽いたほうがいいと思う。
 こうして、サンドイッチをこしらえるのが一般的であるらしい。
 調理に用いるのは、焼くときの油と胡椒、それだけ。間違ってもショーユなぞぶっかけてはならない。本当にしょっぱくなって食えなくなるからだ。
 ところで、都内のカフェでは、こんな感じのスパムサンドイッチを供するところが増えた。
 しかし供すると言ったって、これ一品で600円は取る。実際に使っているハムの量は、缶全体の1/8くらいなのだ(340g缶)。
 そうすると、今の私は4800円分ものスパムサンドイッチが作れるはずである。すごい量である。ちょいとその、商売が出来るかもしれない。
 そうやって卑しく考えながら食すると、より美味に有り難くいただけるものである。ちなみにパンはパスコ製。サラダ菜は千葉東金のご出身であった。



追1:先日の第1回用に開けた「さば水煮」は、今日の夕飯時まで残っていた。つまり本日の晩飯もさば君だったわけだ。そうして記事を書くためにスパムを開けてお料理してしまった。美味かったからいいようなものの、明日以降はよくよく考えなければならないであろう。
追2:素晴らしき料理人の『にしかはのつれづれなるままに』“SPAM”
『ぽんすけ日記』“わしたポーク(今日だけ缶詰ブログ)”~にもトラックバック♪