当初は、アクセス解析を眺めて「わははは誰も来ないではないか!」と笑っていたこのブログだが...。
ここ最近は、笑顔も凍りつきココロ穏やかではなくなってきた。やはり誰にも読んでもらえないのは、さむしいものである。
このままでは私は、一方的に人間不信を抱く、迷惑千万な人間になるやも知れぬ。健康な社会人としてそれは許されないであろう。
従って今回も、やはりトラックバックをやってみるのである。日本沈没地図の『地元でしか食べられない~』というやつだ。
我が缶詰さんたちは、どこが地元なのか見極めるのが困難なお方々である。しかしそいつを開けて食う段階ではこの家(事務所)でしか食べられない味には違いない。妙なトラックバックは本家ブログでいつもやっているコトだ。
これはサンヨーという会社で出しているアーティチョークの水煮の缶詰である。
“ハート”というのは、“芯の部分”という意味らしい。
アーティチョークはあざみの一種で、その蕾を食するのである。新鮮なやつを食べると、少~し昆虫の匂いがする。と私は感ずる。無論、嫌な匂いではない。
缶側面の記述によると、“地中海沿岸原産のものを使用”とある。
沿岸と言われても、いったいどのあたりを思い起こせばいいのか判然としない。
が、しかし、なんたって地中海である。ロマンチックである。
筆者の頭の中では、若かりし頃のジュディ・オングが頭の中で歌い始めたのである。だが、缶正面にある“業務用”という文字に、うたかたの夢を破られた。
私は、幼少の頃からこの“業務用”という文字にヨワい。何か、これを購入するというだけで
「私はプロフェッショナル」
「腕のいい職人である」
「トーシロじゃないぜ、ナメんなよ」
という意識が生まれるのである。
いつもの大丸ピーコックで、買い物カゴに放り込んだ段階で、高らかに顔を上げ小鼻もふくらむのだ。
私は恥ずかしい。
かくのごとし たっぷりと水溶液に浸っている
今日はお料理風景を撮ってみた。
ゴツいナイフが写っているのだが、決して猟奇的な趣味を持っているわけではないので安心されたい。
独り暮らしである私の住まいには、調理用具が揃っていないのである。何となれば、ほとんどキャンプ道具でまかなっているのだ。
アーティチョークは歯触りがいいものなので、大きく切ってみた。ちょいとつまむと、けっこうしょっぱくて酸味もある。
酢を使ったドレッシングは、やめておこうか知らん。
ゆで卵をトントン切ってバラまいた。茹でたホワイトアスパラと同じ食べ方である。
何でもイタリアでは、アスパラは殿方のスタミナの元だそうである。アーティチョークじゃダメだろうか。
いや、よしんばその方面のスタミナをつけても、だ。
独身の私はテレビを観て本を読んで、あとは寝てしまうだけである。特に必要性は認められない。かも知れぬ。
エクストラバージン・オリーブオイルをたらりとやり、胡椒を挽くと、実に美味である。この一皿で、缶400g(固形量240g)の1/3の量である。
「1缶375円だったから、これが125円分で卵は1個が・・・」
毎度のことだが、こうしてコストパフォーマンスを考えながら食するとまた美味さがUPする。
UPはするのだが...。
私は恥ずかしい。