大気が澄みきって、夜景も大変に美しい時期となった。こうなるとついつい、夜更かしを楽しんでしまう。
昨夜も一旦布団に入ったものの、文庫本を読んでいるうちに冷たい酒が飲みたくなった。冷蔵庫にはちょうど高知の生酒が入っている。
むくむくと起きあがり、ダンガリーシャツを羽織る。文庫本を片手に晩酌を始めようというのだ。そんなときの肴には、やはり缶詰さんが便利なのであるなぁ。
かくのごとし。秋の深夜には、缶詰から直に食べるほうが雰囲気があっていい。
生姜のかほる濃いめの煮汁に、高級食材の縁がわがたっぷりと入っている。箸で持ち上げると分かるのだが、コラーゲンのぷるぷる部分がいかにも美味そうだ。底のほうには太めの中骨、中落ち風の身も入ってる。
日本酒をきゅっとやってから、一口。
ほっほーう...。
これはかれいの煮付けですな。しかも、翌日になって汁が煮詰まったやつ。ぷるぷる部分が途方もなく美味い。口の中がしょっぱくなったところで、また日本酒をきゅきゅっと、一杯。
ああ、そうして夜更かしはとめどなく続く。皆様もこの時期、寝不足にはどうぞどうぞ、お気をつけくだされ。
内容量:160g
原材料名:カラスカレイ、しょうゆ、砂糖、ミリン、清酒、生姜、糊料(グァーガム)、調味料(アミノ酸等)
原産国:日本は銚子でござる