缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

賞味期限切れ実食レポートその1 カニ缶

2010-12-03 14:48:45 | 賞味期限切れ実食レポート

20101112img_8788
poch04さんからいただいた貴重な賞味期限切れ缶
さあ、いよいよこれから開缶だ!

 ふふふ。
 読者諸賢に新たな企画をお届けできる喜びを、筆者は隠しきれない。
 その企画とはすなわち、
「賞味期限の切れた缶詰を食べてみよう」
 というものである。
 元々、缶詰というのは、人間に悪影響を及ぼす菌や微生物を、加熱によって殺菌している。
 そいつらが死んでしまうように、例えば120℃で60分など、フタを閉じた缶詰ごと加熱殺菌しているのだ。
 それを知っていれば、賞味期限をどれだけ過ぎていても怖くない。
 10年経ったものだって平気である。

 しかし注意すべき点として、缶が膨らんでいたり、穴や隙間があいているものはいけない。
 膨らんでいるということは、何らかの原因で菌類や微生物が活動していて、炭素ガスなどを発生させているという証左だ。
 また穴や隙間があれば、そこから微生物などが入って衛生状態が破れているはずだ。

 それらを確認した上で
(味や香りはどう変化しているか)
 このことを確認してみたいのであります。
 マネしてはいけませんよ。




20101202img_9097
賞味期限は2001年3月
すなわち9年8カ月過ぎていることになる




20101202img_9099
ぱかっと開缶! 見た目は正常である




20101202img_9104

 かくのごとし。
 ちょいとつまんでみると、薄い塩味といい、うま味といい、味としては賞味期限内のカニ缶とほぼ変わらない。
 ただ、その匂いには、ブリキっぽいような缶の匂いが少し強めに含まれている。
 製造から数えれば12年8カ月。パーチメント紙に包まれているとはいえ、錫などの成分がカニ肉に移っているようだ。
 しかし、匂いなどというのは人それぞれ感じ方が違う。
 実際、この実験に参加した家人は
「匂いなんかしないけど」
 こうおっしゃっていた。
 結論。賞味期限を9年過ぎたカニ缶は問題なし。




 原材料名:ずわいがに、食塩、調味料(アミノ酸等)、ソルビット、リン酸塩(Na)、クエン酸
 内容量:93g
 原産国:日本(販売・高島屋商事)