缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

実験! 焼き鯖そうめんをサバ缶で再現できるか?

2010-09-05 12:06:46 | 缶詰料理レシピ
20100903img_8095
完成品の様子。見た目はいいのだが...



 日テレのバラエティ番組『秘密のケンミンSHOW』が人気らしい。全国の食文化や風習を、おもしろおかしく紹介する番組だ。
 このあいだ観たのは、滋賀県長浜市で食べられている[焼き鯖そうめん]というやつ。
 香ばしく焼きあげたサバを、砂糖・醤油ベースの濃い煮汁で10分ほど煮て、その汁にソーメンを絡めるという。
 焼いたサバはソーメンの隣に供される。一緒に食べるわけだ。
(これをサバ缶で再現できないだろうか...)
 筆者は、勃然と思い立ったのである。




20100903img_8077
使用したのは国分のサバ水煮缶
終売になるという話もあるから貴重品だ




20100903img_8081
酒、砂糖、醤油にショウガを加えてひと煮立ち
見た目の通り、かなり濃い味付けだ




20100903img_8086
サバ缶水煮を汁ごと投入。すぐに火を止めた
(焼きサバの場合は10分煮込むという)




20100903img_8089
ソーメンをちょいと固めに茹で上げて...




20100903img_8090
サバを引き上げた煮汁に絡める
いい匂いだ。これはウマそうだぞ!




20100903img_8095_2


 かくのごとし。
 結論から申し上げると、これは大失敗であった。
 サバの脂、うま味が抜けてしまい、サバを噛むとモソモソ、ぱさぱさする。
 本来は美味しいはずの血合いの部分が、生臭くなっている。
 サバ缶はそもそも加熱調理済みだ。だから火を止めた煮汁に入れ、加熱せずに味を染み込ませようとしたのだが、それでも脂が抜けてしまったのだ。
 ソーメンのほうはどうかというと、これは美味しい。
 甘辛い砂糖ショーユ味が、何だか懐かしい。そこにサバのうま味がたっぷり含まれているのだから、文句なしにウマいんであります。

 いやはや、読者諸賢よ。
 料理というのは失敗と成功の連続でありますなァ。
 まるでジンセーそのものではないか。




※料理は失敗だったが、国分のサバ水煮缶が本来は美味しい商品であること、言うを待たない。
 内容量:200g
 原材料名:さば、食塩
 原産国:日本(販売・国分、製造・岩手缶詰



最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
魚を抜いて缶汁と調味料を合わせて煮立て麺投入、... (no_ra_co)
2010-09-05 12:20:34
魚を抜いて缶汁と調味料を合わせて煮立て麺投入、魚はトースターでグリルして添える方式ではどうだろう???
返信する
no_ra_coどの (はやと)
2010-09-05 13:53:26
それなら絶対に美味しいと思う。
携帯バーナーで焦がしてもいいかも。失敗したなァ。
返信する
水煮缶でなく、醤油味付け缶を使ったら、鯖に味を... (Sotomichi)
2010-09-05 21:04:23
調味液の味付けもほぼ同じですしね。
ニッスイさんの焼魚紀行 焼さば しょうゆ味付をつかえば、焼く手間も省けるかも。
返信する
Sotomichiどの (はやと)
2010-09-06 16:23:58
ふふふ。確かに醤油味だと、そのままですね。しかも
>ニッスイさんの焼魚紀行 焼さば しょうゆ味付を
>つかえば、焼く手間も省けるかも。
むっふふふ。缶詰は無敵だ!
返信する
焼いた香りが必要だから「焼き鯖」缶を使ったらイ... (G3)
2010-09-06 16:58:56
蕎麦ツユに焼き鯖を入れて軽く温めて・・・ダメかな?
返信する
G3どの (はやと)
2010-09-07 08:14:00
ですよね。ドライパック的な焼きサバ缶で。
試してみる価値がありそう。
返信する
こんにちは。これはまたまた魅力的なトライ&エラ... (noreizoko)
2010-09-09 02:53:37
こんにちは。これはまたまた魅力的なトライ&エラー(笑)ですね.お写真はとても美味しそうなのに。過去記事も魅力満載ですね。これからも楽しみです。
返信する
noreizokoどの (はやと)
2010-09-09 09:49:58
これは失敗でありました。
しかし、やってみないと分からないもんですねェ。
まさしく「トライ&エラー」でありまする。
返信する
いつも写真が美味しそうなので失敗作に見えません... (プロト)
2010-09-09 16:39:45
いつも写真が美味しそうなので失敗作に見えません(笑)
返信する
プロトどの (はやと)
2010-09-09 17:30:10
ありがとうございます!
返信する

コメントを投稿