最近、このブログにコメントをくれたnoreizokoさんの書いている
『冷蔵庫なしで暮らす』
が、面白い。
過去記事を眺めると、2008年5月の時点で、
「冷蔵庫なしで3年。テレビ、エアコンも使わず都内で暮らしています。」
とある。ということは、今では5年もそういう生活を続けていることになる。
その理由はずばり、環境保全だ。
「歩いて1分とかからないところにコンビ二が1件、5分以内に三件」あるコンビニを冷蔵庫とする。常温で置ける食材が意外に多いことを再認識し、それらを元に食事全体を見直していく。
そういう生活のなかで、我らが缶詰・瓶詰も登場してくるのだ。
カテゴリの[缶詰・瓶詰]に、面白い記事がたくさんありますぞ。
この写真を見て、読者諸賢はどう思われるだろう。
「えっ、マリモって生きてるんでしょ?!」
「ここにマリモが入ってるの? まさか」
こう思われるのが当然だと思う。
しかし、この缶詰を北海道で見つけてきてくれたブログ仲間のNoritanは言うのである。
「一刻も早くマリモ缶を開け、救出してください!」と。
まさかに、生きたマリモが入っているというのか。
「マリモが元気になる...」という表記が、逆にコワい
ともかくも、急いで開けないといけない
パカッと開缶。かくのごとし。
ななんと、水の中にマリモが2つ、入っている。
ゆらゆらとたゆたっている。
「中には腐っているのもあるそうです」
Noritanの言葉がよみがえる。
何となく、匂ってみたが、腐敗臭はない。
ともかく、新鮮な水を入れ、直射日光の当たらない場所に安置した。
そうしてからマリモを見ると、何となく
「やれやれ...」
ほっとしたようにも見えてくる。
これからはマリモちゃんと命名し、共に暮らしていくことにしよう。
内容量:マリモちゃん2名
内容物:マリモ、水、鉱石
原産国:日本(北海道、ノースプランニング)
ギリシアの空は青い。
その青は、蒼でもなく、碧でもない。こちらの心に染み入るような、純粋な青なのだ。
そんな国に、約20年ぶりに行ってきた。
当時は学生だった筆者が、今度は缶詰博士として(自称だけど)の再訪だ。
万感の思いがある。
アテネの地を踏んだとき、胸の底から、熱いかたまりのようなものが込み上げた。
それを込み“下げ”つつ、筆者はスーパーを求めて歩いた。すなわち、缶詰を探してのことであります。
果たして、ギリシアの缶詰事情はどーなっているのだろうか。
こちらはアテネ市内で買った缶詰。
ギリシアの名物料理、ケフテデス(肉団子)が入っているらしい。
彼の地で食べたケフテデスは、汁気がまったくなかった(こういうやつ)。
汁気はないが、肉がジューシーで、香辛料もほどよく利き、素晴らしく美味かった。
それに対してこの缶詰、表面に“イン・トマトソース”と書いてある。
一寸、不安である。
ともかく、開缶。
やっ、トマトソースだらけではないか。見た目にはギリシア料理というより、中華料理である。
しかし、汁気のない缶詰を作るには、それ相応の技術と設備が必要となる(高真空缶詰という)。
汁気のない、正真正銘のケフテデスを缶詰にするのは、ギリシアでは難しいのかもしれない。
なぜなら、他の店でも、ケフテデス缶といえば“イン・トマトソース”しかなかったからだ。
かくのごとし。
器に開け、レンジで加熱してある。
無論、そのままでも食べられるのだが、
「より美味しく食べたい...」
この思いから加熱を行ったのだ。
ではでは、失敬してひと口...。
むうっ。
酸っぱいではないか。
それも、トマトの爽やかな酸味ではなく、酢酸のような酸っぱさがある。
肉質も優れない。
果たしてどこの部位が使われたのか分からないが、時折
「ジャリリッ」
と音がする。我が国の、大変安価なレトルトのミートボール程度の肉質だ。
あまり美味いものではない。
しかし、である。彼の国で食べた食事はどれも非常にウマかった。初めてギリシア料理を食べた細君も、ネコのように目を細めて賞味していたのだ。
その味を懸命に想い出しつつ、何とか完食したのであった。
内容総量:280g
原材料名:ミートボール57%[牛挽肉51%、水、パン粉(小麦粉、全粒粉、椰子油、イースト、オリーブオイル、塩、大豆粉)、抗酸化剤(トコフェロール抽出物)、大豆たん白、調整コーンスターチ、牛乳たん白、安定剤(4ナトリウム何とか、トリポリリン酸ナトリウム)、ニンジン・小麦繊維、乾燥オニオン、塩、パセリ、ミント、オレガノ、パプリカパウダー、黒胡椒]、トマトソース38.5%(トマトペースト、剥きトマト、オニオン、塩、砂糖、白ワイン、赤胡椒、黒胡椒、シナモン)、大豆油
原産国:ギリシア
価格:3ユーロ(購入時で345円程度)
読者諸賢よ!
JTBカルチャー倶楽部で、第2回缶詰講座が行われることになったのだ。
日時は、6月12日(土)の夜7時から。
ところは、埼玉県越谷市にあるイオンレイクタウン。
今回の内容は、
1、ホテイフーズの焼き鳥缶のヒミツ
2、カンタン、激ウマ・缶詰料理
であります。
あのバロークス缶ワインを飲みつつ、焼き鳥缶のお勉強をして、缶詰料理と試食に舌鼓を打つというゴーカな内容。
今回の協賛企業と商品は
1、木の屋石巻水産(かれいの縁側醤油煮缶)
2、ホテイフーズ(焼き鳥柚子こしょう、塩)
3、マル幸商事(ふく缶)
の3社、4商品なのだ。この講座のために、特別に提供してくれるのだ。
地元の方も、そうではない方も、ぜひぜひ来てくだされ!
お申し込みは電話048-990-1305でJTBカルチャー倶楽部へ。受講料・教材費合わせて3150円でありますぞっ。