本日は新製品をご紹介したい。
数週間前に販売されたばかりの、この缶詰。
『新生漢方牛大和煮』
というものであります。
さて、新生漢方牛というのは何だろうか。
何でもクコ、ナツメ、鹿角霊芝、サンザシなど10種類以上の漢方を仕上げ餌に使って育てたらしい。
ずいぶんと健康的な牛である。
その肉質はきめ細かく、うまみがあり、脂にも風味があるらしい。
さっ、本日も開缶!
気温が低いので、あらかじめ湯煎してあるのだ。
サシの入った赤身の肉がぎっしり入っていて、その合間にゼラチンのぷるぷるしたところが混ざっている。白い脂も少々入ってる。
ちょいとつまむと、やっ。こりゃウマい。
牛大和煮というと、煮締めたような固い肉のイメージがあるが、そうではない。
しっとりと柔らかく、それでいて赤身は歯応えもある。牛特有の臭みがまったく感じられないのが不思議。
そして、何と言っても味付けが絶妙であります。
従来の甘っ辛~いタレではない。薄味のモダ~ンな味付けなのだ。
だから、生醤油をちょいと垂らし、黒七味などつけると実に美味い。
かくのごとし。
生醤油&黒七味(普通の七味でもOK)も素晴らしいが、もうひと手間加えてみた。
缶汁(タレ)をきった肉を並べ、ヨーグルト・マヨネーズ・すり下ろしたニンニクを混ぜ込んでかけ、最後に黒胡椒を振ってケパーを散らした。
このソースはもともと牛肉に合うソースだが、ヨーグルトの酸味のあるところに大和煮のタレの残りが混じり合って、なかなかに美味い。
元が美味しい缶詰なので、何をやっても美味しくいただけるはずである。
ところで、この缶詰を販売しているのは、鯨缶や金華さば缶で有名な木の屋石巻水産であります。
水産会社が牛肉大和煮の缶詰を手掛けるという、実にユニークな缶詰でもあるのだ。
内容総量:170g
固形量:120g
原材料名:牛肉(国産)、砂糖、醤油、でん粉、香辛料、増粘剤(グァーガム)
原産国:(日本、製造販売:木の屋石巻水産)
参考価格:800円
この記事は『缶詰まにあくす』“新生漢方牛(大和煮)”にトラックバーック!
poch04さんからいただいた貴重な賞味期限切れ缶
さあ、いよいよこれから開缶だ!
ふふふ。
読者諸賢に新たな企画をお届けできる喜びを、筆者は隠しきれない。
その企画とはすなわち、
「賞味期限の切れた缶詰を食べてみよう」
というものである。
元々、缶詰というのは、人間に悪影響を及ぼす菌や微生物を、加熱によって殺菌している。
そいつらが死んでしまうように、例えば120℃で60分など、フタを閉じた缶詰ごと加熱殺菌しているのだ。
それを知っていれば、賞味期限をどれだけ過ぎていても怖くない。
10年経ったものだって平気である。
しかし注意すべき点として、缶が膨らんでいたり、穴や隙間があいているものはいけない。
膨らんでいるということは、何らかの原因で菌類や微生物が活動していて、炭素ガスなどを発生させているという証左だ。
また穴や隙間があれば、そこから微生物などが入って衛生状態が破れているはずだ。
それらを確認した上で
(味や香りはどう変化しているか)
このことを確認してみたいのであります。
マネしてはいけませんよ。
賞味期限は2001年3月
すなわち9年8カ月過ぎていることになる
ぱかっと開缶! 見た目は正常である
かくのごとし。
ちょいとつまんでみると、薄い塩味といい、うま味といい、味としては賞味期限内のカニ缶とほぼ変わらない。
ただ、その匂いには、ブリキっぽいような缶の匂いが少し強めに含まれている。
製造から数えれば12年8カ月。パーチメント紙に包まれているとはいえ、錫などの成分がカニ肉に移っているようだ。
しかし、匂いなどというのは人それぞれ感じ方が違う。
実際、この実験に参加した家人は
「匂いなんかしないけど」
こうおっしゃっていた。
結論。賞味期限を9年過ぎたカニ缶は問題なし。
原材料名:ずわいがに、食塩、調味料(アミノ酸等)、ソルビット、リン酸塩(Na)、クエン酸
内容量:93g
原産国:日本(販売・高島屋商事)
4社約20種の缶詰が食べ放題であった
11月27日のこと。
お台場の[東京カルチャーカルチャー]で、イベント『ウイスキーで楽しむ缶詰酒場』が行われたのであります。
折しも快晴。会場では選りすぐりのウイスキーが素晴らしい芳香を放ち、それをロック、ハイボール、水割りと各人お好みの飲み方でやっつけていただいた。
無論、その肴には缶詰。
それも、ウイスキーに合う缶詰ばかりを取り揃えた。
陽光輝く真っ昼間(12時)からオトナ呑み
ああ、大人になって本当によかったと思う
国内のウイスキーメーカーが勢揃い。その中身は
1,キリンディスティラリーから富士山麓、ロバートブラウン(懐かし!)
2,サントリーから角瓶、トリス・エクストラ
3,ニッカウヰスキーからスーパーニッカ、ブラックニッカクリアブレンドが参上。
川口貿易さんは即売会を行った
何とシュールストレミングも販売したのだ
缶詰バイキングのほうは...
1,川口貿易からゴンドラ・トラウトのフィレスモーク、タラのレバー、キッパーヘリングなど
2,川商フーズからノザキの脂肪分ひかえめコンビーフ、山形県産牛コンビーフ
3,国分から缶つまシリーズの北海道ほたて燻製油漬け、広島かき燻製油漬け
4,マルハニチロ食品からオイルサーディン、極味あんきも、紅ずわいがになど
なぜか世界一辛い唐辛子ブート・ジョロキアも登場!
世界中の食材を扱う川口貿易さんが持参したのだ
「辛い!けどウマい!」「舌が痛い!」反応は様々
酔っぱライターことあらゆる酒の専門家・江口まゆみさんとのコラボイベントでありました。
遠くから来てくれた方もたくさんいて、本当に嬉しかったのだ。感謝多謝。
次回は年明け、1月8日(土)の夕方6時から。
夏のイベントで大好評だった女優きき酒師の福山亜弥さんと行う『燗酒に合う缶詰バイキング』であります。
新年会ということで、みんなで楽しく呑みましょー!