閑寂肆独白

ひまでさびしい本屋のひとりごと

百科事典売りたし の話

2011-08-20 17:15:28 | 日記
何処の古本屋でもおそらく共通の悩み?であろう問い合わせの話。
 今日もまた電話があって、「百科事典と 週刊の日本歴史と・・・。」
最後まで聞くまでもなく「折角ですが いりません」とお断りした。普通はここで
「あっ、そう」で終わるのだが 違ってた。「なんで買わないのか」と詰め寄ってこられた。
(よそでも断られてのことだろう)「今は時代が違います、セットの本なんて置けない生活ばっかりでしょう」
云々というけど引き下がらない。「キャベツだって出来がよすぎて値が下がると捨てるでしょう、食べられるんですよ、もったいないと思うでしょ ではあなたがそれを買い行きますか?」などいってやっと収まった。
 60~70年代、本が出すぎた。出版界が目先の売れ行きに眼くらまされて本自身の価値を下げるどころかなくしてしまった。
 単なるノスタルジーでは無しに 戦前の本が 本らしくて もっと注目、大事にされるよう願っている。
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官僚の学習不足

2011-08-20 13:00:54 | 日記
米軍の無人探査機が 原発のメルトダウンを 三月十四日だかに把握していたと報じられた。
一体日本は何をしているのか! と思った人は多いだろう。
新幹線がこれまで人身事故を起こしたことがない
のは 中国の例を出すまでもなく評価すべきことだが これはまったく例外だということか。原発の対応をみていると
「失敗の本質」に示された 戦前の軍隊、政府のやってきたことを「学習・理解・対応」まったくしていないことがよくわかる。
 しかも外国の技術の換骨脱胎の原発を 外国にまで「技術を売る」という。これも中国が新幹線は「自前の技術だ」
と言い張るのと何処が違うか? 日本は原発から撤退すべきだと思う。エネルギーが足りなければ「縮め」ば
よいのだ。 たとえば数百万台の車を日本で作る必要はない、鉄も、船もどこかの大臣の言い分のように「№2では
いけないの」か?№5だって日本はつぶれない。それより食料の生産に努力すべきだろう。米軍のことについてはいずれまた書こうと思う。
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