閑寂肆独白

ひまでさびしい本屋のひとりごと

ごまかされてはいけない

2015-04-27 21:32:00 | 日記

大川・柳川のみなさんへ

 先日、オスプレイの騒音を調べるためにと、佐賀空港周辺で試験飛行が行われました。使われたのは陸自のAH1攻撃ヘリだったのですが、これがオスプレの代わりになることを納得した方があればとんでもない大問題です。攻撃ヘリAH1は自重3t、発動機は出力1400hpの単ローターの機体。本命のオスプレイは自重15t・発動機は6150hpを2台、しかも双ローターという今回使われたAH1のざっと5倍の大きさの機体なのですよ。 その騒音はAH1とはまず比較にならない。また双ローターの共振も重なれば、低空飛行での聞こえ方はもっとひどいものになること間違いありません。筆者はこの試験飛行には自衛隊が持つ双ローターのCH-47輸送機、せめてこれを持ってくるものだと思っていました。いくら攻撃用とはいえ、こんな小さな機体での騒音比較飛行は意味をなさないのは全く明白でしょう。ではなぜこうしたのか。それは俗にいう「行政の説明会」と同じ構図で、彼らの予定通りことを運ぶための、消化の「帳面消し」にすぎません。本当の騒音の大きさは住民には知らせないままで「説明会」はやりました、と。なぜ佐賀空港かという大前提の問題はここではおくとしても、このような「ごまかし」の騒音試験は住民を愚弄するものだと怒るべきです。騙されてはいけません。この試験飛行は無効です。絶対に容認してはならないと皆様へお伝えしたい。2015・4・27 有明新報

これは文の最後にあるように 大牟田にある地方新聞へ投稿した文章です。佐賀空港にオスプレイの基地を持ってくる話は、それ自体が随分とキナくさい、おかしな話だが、それはいったん置いておいて。 本当に、小生は試験飛行にはCH-47を持って来ると物だと思っていました。本来ならオスプレイ自体を持ってくるのが筋です、自衛隊がまだ入手していないから ある程度はやむを得ないとしても、騒音の試験にまるで小さなヘリを、しかも攻撃ヘリという見た目の派手なものを持ってきて「ごまかそう」という神経が我慢できない。単ローターと双ローターでは地上で聴く感じはかなり違う、まして風向きや速度でローターが同調して聞こえるときは相当な大きさになる。おそらく自衛隊側では十分に分かっていて、一方住民側にはそんなこと話わかるまい、というなめた「予測」があったとしか思えない仕打ちである。このような「ごまかし」が、沖縄や諫早の例を引くまでもなく。このところ行政のやることに目立って増えてきていると感じる。  なぜなら住民がまともな抗議をしないから、役所のいうことに効果的な反論をしないから、要するに「なめられている」! 小生の知る限りの知恵であたうかぎり発信して行こうと 直思った次第。

 

 

 

 

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