福田和也「作家の値打ち」なる本に目を通した。 吾店には真新しい本は殆んど入ってこず、結果として新刊・新作の本は殆んど読まない、というか「目を通す」機会がない。この本も 2000年の刊行で 当時生存中の直木賞・芥川賞受賞作家が対象で 取り上げられている百人の内、今となってはすでに亡くなった人も含まれている。断ってあるように2000年の時点で新刊で読める本 に限ってあるので、彼の評価が如何なものか聞いてみたいが取り上げていない作品もある。 それにしても小生は近々の小説をいかに読んでいない・知らない か を知らされたわけだけれど、逆に見れば 読まなくてもどうでも良い作品が多いと思うのは 頭が高いといわれるだろうか。 個々の作品の批評・点数付はもとより面白いのだけれど、作家への評価が大変面白いと思った次第。新聞や雑誌、ラジオ、それにこっちへきて講演する記事などでしか知らずにいた作家への評価・評判が 小生の思い入れとかなり違っている人もいて、まさに「目からうろこ」的発見がありました。もちろん福田氏の独断と偏見なのだけど 東京の文藝雑誌出版の事情をよく知っているわけだから、九州の片田舎で「広告の惹句」くらいしか目にしない立場としては大変面白い話というわけだ。「はじめに」にあるように「ワインガイドの様な」というのもしかるべし、多少「ケンカ」になるようなことがあっても「文壇・文藝村」の身内同士でじくじく言うよりまし。 「批評家・評論家」を名乗るお方々はこの様な本をもっと出して、甲論乙駁あった方が本人達はもとより野次馬にとっても「面白い」のではないかと。
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