2022.2.17(木)雪 どらほー睡眠法(9)は2021.2.2参照
どらほー睡眠法について1年以上書いていない。前回までに指摘したどらほー睡眠法(裸で寝る方法)は本当に温かいのか?、温冷浴法は耐寒耐暑となるのか?褐色脂肪細胞は本当に存在するのか?など様々な疑問が湧いてきて、それらを解決しないと無責任だと思われたからだ。経験的には結論が出ても、理論的に証明されなければ公表するのは憚れる。そんな時、タイムリーな本を見つけた。
「体温の「なぜ?」がわかる生理学」杏林書院 京都府立図書館借本
借本なので書き写している。
医学を始め様々な分野の先生方が体温について、実に細かに分かり易く(中には専門的で難しいのもあるけれど)書かれている。わたしの疑問のほとんどがこの本で解決しそうだ。特に解らないことは解らないと書いてあるところが随所にあって、逆に信憑性がある。この間に疑問は更に増え、次のように膨らんだ。
・裸で寝ると本当に温かいのか?
・褐色脂肪細胞は存在するのか?
・深部体温と皮膚温の関係
・温泉はなぜ温まるのか?
・暑熱順化と寒冷順化の方法
・手指を測って発熱者を発見できるのか?
・温冷浴法、どらほー睡眠法の有効性
・暑さ寒さに強いというのはどういうことか?
(1)手指を計って発熱者を発見できるのか?
緊急性のある話題から探ってみよう。
新型コロナ対策として発熱者の入場を制限するため、入口で体温を測る施設が増えている。非接触型の測定器がほとんどで、手指をかざして測るものも現れてきた。近所のあやべ温泉もそうなんだが、かみさんはいつも「体温正常」、わたしはというとLoと表示が出て「測り直してください」とコールされる。深部体温はわたしの方が高いはずなのにどうしてだろう?深部体温と皮膚体温はパラレルなものだと思っていたので不思議に思っていた。「体温の「なぜ?」がわかる生理学」(以下本書と呼ぶ)を読んで、深部体温と皮膚体温は基本的に反比例をすることを知った。続く