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NY円反発、1ドル=83円45~55銭 失業保険増などで

2011年04月15日 07時35分28秒 | 為替
14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=83円45~55銭で取引を終えた。朝方発表の週間の米新規失業保険の申請件数が増加したことなどが円買い・ドル売りを誘った。

 円は83円台前半に上昇して始まった。財政再建中のギリシャで債務再編が必要になるとの当局者の発言が伝わった。ユーロ圏の財政問題が改めて意識され、ユーロが対円で下げ、円の対ドル相場もつれ高した。

 ニューヨーク市場でも円買いが優勢となった。朝方発表の4月の卸売物価指数(PPI)が0.7%上昇と市場予想(0.8%上昇)をわずかながら下回った。失業保険申請件数が増加したこともあり、米景気回復への楽観がやや後退。金融引き締め時期が後ずれするとの思惑につながり、ドル売りを誘った。円は一時、82円95銭と3月31日以来、2週間ぶりの水準に上昇した。円の安値は83円53銭だった。

 円は対ユーロで反発し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=120円90銭~121円00銭で取引を終えた。欧州の財政不安が再燃するとの警戒感からユーロ売りが膨らみ、円は米東部時間早朝に119円26銭と4日以来の水準に上昇した。ただ対ドルでユーロが買い戻され、対ユーロでも円は伸び悩んだ。

 ユーロは対ドルで反発し、1ユーロ=1.44ドル台前半から1.44ドル台後半に上昇した。ユーロ圏の財政不安から売られる場面があった。その後、米指標を受けて米欧の金融引き締めペースの違いが意識されたといい、ユーロは買い戻された。ユーロの高値は1.4503ドル、安値は1.4388ドルだった。

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