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日本では報じられない!中国「反政府大暴動」血みどろナマ現場 vol.1

2013年07月04日 07時56分17秒 | 海外
「北京は現在、超厳戒態勢なんですよ」

こう語るのは、北京に滞在中のジャーナリスト・近藤大介氏だ。

「大通りには約100メートルごとに、地下鉄の駅には角ごとに5~6人の銃を持った武装警官が立ち、常に目を光らせています。天安門広場に近づこうものなら、全身をまさぐられ、尻の穴までチェックされますよ」

さらに、インターネットは約2週間前から使用できず、商店の棚からナイフはもちろん、鉛筆削りまで撤去されているという。それもそのはず、11月8日から14日まで、北京では第18回中国共産党大会が開催されていたのだ。
「5年に一度行なわれるこの大会は、今後5年間の中国指導部を構成する新しい中央委員などを選出する一大イベントです。特に今回は、胡錦濤国家主席から、習近平氏へと党の権力が移譲されることから世界中の注目を集めており、中国政府も、このタイミングでの暴動は、なんとしても抑え込みたいでしょう」(全国紙国際部記者)

しかし、その厳重警備もむなしく、天安門広場に陳情書を持った直訴者が現われたとの報道が出ている。
「ほかにも、チベット自治区では"チベット独立"と叫び、7人が焼身自殺。これを受け、青海省で1万人以上の学生らが当局に抗議を行ないました」(前同)

このように、中国人民の共産党への不満は溜まりに溜まっているのだ。

中国当局が「群体性事件」と呼ぶ"抗議活動"の発生件数は11年には年間20万件にのぼり、この10年で約4倍になっている。
「ただ、あくまで当局の発表。実際はそれ以上、年間30万件以上起こっていると思います」(前出・近藤氏)

では、"大暴動血みどろナマ現場"で何が起きているのか――。昨年9月から12月にかけて、広東省の烏坎村では5000人以上の農民が暴徒化した。
「原因は村を支配する村党支部書記ら一族による土地の強制収用。この一族は村の農地を取り上げ、そこに高級マンションを建設し、高値で売り飛ばそうとしていたんです。立ち退きさせられる農民への補償はわずか550元(約6600円)だったため、農民の怒りが爆発し、暴動が起きました」(全国紙北京特派員)

暴動当初には、逮捕された農民たちのリーダー格の5人のうち、1人が急死。
「現地政府は"心臓疾患"と発表しましたが、戻ってきた遺体の指の爪は何枚も剥がされ、歯はボロボロに折れ、複数個所が骨折。農民たちは政府の拷問によって死亡したとし、さらに暴動は激化しました」(前同)

農民と警官の衝突も何度も起き、現場では催涙弾が農民を直撃。

頭から血を流す者や、警官に殴られて骨折する者まで現われ、戦場のようだったという。その後、村民たちは村の幹部を追い出し、バリケードを作り、警察と徹底対決。
「一方の政府は500人以上の警官を動員し、村への主要道路を装甲車で封鎖し、食糧、水、電気の供給をストップ。農地転用の同意書にサインした人のみ、食糧供給を行なう"兵糧攻め"に打って出ました」(同)

この暴動は3カ月もの長期間に及び、世界の注目を集めた。そのため、早急な解決を余儀なくされ、政府側が農民に歩み寄りを見せた結果、収まった。

また、11年10月、浙江省湖州市でも数万人規模の暴動が発生している。
「契機は現地政府が当初は80元だったミシン税を626元にまで引き上げたためです。この地域は子供服の産地として知られ、大部分の住民が縫製加工に従事している。この重税の圧迫に住民たちの我慢の限界がきたんでしょう」(中国事情に詳しいジャーナリスト)

さらに、税務局の職員が納税を拒否した女性加工業者を殴打する事件が発生したため、住民たちの怒りは頂点に達し、政府庁舎周辺の道路を封鎖した。
「政府の車両が住民を轢いたことで、一挙に暴徒化。街中、放火や投石で破壊され、数百台の車が横転させられていました。翌日には数千人の武装警官が現地入りし、外出禁止令が出される非常事態となりました」(前同)

100人以上が逮捕された模様だが、政府が増税を見合わせ、事態は収拾。

11月30日公開のvol.2に続く・・・。

週刊大衆12月03日号

辛坊氏を救った世界唯一の“サンダーバード2号”とは?〈週刊朝日〉

2013年07月04日 07時51分44秒 | ニュース
 ヨットで太平洋横断に挑んでいたキャスターの辛坊治郎さん(57)と全盲のセーラー岩本光弘さん(46)が6月21日朝、宮城県金華山の南東約1200キロの海上で遭難したが、同日夕、海上自衛隊によって救助された。この救助が可能だったのは、海自がテレビ人形劇「サンダーバード」さながらの、高性能救助機を保有していたからだった。

 通常の海難事故では、海上保安庁の巡視船がヘリを搭載して駆けつけるが、これだけ距離があれば、現場到着まではどう急いでも24時間以上かかる。海自の艦艇でもそれは同様だ。遭難後、辛坊さんらは浸水したヨットを離れ、救命いかだに移っていた。海上は波が高く、一夜を救命いかだで過ごすのは危険で、当日中の救助が望まれる局面だった。とはいえ、この海域まで直接到達できるようなヘリはない。米軍の新型輸送機オスプレイでも行動範囲外の距離だった。

 だが海自には、4500キロという長い航続距離を誇る救難飛行艇「US2」があった。しかもこのUS2は、波高3メートルもの荒れた海面でも離着水が可能という優れた安定性を持っている。自衛隊機では珍しい国産航空機だが、実はこれだけの性能の飛行艇を持つ国は世界でも日本だけだ。他国にも飛行艇はあるが、いずれも湾内や湖といった静かな水面での離着水を想定したもので、厳しい条件下の外海での運用は想定されていない。外海での救助は“船舶とヘリのセット”というのが世界のスタンダードで、どの国も外海対応の救難飛行艇を作るという発想すらないようなのだ。

 US2の製造元は新明和工業(兵庫県宝塚市)。戦時中は川西航空機という社名で、二式飛行艇や紫電改戦闘機といった優れた軍用機を製造した。長年蓄積されてきた技術が、主要国に比べて遅れている日本の航空機産業界で唯一、世界高性能と呼べる救難飛行艇の開発に結びついている。

 救助された辛坊さんは記者会見で、「この国の国民でよかった」と語った。さまざまな思いが背景にはあっただろうが、なにより「US2がある国でよかった」ことは間違いない。

※週刊朝日 2013年7月12日号

辛坊氏を救った世界唯一の“サンダーバード2号”とは?〈週刊朝日〉

2013年07月04日 07時51分02秒 | ニュース
 ヨットで太平洋横断に挑んでいたキャスターの辛坊治郎さん(57)と全盲のセーラー岩本光弘さん(46)が6月21日朝、宮城県金華山の南東約1200キロの海上で遭難したが、同日夕、海上自衛隊によって救助された。この救助が可能だったのは、海自がテレビ人形劇「サンダーバード」さながらの、高性能救助機を保有していたからだった。

 通常の海難事故では、海上保安庁の巡視船がヘリを搭載して駆けつけるが、これだけ距離があれば、現場到着まではどう急いでも24時間以上かかる。海自の艦艇でもそれは同様だ。遭難後、辛坊さんらは浸水したヨットを離れ、救命いかだに移っていた。海上は波が高く、一夜を救命いかだで過ごすのは危険で、当日中の救助が望まれる局面だった。とはいえ、この海域まで直接到達できるようなヘリはない。米軍の新型輸送機オスプレイでも行動範囲外の距離だった。

 だが海自には、4500キロという長い航続距離を誇る救難飛行艇「US2」があった。しかもこのUS2は、波高3メートルもの荒れた海面でも離着水が可能という優れた安定性を持っている。自衛隊機では珍しい国産航空機だが、実はこれだけの性能の飛行艇を持つ国は世界でも日本だけだ。他国にも飛行艇はあるが、いずれも湾内や湖といった静かな水面での離着水を想定したもので、厳しい条件下の外海での運用は想定されていない。外海での救助は“船舶とヘリのセット”というのが世界のスタンダードで、どの国も外海対応の救難飛行艇を作るという発想すらないようなのだ。

 US2の製造元は新明和工業(兵庫県宝塚市)。戦時中は川西航空機という社名で、二式飛行艇や紫電改戦闘機といった優れた軍用機を製造した。長年蓄積されてきた技術が、主要国に比べて遅れている日本の航空機産業界で唯一、世界高性能と呼べる救難飛行艇の開発に結びついている。

 救助された辛坊さんは記者会見で、「この国の国民でよかった」と語った。さまざまな思いが背景にはあっただろうが、なにより「US2がある国でよかった」ことは間違いない。

※週刊朝日 2013年7月12日号