やっと、気温も上がり早起きも苦痛でなくった。
先週、アオダイショウが庭をゆっくり横断していたのを見たが、
今週になって、カエルも鳴きだした。
模型も釣りもこれからである。
タイフーン君は、プリシェイド法というのかな、
パネルラインを、あらかじめ吹いておく塗装法にします。
実物のパネル同士は突合せではなく、重ね合わせて
リベット止めです。
水平面は後ろのパネルが、前のパネルの下になります。
垂直面は建築の下目板張りと同じ重ね方。
そうすると、影はスジ彫りの後側や下側にできるはず。
なので、黒サフはスジ彫りのど真ん中、真上でなく、
ずらして狙いますが、フリーハンドなのでかなりテキトー。
立ち気味のウインドスクリーンが男らしくてかっこいい。
水冷なのにちょっと古風な感じがします。
調べてみると、英空軍の要求仕様 F.18/37(1937年戦闘機)
に応じた機体というから、日本で言えば十二試。
十二試艦戦、零戦と同期!古臭いわけだ。
でも、航空先進国はちょいと違いますね。
影吹きの次は、主翼下面の白黒帯。
P-51の時のインベイジョンストライプと同じと思ってたら、
初期のタイフーンのは違うんだって。
タイフーンはよく敵機と間違えられて誤射されたので、
Dデイの随分前から識別のために、独自にストライプを
描いてたみたい。
インベイジョンはインベーダーと同じような語源のようで、
侵攻作戦=ノルマンディ上陸のことらしい。
インベイジョンは、連合国の統一規格で白黒共に幅18インチ。
タイフーンのは白24インチ、黒12インチだし、
胴体にはなくて主翼下面だけ、など違いがある。
勉強になった。
白黒を塗ってマスキング。
下面色のミディアムシーグレーを吹いた。
ミディアムシーグレーはMrカラー特色、
英軍中後期迷彩3本セットの#363と、
単品の#335の両方を持っていた。
交互に数回吹いてみたが、それほど差はない。
特色の方がやや暖かい感じの色調。
下面をマスキングし、上面迷彩の準備。
今回初めて、粘土系のマスキング材を使ってみた。
10年以上前に買ったまま放置してあったもの。
戦車のツートンはボケ足が広いからマスキングいらないし、
九四水偵はクッキリ塗り分けだから、テープでいいしね。
まずは、初めてなのでアゴの部分でお試し。
適量がわからなくて、盛り過ぎた。
上面1色目はオーシャングレーという色で、
明度を上げると下面色と同じに見える。
もっと青っぽく彩度を変えた方が、面白かったかも。
プリシェイドの上にエアブラシが長居しないように、
黒を残しながら1回目。
下面色を足して、やや明るくしたのを、
パネル中央部へ吹いたり。
ブラシのカップのキャパシティが3ccで、
1回あたりその半分以下なので、
1ccちょっとを明度を変えて4回ほど吹いた。
タミヤの調色スティックの平たい方をビンに突っ込んで、
スティックに付いてきた塗料を万年皿にこそげ取る。
それにシンナーを数滴で1ccくらい。
1/48飛行機なら1回分です。
早くかき混ぜても、皿の底が見えないくらいに薄めます。
空気圧は0.5Kgf以下。
これでカップが空になるまで、15分は掛かってると思う。
鉛筆で下書きしておいてから吹いた。
オーシャングレーのエリアがどこまでかわかってないと、
明暗まだらをどこでやるか判断できない。
あとで、ダークグリーンで塗りつぶすエリアで、
演出してもしょうがない、というケチ臭い根性が
のちの失敗のもとだった。
土曜日はここまで。