模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

季節はもうすぐ蚊の出番

2020年05月28日 | プラモデル

最近のTV番組、自宅からリモート出演です、とか言ってやってますが、そこまでして放送してくれなくていいですよ。
公共の電波に乗せて、人様に見てもらうような代物ではないですよ。見るに堪えない。
それから、最近ネットではこんな動画が流行ってます!ってそんなネタをTVでやらないでください。
TVのオリジナルコンテンツがいかにお粗末か、自ら証明しているみたいなものでしょうが。
ということで、溜まった録画がドンドン消化できるし、模型もはかどるのでラッキー!
でも、国営放送はコロナ禍の下でも、死ぬ気で働いていい番組作りなさいね!有料なんだからさ。

ピカピカで失敗の許されないカーモデルの緊張感から解放されたので、次はリハビリも兼ねてタミヤ様の1/72モスキートにしました。
インスト通りに手を動かせば、誰でもが一定レベル以上の完成品が得られるという、日本が誇るありがたい工業製品です。
いきなりこれだもん。

タイプによって機首が差し替えできるようになってます。
コクピットの前半分が別部品で分割なのですが、内側に2か所の位置決め、表側にはバックル状の留め具付き!
この3点でパチって嵌まるんです。イモ付けじゃないんです!
接着剤無しでも良いくらいの精度。
その上このバックルは、主翼を付ければ、その付け根の空間に収まってまったく見えないという、お見事な設計。
まいったな。

しかし機首の機銃は普通の分割で、パイパン穴なし。
ここは敢えてスライド金型などを使わずに、穴が欲しい人は、自分で穴を明けるか金属パイプに替えて自己満足しなさい、というわざとスキを作るこの余裕。

この銃口のフラッシュハイダー(以下ラッパ)をいかに薄々に仕上げるか、が今回のひとつ目の課題であります。
丁度、タイミング良く、肥後の趣味人師匠がこのラッパを上手に仕上げられていたので、奥義をお聞きしてみました。
ミネシマの斜め刃と似た、オリジナルの刃物を使われたとのこと。
うーん。自分もそれを使えばうまくできるのか。投資する価値があるのか。


職場でデスクに向かい、業務上の難題を熟考しているおっさんのふりをして、刃物の形状とその製作方法について検討しました。
まず思いついたのが、30度のデザインナイフの刃を、20度位まで削って鋭角にする、矢じり案。
でもこれは、機銃を回して削るなら良いが、刃物を回転させて削るのが難しそうなので、丸いラッパの口を滑らかにはし辛い。

次が、細いテーパーリーマの先端を尖らせて、極細の四角錐にする案。
元々テーパーリーマの断面は四角でしたが、安全のためか不要な先端まで尖がっておらず、唐突にぶった切られた形状でした。
それをテーパーを急に絞って尖がらせる。
四角のままだと刃が鈍角過ぎる気がするので三角にした方が良いか、Kくんに相談したら、四角の方が安定はするよ、とのこと。
これが試作第1号。

よく切れて切り込みすぎるよりは、削り量が少ない方が量の加減がしやすく、失敗が少ないと判断し四角のままにしました。


ラッパの先端径が0.95mmほど。
0.3mmで穴を明けて、このキリをピンバイスに咥えてグリグリ拡大しました。

これ以上やると、刃の切れ味が悪いので、削らないで拡げて裂けてしまいそうです。
60度のセンタードリルや面取りカッターを使うよりは、うまく簡単にできました。
ポイントは、ラッパの先端をフラットにして、軸と直角に仕上げておくこと。
直角でないと縁の厚さが均一になりません。
また、ドリルの前にニードルでセンターポンチを打ちますが、ぴたりセンターには打てないので、穴を拡げていくうちにズレに気づきます。
気づいたらそのまま続けないで、デザインナイフでセンターに矯正してから再度グリグリしました。

もう少し薄くできそうに思うので、もう少し悪あがきしてみます。




 

コメント
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