久々にレンタルでDVDを借りました。
レンタル屋は通勤コースには無く、最寄りの店までは10Km以上離れているので、もっぱら宅配レンタルです。
第2次大戦中の英軍の大陸撤退を描いた映画が、最近公開されスピットファイアの飛行シーンが話題になっています。
今回観たのはその映画ではなく、今世紀になったばかりの頃、その当時のスケビで飛行機ファンは絶対見るべし!と言われていた「ダークブルー」という映画です。
1969年の映画:空軍大戦略の中に「ポーランド語でしゃべるんじゃねえ、英語でしゃべれ!」というセリフが印象的な空戦シーンが記憶にあります。
それが頭にあるので、英国の外人部隊と聞いてポーランド人の話と勘違いしていましたが、当時英国にはポーランドだけでなくドイツにうらみのある各国の外人部隊があったようです。
これはチェコの外人部隊でした。
映画全編が欧州調というのか、しっとりした色彩の美しい映画です。
コダクロ-ムで撮った雨上がりの、晩秋の斜光の風景のイメージというか、独特の雰囲気です。
セピアのフィルターを掛けたカラー写真のような。
欧州のプラモデル作品に通じる色使いですね。
英国機の初期の迷彩:ダークアースとグリーンに塗られたプロペラが4翅と3翅のスピットファイアが飛び回ります。
撮影に使った飛べる実機は、この2機だけだったようです。
ダークアースは最近のクレオスのようなライトグレーがかった、白っぽい色ではなく、もっと赤く茶色っぽい色味です。
一方、Bf109は似てません。カッコ悪いです。
スピットは脚を外側にたたむと知ってはいても、離陸のシーンで動画でそれを見ると、惚れてしまうやろ!って感じですなあ。
翼が大きいわりには横転もそれほど鈍くない。
ストーリーもハリウッドのそれとは趣を異にしますが、心に沁みます。
初秋にピッタリのいい映画を観られて満足でした。
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映像、音楽、ストーリーの全てに独特のしっとりとした味があって、日本人好みの佳作です。
最初から最後まで切ない映画です。
犬のバイチャもいいです。
レンタルで音楽CDを借りようとしてたときに、クラキンさんがダンケルクの記事の中でこの映画にふれられてたので、思わずポチッとしたのですが正解でした。ありがとうございます。
気温が下がった秋の夜長が、この映画の鑑賞にはピッタリでした。