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心理学ってどんなもの

2007-06-09 | 認知心理学
03/1/7海保
 
 心理学って何なんだ

 海保博之 岩波ジュニア新書

はじめに
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1部 心への素朴な疑問に答える--素朴心理学からの疑問
リード

Q1-3 最近、理解に苦しむような事件や犯罪などが多すぎるように思いますが、どうしてでしょうか---素朴心理学とアカデミック心理学

Q1-* 占いが大好きなのですが、占いと心理学は関係があるのですか。---占いの心理学

Q1-* 心って何なんですか。

Q1* 動物にも心はあるのですか--心の進化論

Q1-* 心は鍛えれば強くなるのですか---心の陶冶
Q1-* 頭の良さは遺伝的に決まっているのですか---遺伝・環境問題
Q1-* 自分の性格があまり好きではないのですが、性格は変えることができますか---性格改造

2部 心理学は何をしているか---心理学の研究の現場

Q2-* 人は一人一人違うはずですが、どんな人にも共通する普遍的な法則はあるのですか----個人差問題
Q2-* 人間には自由意志がありますから、心理実験や調査で嘘を言うこともできると思いますが、それでも科学的なデータは集められるのですか。----自由意志
  



Q2-* 生物のビデオ授業のときに「生き物地球紀行」という番組の一部をみせてもらいました。そのとき、先生が、「これは物語であって、サイエンスではない」と言いましたが、本当でしょうか---擬人化の功罪


「方法」
Q2-* 心理学は、データに基づいてものを言うということになっているそうですが、データとはどんなもので、また、どのようにして集めるのですか---心理データ 
Q2-* データを統計処理するのが一般的とのことですが、そこではどんな考えでどんなことがなされているのですか。

Q2-* 心理学の研究では実験が必須とのことですが、なぜなのですか。また、心理実験とはどんなものなのですか---心理実験
Q2-* 心理学では、実験以外にアンケート調査もよく行なわれるようですが、実験法とはどんな違いがあるのですか---調査法
Q2-* 野生児の話を社会科の時間に先生から紹介してもらい、いろいろのことをそこから考えさせられました。心理学において、こうした特殊な事例はどのように考えられているのですか---事例研究
Q2-* 人を使う研究ではやってはしてはいけないことがあると思うのですが、どんなことに留意しながら研究をしているのですか。
「学会事情」
Q2-* なぜ、心理学の領域では、たくさんの学会があるのですか。---学会事情

3部 心理学はどこでどんなふうに役立っているのですか---心理学の有用性
Q3-1 心理学はどのように役立っているのですか---心理学の有用性
Q3-1 なぜ、今、日本では、心への関心が高まっているのですか---心ブームの解剖(1) 済み

Q3-2 心への関心の高さを示す具体的な動きにはどんなものがありますか---心ブームの解剖(2)済み
Q3-* 心理学関係の資格にはどんなものがありますか---資格問題

4部 心理学はどこへ行くのか---心理学の未来
Q4-* 心の働きは、すべて脳の働きで説明できるようになりますか---心脳問題 済み
Q4-* 心理学者は心理学のことをどのように考えているのですか---心理学者の抱く心理学像

5部 心理学を学ぶ
Q5-* 日本の大学で心理学を学ぶには 済み
Q5-*心理学は文系、それとも理系 済み
Q-* 心理学の本の多くは、お話ばかりで、データと呼ぶようなものは記載されていませんが、どうしてなのですか---アカデミック心理学と啓蒙心理学とジャーナリスティック心理学

Q5-* 大学での心理学専攻の4年間の勉強の仕方を、具体的に知りたいのですが。

Q2-* 心理学では、卒業論文の指導はどうなっているのですか。

Q5-* 大学での心理学専攻の4年間の勉強の仕方を、具体的に知りたいのですが。

認知的インタフェース

2007-06-09 | わかりやすい表現
02/8/2 海保

認知的インタフェース はじめに

●旧版から新版へ
 旧版「認知的インタフェース」の刊行が、1991年。10年が経過した。この間のコンピュータ技術、および、コンピュータの社会への浸透には、目覚ましいものがある。
 にもかかわらず、旧版「認知インタフェース」は、コンスタントに読み継がれ版を重ねてきた。本の内容と時代とのずれに気がつきながらも、コンピュータは変わっても人は不易、との勝手な理屈をこねながら、怠慢さもあり、改訂を怠ってきた。
 しかし、10年一昔、黒須氏からの強い押しもあって、ようやく改訂せねばという気持ちになり、新曜社・塩浦氏の了解と協力をえて、ここに「新版」として上梓することになった。
 一部は、旧版のままの項目が**項目あるが、大部分の項目は項目名は同じでも、内容は新たに執筆されたので、「新版」とさせていただいた。
 しかも、旧版では、執筆項目も多かった海保担当部分のかなりの項目を、新進気鋭の青山氏にまったく新しい視点から改稿していただいてあるので、「新版」と銘を打つことになんのためらいもなかった。
 
●「新版」が必要な背景
 我が大学でも業務のコンピュータ化(システム化)がやっと進み出した。今、学務業務がシステム化され、成績報告もこのシステムを使うことになった。アルバイトの方に入力というわけにもいかないので、自分でシステムを立ち挙げ、500人くらいの成績を入力することになった。
 案の定、腹の立つことばかりの事態に直面することになった。
 冷静になって考えれば、ほんのちょっとした配慮をシステム設計の際にしてくれれば、というものばかり。そして、その「ほんのちょっとの配慮」のかなりの部分がユーザの認知特性、行動特性にかかわっていることに気がつく。
 こんな個人的な体験が、システム設計者が本書を読んでいてくれたらとの勝手な?思いにつながり、「新版」の上梓となっている。
 もう一つ、そしてこちらのほうが「新版」上梓の大きな理由であるが、インタフェース技術の飛躍的な進歩である。本書は、インタフェース技術の解説書ではもとよりないが、技術が変われば、それに関わるユーザも変わるようなところがある。そのあたりは、旧はまさに旧になってしまっているので、「新版」を必要とすることになる。新たに、1部増やすことで対応してみた。

教育心理学 研究法

2007-06-09 | 教育
教育心理学特講
    (Seminar on Educational Psychology)
        標準履修年次 1・2年    単位数 3単位
            授業時間   1-3学期 火曜日2時限
            担当教官    海保博之(心理学系)
            研究室   人間系学系棟B304 TEL. 53-4613
           e-mail:hkaiho@human.tsukuba.ac.jp
            オフィスアワー 火曜日午後、木曜日全日



授業概要
 教育心理学関係で修士論文を作成する学生を想定して、教育心理学の研究法ならびに緒技法の修得を中心的な目的とした授業を行う。

評価方法
 出席と授業への関与度


教科書
 質問紙法(鎌原ら著 北大路書房)


参考書等
 心理データ解析(服部ら著 福村出版)


授業計画
 受講学生各自が興味を持った教育心理学関係の論文の紹介を中心に、それに対する補足解説や批判的な討論を重ねることで、教育心理学の研究法や技法への理解を深める。
 授業で取り上げる予定のキーワードは次のようなものである。
○教育研究   ○認知研究  ○実験研究 ○相関研究 ○調査研究 
○調査票の設計 ○経験データ ○尺度構成 ○心構成概念 
○信頼性    ○妥当性   ○記述統計 ○推測統計 ○多変量解析
○因子分析   ○重回帰分析 ○共分散構造分析 


痴漢

2007-06-09 | 心の体験的日記
痴漢続出の感じ
一線級のビジネスマンがどうしたことであろう
それにしても、マスコミさん、名前を出すのだけはやめてください
人生一貫の終わりにさせていいのですか!!

家内は昔、横須賀線で通学していた。
痴漢続出だったらしい。
自分も何度か被害にあったこともあるとのこと。
でもひたすら我慢したとのこと。
それだけ女性が弱かったのだろう。




心理の大学院に入る

2007-06-09 | 教育
03/1/10 海保 「心理学ってどんなもの」岩波ジュニア新書

Q5-* 心理学関係の大学院が増えていると聞きましたが、大学院ではどのような授業がどのように行なわれているのですか。また、大学院を終了すると、どんなところに就職できるのですか---心理の大学院

 最近、心理学の大学院がたくさんできているのは、もっぱら、臨床心理士の資格取得に必要なカリキュラムを提供する2年間の修士(マスター)課程です。
臨床心理士資格認定協会が指定する大学だけに限定されていますので、その資格に興味のある人は、協会のホームページで確認してください。
 このように資格直結型、あるいは職業直結型の大学院・修士課程が増えてきたのが、最近の際立った傾向です。それを博士課程にまで拡大しようという動きもあります。
 これらは、専門職大学院と呼ばれて、従来の博士課程まである研究者養成をめざした大学院とは区別されています。
 
 まず、専門職大学(修士)のほうから。
 ねらいは、高度職業人の養成です。理工系のように、4年間の学部教育の上にさらに2年というタイプ(4+2型)と、いったん社会人になって経験を積んでから大学院に入り直すタイプ(レカレント型)とがあります。一つの専攻の中で、分けて合格者を決めることもあります。
 2年間で30単位程度(科目にして10から15)を取得し、さらに修士論文を書くことになっていますので、かなり忙しい学生生活になります。
 カリキュラムは、将来の職業を意識したものと修士論文作成を想定したものとから構成されています。
 授業形態は、さまざまですが、学生の知識ギャップが大きいため、一律の講義はあまり効果的でないようです。事例研究や学生側からのレポートなどを中心に行なわれることが多いようです。それだけ、学生側の負担が増えることにもなります。
 さて、就職です。
 心理学の大学院の場合、資格直結型でも、ただちに希望の職業につける状況には現在のところなっていません。非常勤職---かなり高給のことが多い---はかなりあるのですが、安定したポストが公務員に限られているというのが現状です。
 就職という点では、リカレント型、それも休職か派遣で1年---大学には1年だけ通い、2年目は職場で仕事をしながら論文を書くという制度もあります---か2年学ぶというのが一番です。

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