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声を出すのは気持ちがよい

2010-03-17 | ポジティブ心理学
声を出すのは気持ちがよい

 小学校の頃は、教室で一斉に教科書を音読したことを覚えていますが、だんだん音読はしなくなります。
 大ベストセラー「声に出して読みたい日本語」の著者・斉藤孝氏は、さらに、今、暗誦文化が危機に瀕しているとの認識を示しています。
 いずれにしても、声を出して本を読んでいるような光景は普通はみかけません。
 でも、斉藤氏の本のお陰で、声を出して本を読むのも悪くないことに気がつかされました。
 なにより、ごまかしがきかないことがいいですね。黙読だと、読み飛ばしや読み返しがありますが、音読は、きっちりと流れに従わざるをえません。それが集中した状態を作ってくれます。
 そして、読むものにもよりますが、斉藤氏の本にある素材はさすがに音読のために厳選されたものだけあって、リスムがあり、それが実に心地よい気持ちにしてくれます。次の1節、童謡の歌詞ですが、音読の醍醐味を味わってみてください。
「夏は来ぬ」(佐々木信綱)
うの花のにおう垣根(かきね)に、時鳥(ほととぎす)
早もきなきて、忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ。

正常化バイアス

2010-03-17 | 認知心理学

● 正常化バイアス(optimistic bias)
災害、事故など緊急性のあるリスク事態に直面したときの事態の認知は、通常時のそれとは異なることが知られている。パニック状態に陥ると視野狭窄による思い込みが発生するが、逆に、いつまでも事態の緊急性や危険性を認めないような傾向も強くある。「自分だけは大丈夫」という楽観的な見方をしがちである。これを正常化バイアスという。これは、下手をすると命を落とすことにもなりかねないだけに、困った判断バイアスの一つである。

逆境 「心の元気をつくる

2010-03-17 | ポジティブ心理学
● 逆境こそチャンス
見出しは、あまりに月並みな言説ですが、ここで言いたいことのすべてが、これに凝縮されています。
さらに、逆境は最良の教師ということもあります。そこから学べることは、普通では学ぶことのできないことを学べるからです。
そして、逆境は、絶望と違って、大波に逆らって力一杯進んでいるイメージがあります。つらくとも、心身ともに元気というイメージがあります。向かう方向もはっきりしています。