ポジティブマインドづくり 「精神論」
精神論は、えてして何も解決しないが、逆に既存秩序となんの摩擦も生まない。なので、とりあえずその場を丸く治めたい、だけれど無責任などと言われたくない人にとっては実に使い勝手が良い。
たとえば、旧日本陸軍の至宝、牟田口(むたぐち)中将の以下の訓示は、あまりにも有名だ。
「日本軍と言うのは神兵だ。神兵というのは、食わず、飲まず、弾がなくても戦うもんだ。それが皇軍だ。それを泣き言言ってくるとは何事だ。弾がなくなったら手で殴れ、手がなくなったら足で蹴れ、足がなくなったら歯でかみついていけ!」(『太平洋戦争 日本の敗因〈4〉責任なき戦場 インパール』より)
偉そうなことは言っているが、「弾もメシも全然足りてない」というシステム上の欠陥はまったく解決されていない。
要するに、責任者が面倒くさがって「おまえらで何とかしろよ」と言っているだけの話だ。精神論とは、えてしてこういった責任放棄の産物である。(城繁幸ブログより)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@考えてみよう(自助努力 有能感 外的/内的統制)
● 「ポジティブマインドづくりは、あなたの心次第(精神論)」」は、なぜ、説得力がないのだろう。具体例を1つ挙げて考えてみよう。
・「がんばれば、元気になれる」<=どうやってがんばればいいかわからない
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●ポジティブマインドづくりにおいて、「システム」(上述)として想定されるものを挙げてみよう
①仲間 ②
●上にあげてもののうち、あなたにとって、もっとも大事なシステムの要素はどれですか。