「授業に出席し、黙って先生の言うことを聞き、楽勝試験で単位がとれること願うような学生像」ですね。
これでも、そこそこの付加価値をつけることはできますが、
はっきりいって社会に出て勝負するには不十分です。
大学は講義室の外、キャンパス内にも、膨大な知的資源をもっています。
それを使い尽くしてください。これがあなたの付加価値を高めます。
そこで、こんな心がけと実践を4年間してみてください
① 自分の好みの先生を1人か2人、見つけて、4年間、食らいついてみることです。
すべての先生が[研究室で諸君がくるのを待っています]という時間帯、オフィスアワーといいますが、掲示してあります。
研究室にお菓子をもって、お茶をのみにいくだけでもいいのです。
ちょっとした相談でもいいのです。
足繁く先生方の研究室へ通ってみてください。
薫陶を受けるということばがあります。
きっと一生の宝物になると確信しています。
② 学内滞在時間をできるだけ長くしてください
皆さんは、これまでは、「生徒」でした。しかし大学に入ると「学生」と呼ばれるようになります。
なぜでしょうか。
それは、自律した学びのできる者を意味させたいからです。放って置いても勉強する者だからこそ、「学生」と呼ばれるのです。
・図書館を自分の書斎のごとくするのもよし
・情報処理室にこもって、IT技術を磨くのもよし
・課外活動を楽しむのもよし
・友達と語り合う場所としてもよし
・新築の体育館でスポーツを楽しむのもよしです
さらに、大学生でありながら、大学の講義室、キャンパスとは無縁でもよい残りの20週間をどう過ごすかもとても大事です。
これも、諸君それぞれが、自律のための挑戦の場としてください。
大学の講義室、キャンパスだけが学びの場ではありません。
世の中には、大学とは質の異なった学びの場が豊富にあります。
アルバイトも結構、
恋をするのも結構
バックパックしょってのひとり旅も結構
スポーツに、趣味に没頭も結構
たくさんの付加価値をそれらから身に付けることができます。
1年52週
4年間で208週
精一杯「自律的に」生きてください
精一杯「自律的に」学んでください
精一杯「自律的に」楽しんでください
「精一杯」「自律的に」何をしたかが、あなたの付加価値を決めるキーポイントになります