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庭木の手入れ」10年前の今日の記事

2019-06-20 | 心の体験的日記
1年に一度の庭木の手入れ
家族総出で3時間
一気に見事にキレイになった
5万円なり
@@

10年前までは、1年に一度、剪定していたのかなー
この後、この植木屋さんに頼んだ記憶がない。
もっとも5万円は覚えている。笑い

もしかすると、先日の剪定は、10年ぶりかもしれない。

ペットボトル

2019-06-20 | 社会
2週間に一度、ペットボトル収集日がある。
ほぼ袋一杯になる。
水、
炭酸水
お茶
である。
洗って、まいてある紙をはがしてから捨てる。

いつのまにか、水道水を飲まなくなってしまった。

なお、これ以外にも、水物としては、
乳酸菌関連の飲み物
青汁
豆乳
牛乳
お茶
紅茶
を飲んでいる。


コーチング研究「偉大なコーチングとは?」市村先生の追っかけ

2019-06-20 | 健康・スポーツ心理学
Becker, A. J. (2009). It's not what they do, it's how they do it:

Athlete experiences of great coaching.

International Journal of Sports Science & Coaching, 4, 1, 93-119.



偉大なコーチングを受けた競技者の経験した内容はどのようなものであったか。このリサーチ・クエ

スチョンを明らかにする目的で、18名のエリート競技者が綿密な現象学的インタヴューを受けた。研

究協力者はつぎの問いに自由回答で応えた。「偉大なコーチングを受けたと感じたときのあなたの経

験を語ってください」..

.
 この問いに応えられた言明は転記され、1553の意味単位に分けられ、さらに言明のテーマごとに分

類され、テーマの意味について実存的現象学的解釈が行われた。


 その結果、エリート競技者が偉大なコーチングで経験したことの意味は「コーチの人格」「コーチと

の人間関係」「コーチの作り出す環境」などが、「コーチの行為」よりも大きな意味を持っていた。



26ページに及ぶ長い論文ですので、すべてを紹介することはできません。



「コーチの行為」というテーマには、教えること、コミュニケーション、準備、期待などが

含まれていた。



しかし、



全てのコーチは教える、しかし、偉大なコーチは隅々まで教える。

全てのコーチはコミュニケーションをする、しかし偉大なコーチは誠実にする。

全てのコーチは準備する、しかし、偉大なコーチは綿密にする。

全てのコーチは期待をもつ、しかし、偉大なコーチは高い期待を持ち、競技者がそれを達成するまで

全力を挙げて支援する。

  ・・・・・・・  などなど、有益な情報が詰まっている論文です。

話し方力アップ」表現力アップ

2019-06-20 | わかりやすい表現
話し方力アップ
 

●話し方はどうしてこれほど気になるのか
 話し方に強い関心があるのは、なぜなのでしょうか。その理由は3つあると思います。
第一に、それは、言語活動の中で話す、聴くにさく時間が圧倒的に多いからです。

 2つは、うまく話せなかったという失敗体験に起因するものです。話すのは、その時その場での実時間での行為です。この点、書くのとの大きな違いです。となると、当然うまく話せなかった、あるいは、言い落としてしまった、さらには言い間違いをしてしまった、といった体験をごく日常的にすることになります。後味の悪さばかりを引きずることになります。
 関連して個人的な体験を一つ。しかるべき地位につくと、スピーチが多くなります。時には突然の指名での即興もあります。プレゼンならそれなりの準備とそれなりの草稿がありますからこんなことはあまりないのですが、スピーチとなると、程度の差をあってもほぼ毎回こんな後味の悪さを感じています。
 
 第3には、しかし、努力すれば失敗しないようになるはず、さらにうまく話せるようになるはずなのですが、努力の仕方がわからないのです。それが、話すことに興味、関心を向かわせるのだと思います。

●子どもとは心で話す
 ところで、眼の前にいる一人の子どもとうまく話すには、どんなことに配慮したらよいのでしょうか。基本的なことを2つ挙げておきます。
 子どもは、話の内容より、話し手の意図や気持ちの方を読み取るのに長けていることを、まず認識する必要があります。とりわけ、低学年になるほど、この傾向は著しいものがあります。
「頭が痛いの?」と子どもに話しかけた時に、どれくらいその子どものことを本当に心配してくれているかを、子どもはただちに理解してしまいます。
 これは、考えてみれば当然のことで、生まれ落ちて言葉を自由自在に操れるようになる5、6歳頃までの間に、こうした力を自分の周囲りにいる人々とのコミュニケーションの中で体験的に身につけてきているからです。子どもはハート・リーダー(heart reader)の天才であることをしっかりと知っておく必要があります。

●第一声が大事
 その上で、やはり言葉を使って話しかけることになるのですが、その第一声が極めて重要になってきます。第一声にこそ、ハート・リーダーの天才・子どもは大人の気持ちをしっかりと読み取ってしまうからです。
 子どもに対する愛があり、自分の気持ちがポジティブであれば、おおかたの第一声は、ハート・リーダーの心をとらえるものが無意識のうちに自動的に出てきます。したがって、それほどあれこれと心配することはありません。
 問題は、意に反しての第一声です。
まずは、例えば、どやしつけたいほどの怒りをどうやって言葉で表現するかです。そのまま叱責するのが最適な場合もあります。子どもの方にそうされて当たり前との認識がある場合です。
 その認識がない子どもにストレートな叱責は禁物です。こちらの気持ちを静め、ゆっくりと、「どうしたのか」という問いによって、状況把握に努めるところからはじめることになります。これがあなたの気持ちを平静にしてくれることにもなります。
 もう1つ、意外に面倒なのが、いわば気持ちにはあまり依存しなくてよい第一声です。大人どうしの場面でよくみられます。ここでは、いつものしきたり通りに、あいさつと子どもの調子や用件を尋ねるのが一般的ですが、その後に続く一言が、思いもよらず子どもの心を傷つけてしまうことがあります。
 不登校の子どもと廊下でばったり。あなたの第一声は、「こんにちは。元気でやっている?」ですか、それとも「あら!久しぶりね。どうしていたの?」ですか。
「普通の状況では普通に語りかける」のが原則ですね。それでなくとも、子どもは普通でなく見られるのを極度に恐れているはずですから。それを増強するような後者のような語りは禁物です。

●話し方のコツ
 第一声に続く話し方は、状況に応じてさまざまですので、ここでは、一人の子どもに何かを説明する状況を想定して、そこでの話し方のコツを4つほど提案してみたいと思います。

① 自分ひとりで話す時間を短く
 どんなテーマにしても、話す材料は、教師の方が圧倒的にたくさん持っています。ついつい一方的に話すようになってしまいがちです。会話とは違いますから、話のやりとりはそれほどなくてよいのですが、それでも、理解の確認を随所でしながらの語りをした方がよいと思います。
② 一度に説明する量も少なめに
 一度にどうしてもあれもこれもとなりがちですが、これも、子どもの理解能力を超えたものになりがちです。量を減らすだけでなく、紙に要点を書いて手渡すくらいまでやらないと、せっかくの説明もうまく伝わらないことになります。その際に、「わからないことがあったら、また来て」の一言も忘れずに。
③ ほめ言葉を豊富に
 ほめられれば誰しもが気持ちよくなります。話すほうも、ほめ言葉を使うことで気持ちよくなります。安直なほめ言葉の乱発はただちにその嘘っぽさを見抜かれてしまいますが、気持ちが本気ならそれを言葉で表現できればそれに越したことはありません。
 あなたは、今ただちに、どれくらいのほめ言葉が思い浮かびますか。
昔いた大学の知り合いの女性教授は、すべてにわたりエレガントなのですが、もう一つ、ほめ言葉が実に豊富なのです。お会いするたびに、気持ちが浮ついてしまいました。
ほめ言葉の語彙を豊富にする努力をすることです。さらに、表現全体をポジティブなほうにバイアスをかけるようにしておくことです。ポジティブ・コミュニケーションの項を参照してください。
④ 対面より90度の位置で
 一番よくあるのは、180度の位置に座って話すことだと思います。この位置だと、お互いに相手のことがよく見えます。
しかし、説明してわかってもらうような状況では、相手が見えすぎてしまうのは、説明内容のじっくりとした理解には、ノイズになってしまうことが時にはあります。視線、ジェスチャー、表情などが気になってしまうのです。それに資料などを見せるときには、対面では具合がよくありません。そこで、90度の位置に座って、資料や紙に書いたりして一緒に見ながらの話も時には効果的です。

最後に、カウンセラーの東山紘久著「プロカウンセラーの聞く技術」の目次から、話し方のコツを挙げておきますので参考にしてください。
 
・自分のことは話さない
・聞かれたことしか話さない
・情報以外の助言は無用
・言い訳しない
・話には小道具がいる
・沈黙と間の効用を知る
・評論家にならない


スマホは、出口が見えない社会でものを考える苦しさを忘れさせる、強力な麻酔になっているのである

2019-06-20 | 名言の心理学
高村薫による。

新しい情報機器の登場は、じわりと、人の認知機能に影響する。
それを実証データで示した研究もあったように思う。

あれこれあっても、人間、身体の快適さの希求と同じに、
認知機能の快適さ、省力化には目がない。
それがじわりと認知機能を、劣化させたり、増強させたりする。
さて、スマホ、何をもたらすのか。

● アイコニック・メモリー(iconic memory)学生による解説

2019-06-20 | 心理学辞典

アイコニック・メモリー(iconic memory>
友達と話をしている時に、全く意味のわからない単語が出てきたらどうしますか?大抵の場合、その単語を鸚鵡返しにして意味を尋ねると思います。考えてみると不思議な事で、どうして意味も分からない単語を喋る事が出来るのでしょう。
私たちは、ほんの短い間であれば、色や音などの外部からの刺激を、意味も何も関係なくそのままの形で自分の中に留めておく事ができるのです。これを認知心理学では「感覚記憶」と呼んでいます。アイコニック・メモリーは、視覚情報の感覚記憶です。
スパーリング(1960)が行った実験の中で、いくつかの意味の無い文字列をごく短時間被験者に見せてその直後に復唱させたところ、一部の文字だけ復唱させる方が、全部の文字を復唱させるよりも正解率が高い事が分かりました。これは、全部の文字を復唱する場合、復唱している間にどんどん文字を忘れていってしまう事を示しています。更に、文字を見せてから復唱させるまでの間の時間が0.5秒を超えると両者の正解率に差が無くなる事が分かり、この事からアイコニック・メモリーは1秒以内に消えてしまうものである事が明らかになりました。(HA)

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アイコニックメモリーとは、感覚記憶(知覚された情報が短期記憶として次の処理を行うため選択されるまでの間、一時的にその情報を保存しておくこと。視覚、聴覚、触覚、嗅覚など、各感覚ごとに保存様式は異なっている。)のうちの、視覚情報(目から入ってくる情報)に関するもののことであり、容量は大きいのだが保存される時間が短く、約500ミリ秒しか保存できないといわれている。また、聴覚的な情報(耳から入ってくる情報)はエコイックメモリー(聴覚的感覚記憶)といい、処理容量は小さいのだが、保存時間がアイコニックメモリーより長く、約4秒から5秒の保存が可能であるとされている。これらの保存された情報がアイコンと呼ばれている。しかしこのように一瞬で消えてしまう情報でも私たちは、興味を引くものには眼を向けるし、その結果、注意をむけられた一握りの情報だけが短期記憶として保存される。
これはナイサー(Neisser,U)による用語で、スパーリングは視覚的情報貯蔵(visual information storage)と呼んだ。(SS)

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記憶には大きくみて短期記憶と長期記憶があります。短期記憶をつかさどるのは、アイコニックメモリと作動記憶という2つのメモリです。見たり聞いたりしたものは、そのままの生の記憶として、アイコニックメモリにはいります。しかし、ここに入った記憶は、数百ミリ秒という、一桁以下の短い時間しか貯蔵できません。これは次々に新しい事象が目・耳・鼻・口・皮膚といった五感を通じて入ってくるので、長く貯蔵する必要のないものが多く、記憶内容はすぐ次々に揮発することが必要だからです。なので、アイコニックメモリはとてもこわれやすいものであるということができます。ここが強い人は、一瞬見たものの細部を言い当てられます。この、アイコニックメモリという考え方は、スパーリングという人が、実験をして、1960年に打ち出したものです。スパーリングの実験では、観察者へ、短い時間に、3~16字で構成されている英数字が、提示されます。そして観察者はその後、提示された、目に見える表示の中の、文字の部分集合(3つか4つの連続した文字)を特定する報告を行います。この実験によって、スパーリングは、短い間隔の追提示において、提示された文字の全体から、何の関連もなく無作為に思い出すよりも、このように部分集合的に思い出す方法の方が、観察者はものごとをよく覚えているのだということを明らかにしました。この記憶が、アイコニックメモリです。(YM)