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潜在学習(implicit learning>学生が解説すると

2019-10-25 | 心理学辞典
  


潜在学習(implicit learning>
 強化や報酬が与えられなくても生じる動物の学習を潜在学習といいます。また、同じ状況での人間の学習は偶発学習と呼ばれます。強化とは、ある行動の頻度が、刺激を与えることで、刺激がない時よりも高められることをいいます。例えば、パブロフの、犬を使った実験では、ベルが鳴ると餌が現れます。この場合、餌が反応を強化し、餌がなくてもベルが鳴るだけで犬はよだれを出します。また、ねずみがレバーを押すと餌が出てくる、もしくは電流が止まるという場合も、餌や電流の除去がレバーを押すという反応を強化します。こうした強化がなくても学習を行うことが潜在学習、または偶発学習といいます。例えば、流行の曲が頻繁にテレビやラジオで流れ、買い物先の店内でもその曲がかかっているとします。その曲が好きなわけでもなく、覚えたからといって特によいこともありませんが、聞いているうちに歌詞やメロディーを覚えてしまう。これも潜在学習の一種です。(HU)
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 次のような実験があります。ネズミを3つのグループに分けて20日間1日一回迷路をさせます。1つめのグループには迷路のゴールに毎回餌を置きます。2つめのグループには餌を置きません。3つめのグループは11日目、つまり後半から餌を置くようにします。餌が与えられるグループのネズミは間違える回数が徐々に減っていきます。餌が与えられないグループは間違える回数が多く、なかなか減りません。しかし,3つめのグループは餌が与えられた翌日から急激に間違える回数が減り,すぐに1つめのグループの成績に追いついてしまいます。これは餌が無い時期にもちゃんと迷路の学習ができていたのに成績として表れず,それが餌を与えることで目に見える形となって表れた、ということです。これは餌というご褒美がなくてもきちんと学習はできるということを示しています。成績として、つまり目に見える形で表れていない学習を潜在学習といいます。(NH)
  

法則6「集中力は馴れによって節約できる

2019-10-24 | 健康・スポーツ心理学

法則6「集中力は馴れによって節約できる

 われわれは、毎日の生活を快適に過ごすために、たくさんのことをしなければならない。
 歯を磨く、食事をする、服を着る、電車に乗るなど、これらのことすべてに、いちいち注意のエネルギーを集中していては身が持たない。
 ところが、生活習慣の違う外国にいって生活をしてみると、つまらないことに貴重な注意のエネルギーを使わざるをえない。例えば、電話ひとつにしても、どこにお金を入れるのか、「もしもし」の代わりになんと言えばよいのか見当がつかないので、一所懸命に頭を使うことになる。電話だけでなく、スーパーでの買い物にしても事は似たようなものである。だから馴れない外国での生活は気が疲れる。
 注意の集中は、ここ一番のがんばりがいるとき、慣れないことや大事なことをするときにだけ発揮し、どうでもいいところでは省エネを実行することが快適に生活し長生きするコツである。
 注意は心のエネルギーである。一度使ってしまえばなくなってしまい、補給するのに時間がかかる。だから大事に使いたいのである。また、使わなければ、どこかで、一度に集中的に吐き出すことも可能で、ためておけば、それだけたくさんの集中力が充電できる。
 幸いなことに、我々は日常生活のほとんどを無意識のうちにこなしている。歯を磨くのに注意のエネルギーを割く必要はない。箸を動かすのにいちいち注意を配分するのは、自分で始めて食事ができるようになる2歳頃の話である。
 何度も同じところに電話していれば番号を覚えてしまい、改めて調べる必要がなくなる。手紙も、一定の書き方を覚えてしまえばスラスラとかけてしまう。ワープロでも、指の動かし方に熟達してしまえばそれだけのものを考えるほうに集中できる。相当難しい仕事でも、慣れてくればどんどん無意識のうちに自動的にこなせるようになる。注意力を改めて注ぐこともない。
 慣れること、熟達することは、注意エネルギーを有効活用する鍵だが、実はこれが一番難しい。たしかに同じことを数多く繰り返せばよいのであるが、そのためには、最初の注意の全エネルギーを割かなければならないからである。
 見たり、覚えたり、学んだりする機能を鍛えるということは、こういうことなのである。つまり、最初は、10の努力が必要であったのが、次第に8になり、5になり、やがては2の努力で十分になる。そして、残った注意のエネルギーを、より大事なことに使えるようになってくれば人生が楽しくなり、人生の勝利者になれることもうけあいだ。

食は我がいのち番外編 食事「心を元気にするもの

2019-10-24 | 
食事「心を元気にするもの

「腹が減っては戦はできぬ」

● 食事は心身に強く影響する
日本の食事は、栄養的にも、味覚的にも世界に冠たるところがあるようです。
日本食そのもののすばらしさに加えて、世界の料理の一流どころを取り込んでいるのですから、それはそうだろうという思いは、日本人なら誰しもが持っているのではないかと思います。自分の限られた海外生活でも、日本の食事そのものも、食事文化は飛びぬけているように思います。
それは、さておき、食事からだにも心にも強く影響します。その影響の仕方は、医学的にかなり広く深く解明されています。
ここでは、その話は脇において、食事と心の元気について、心理学の観点から少し考えてみたいと思います。

● 心を元気にするコツ
① 気持ちと食事を連動させておく
だいたい食事の大枠は習慣化されています。
自分の場合は、朝はバン、昼や弁当、夜は晩酌しながらとなります。その時々で変わるのは、パンや弁当や酒の種類ということになります。
 この習慣は、食事メニューをまっさらから考える面倒を省いてくれますので、助かります。
 これはこれで大事なのですが、心の元気という点では、この習慣やぶりも必要です。
うれしいことがあったときの、とっておきの外食やメニューを決めておくのです。これによって、心の元気を倍加させるのです。この日常的な習慣破りの習慣が心の元気にはおすすめになります。お祝いごとには食事はつきものですね。それを自分スタイルでやることになります。
② 仲間と一緒に
 実は、私は昼食を一人でとるほうなのです。誰かと一緒だと、どの店にするか、相手とメニューを調整するとかの気づかいが面倒だからです。
 でも、食事は、やはり誰かと一緒が一番です。食事ときの相手は、食事に誘発されて、表情の話す内容もポジティブになりますし、友達づくりにもなります。
③ この一品はというものをもつ
 グルメを自称する方々に共通するのは、あそこのあれがうまい、というものを持っていることです。それを語る時のうれしそうな顔。
 あなたもそんな一品をもつことをおすすめします。考えただけでも、元気になれます。
最後に例によって引用です。
「北野武氏が言っていたことであるが、回転寿司を3回がまんしても、おいしい寿司を食べない限り、貧乏を脱出する気にも頑張る気にもなれないということがある。」(和田秀樹)

宣言的知識(declarative knowledge>学生が解説すると

2019-10-24 | 心理学辞典

宣言的知識(declarative knowledge>
知識には大きく分けて二つの種類があります。一つは、宣言的知識、もう一つは手続き的知識と呼ばれています。
宣言的知識というのは、例えば、「地球は丸い」とか、「りんごは赤い」、「ケーキは甘い」などといった、誰が見てもそうであるという、事実に関する知識のことです。宣言的知識は、「何々は何々である」という文章の形で表すことができます。
一方、手続き的知識というのは、ピアノの弾き方や、自転車の乗り方、車の運転の仕方、話し言葉によるコミュニケーションなど、習い覚えて身についた技能のことを言います。手続き的知識は、「もし、何々すれば何々になる」という規則の集まりですが、必ずしも言葉やイメージで他人に伝えることができるとは限らず、無意識のうちに働いていると考えられています。
私たちは、膨大な量の宣言的知識をもっていますが、それを使って手続き的知識を持つようになる、と言われています。(MY)


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  宣言的知識とは、言葉によって言うことのできる知識で、辞書に載っているようなものを言います。例えば、「~は~である」「~するためには~が必要である」といったことです。もっと具体的に言うと、「鎌倉幕府ができたのは1192年である」といった知識のことを言います。それが何であるかを知っていること(Knowing-what)が宣言的知識にあたります。
  反対に、記憶しているにもかかわらず、意識したり言葉に出して言い表したりできない知識ややり方を知っていること(Knowing-how)を手続き的知識といいます。自転車の乗り方や折り紙の折り方などがこれにあたります。
  一般的に、宣言的知識よりも手続き的知識の方が長続きするのが普通です。例えば、社会や理科で習った事や人名(宣言的知識)は長い年月が経つと忘れられてしまうことが多いですが、何年自転車に乗っていなくても、乗り方(手続き的知識)を忘れてしまうことはめったにないですよね。(TY)


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宣言的知識とは、「○○とは▲▲のことである」という、辞書に記述されているような知識のことです。宣言的知識を説明するときに深く関わってくる、習い覚えて身につけたような知識を手続き的知識といいます。どちらの知識も長期記憶の中にあるといわれています。
 例えば自転車に乗る練習をするとします。「自転車に乗るにはハンドルを握り、サドルに座り、ペダルをこぐ。自転車をとめるには、ハンドブレーキを握る。」この知識が、宣言的知識です。ただ、この知識だけがあっても、実際に自転車に乗る練習をしなければ、手続き的知識は身につかず、自転車には乗れません。そこで、宣言的知識に基づいて、自転車に乗る練習をしたとします。最初はもちろん乗ることはできませんが、練習しているうちにだんだん上手になり、ついには自転車に乗ることなんかなんでもなくなり、一種の移動の手段として使えるようになっていきます。この知識が手続き的知識です。このように、宣言的知識だけがあっても、手続き的知識がなければ、役に立たないことがしばしばあります。「知識だけがあっても、行動が伴わない」といわれるのは、宣言的知識のみしか身につけていないときです。
 宣言的知識をくり返して使用することによって、手続き的知識を蓄積することができます。(HM)

食は我が命no4 10月24日

2019-10-24 | 
1)起き抜けの一杯 午前3時半
これまでは、冷たい牛乳やジュースだったが、
寒くなったためか、暖かいものがのみたくなる。
となると、ドリップコーヒーだが、あの面倒くささを考えると
つい、パック茶をとなる。



ふと気になって「食の心理学」で検索してみた。
ありました。
さー、例によって、文献読みから始めるかなー
うーん、そんなパワーと資金がなー
母校の図書館永久利用権を活用しようかなー 笑い

心理学からみた食べる行動:基礎から臨床までを科学する 単行本(ソフトカバー) – 2017/6/28
青山 謙二郎 (著, 編集), 武藤 崇 (著, 編集), 畑 敏道 (著), 高木 悠哉 (著), & 7 その他

2)7時半 朝食 ”食欲」普通  旨さ」非常に旨かった  食べた結果」完食
据え膳風にしてみた。
なかなか食もすすむ。
5分余計の手間。これからはこれだなー
 


右手も使って箸が持てる。食生活全体の質が一段上がる感じ。



3)昼食 1時 外出から帰って ”食欲」普通  旨さ」旨かった  食べた結果」完食
生地のおいしいパン屋でジャガイサラダサンドを買い
冷蔵庫の柿の肉巻きで昼食
<撮影に失敗、映像なし>

4)3時15分のおやつ
なんだか少し空腹感を覚えたので、軽くおやつ。




5)19時40分 夕食 ”食欲「普通  旨さ「まーまー 満足感「満足


漢字の迷惑メール」10年前の今日の記事

2019-10-24 | 心の体験的日記
中国語の漢字はだいたい意味がわかると思っていた
以下は、迷惑メールに仕分けられていたものだが、
皆目、意味不明
よくよくみると、それらしき漢字単語はあるのだが
、・。の使い分けもあるようだ

匯:喨周蛤窟:
厘断戻工VMail喨周蛤窟利大励字井:癖栽嶄弌二匍宥狛錐揮利大・窟僕夕猟旺誰鴻御、秀羨利嫋階銭俊、,・弁徭失恢瞳・厘断戻工喨周窟罷周謹耗,葎低畠圭了盾畳寄楚窟僕喨周佃諒籾,聞低喨周蛤窟厚葎酒汽,撹孔楕厚互,窟僕方楚厚謹・丼惚厚挫・喨周罷周塘嗤聞喘圭隈篇撞,嗤蕗咄,

ドコモ利用料金

2019-10-23 | 社会
9月分、3500円なり

菅官房長殿、これでもやすくなったのですか?


一家に2,3台は普通。
情報機器関連の出費で、家計は火の車ということはないのかなー

ガラケーのときは、わずか月1000円くらいだったなー
スマホになって使うようになった機能は、SMSだけだけどなー

食は我が命no3 10月23日

2019-10-23 | 
1)朝7時半 朝食
ごく普通に、保温器で解凍した野菜スープ
イワシの甘露煮<<これがうまいのだ!!
自然解凍した枝豆




抗がん剤7回目、1クール最後。
ここまで回復するとはねー
タイプも両手打ち
右手箸で食事

このあとどうなるのかなー
期待をこめてw医師と面談。わくわくした気持ち

結局、さらにもう1クールのステージへ入ることになった。

2)昼1時半 病院レストランでラーメン昼食
こんなシンプルなラーメンが、こんなところで食べられるとは!!
感激。でも、さすがに、スープは残す。



3)コンビニでおやつ用にこんなもの(野菜スティック)を買ってみた。
それに庭でとれたミカンも、おやつに。



4)夜8時45分 夕食
コンビニでチキンナゲット(といったっけ?)をいなりとやさいで。
食欲なしなので、ノンアルワインを炭酸で割って、アピタイザーに。
これが奏効して、このあとミカン2個。
多分これで、ミカンは、今日は6個は食べている。





法則5「集中力は限界があることを知っておく

2019-10-23 | 健康・スポーツ心理学

法則5「集中力は限界があることを知っておく

 集中力には、2つの意味で限界がある。
 一つは、エネルギー量の限界である。石油でも、原子力でも、およそエネルギーにはどんなものでも限界があり、いつかは枯渇する。注意のエネルギーも例外ではない。供給量の限界に加えて、それをためるのにも限界がある。容量制限である。ちょうと、ダムのようなもので、ダムに流れ込む雨の量にも限界があるし、大きさにも限界がある。
 もう一つは、集中のエネルギーを一点に集め、それを一点にとどめておく力の限界である。図を見てほしい。いずれも反転図形と呼ばれるものであるが、じっと見ていると見えるものが反転するはずである。一方だけ見ようとして注意を集中しても別の見え方は生じてしまう。
 いずれの限界の、固定したものと考える必要はない。ある程度までは訓練によってこの限界を拡大することはできる。禅や瞑想、メンタル・トレーニング、一点凝視などがそれであり、また、環境の設計によってもこの限界を越えることができる。
 しかし、そのいずれにも限界がある。朝から晩までたえまなく集中し続けるのは人間にとって自然なことではない。自然ではないことをずっと続ければ害になる。
 特に、注意集中が外から強制されるときは、注意しなければならない。注意力コントロールは、個人の力量にゆだねられるくらいの環境がちょうどいいのである。これまでに述べてきた方法の数々は、子供や部下の注意集中をコントロールする技術として使うこともできるが、十分にこの点への配慮をしてほしいものである。
 そして、集中力について考えるのと同じくらい、あるいはそれ以上に大事なことは、いかにリラックスするかである。リラックスのコントロールができれば、おのずと集中力は発揮できる。この点も、随所で強調してきたつもりである。

法則4「集中力は環境・課題・心身状態で変わる

2019-10-22 | 健康・スポーツ心理学
法則4「集中力は環境・課題・心身状態で変わる

 集中力コントロールは、どのような環境のもので何をするか、そしてその時のあなたの心とからだの状態はどうなっているかによって異なってくる。集中に最適な環境と思っていても、からだが極端に疲れていては集中力は発揮できない。心身が充実しているときに簡単な仕事では、気抜けがして集中できない。環境と課題と心身状態が微妙に影響しあっているのである。
 もう一度、ここでこれからの3つの要因を整理してみよう。
 環境には、証明、音、机の配置、部屋の空調などの物理的環境と、親や兄弟、友達や同僚、上司などの人的環境とがある。このいずれも集中力コントロールにとって大事である。
 課題は、それこそ千差万別である。集中力との関係で言えば、「むつかしいかやさしいか」「おもしろいかつまらないか」「単調か変化があるか」「まとまっているかばらばらか」が問題になる。やさしいもの、変化のあるもの、まとまっているものには、それほど苦労な区集中力が発揮できる。問題は、そうではないときにどうするかである。
集中力コントロールを考えるときには、一番のくせものが心身状態である。集中力はそもそも心のある種の状態である。その心の状態をもうひとつの心の状態でコントロールすることが問題になるのだから話しはややこしくなる。
 からだの状態についても、心とからだとは、にわとりが先か卵が先か、つまり集中力がなくなったから疲れたのか、疲れたから集中力がなくなったのかは、はっきりとどちらとも言えないところがある。
 この3つを組み合わせると話はとてつもなく複雑になるので、そのすべてにわたって述べることはできない。あなたの創意によってあなたなりの方法を考えていただきたいところである。

食こそ我が命no2 午前1時10分

2019-10-22 | 
1)秋はなんといっても果物
庭からミカンを収穫して食した。なかなかの美味。

昨日は、さらに」マスカット、リンゴをおやつ替わりに冷蔵庫から
とりだしてちょぼちょぼ食べた。

柿、なしがまだある。

2)日にち超え効果
昨晩は、欠食。
そのためか、空腹感を覚える。
これが大切。しかし、感ずることが極端に減っている。
当面、乳酸菌チョコ3個とお茶で紛らわせている。
朝食は、すき焼き丼かなー

3)7時半 朝食
さすがに空腹感はなくなってはいたが、
食べねばという義務感にかられて
大好きなすき焼き丼を食した。
肉、野菜、卵とバランスが心地よい。
酢につけたカリフラワーとトマトもうまかった
なお、ビールーーワインもーーノンアルコール。



昼はどうしようかなー
外出するのでコンビニかなー
納豆巻きだなー

4)水分補給
夏場は、とりわけ高齢者の水分補給の大事さが喧伝される。
冷蔵庫には、野菜ジュース、ヨーグルト―、さらに甘酒ーー自然の点滴栄養剤と言われているらしいーー
は、きらさないように補充している。









5)13時10分 昼食
予定通り、納豆巻きに鮭、さらだ、朝の残りの酢つけトマトとカリフラワー。
ゆったりのんびり昼食



6)18時 夕食
据え膳効果で、「夕飯の用意できました」の一声で
まったく食欲がなかったのが、食べだしたら、完食






わーい!!古着、ネクタイが売れたー

2019-10-21 | 心の体験的日記
先週は、いろいろのものをもっていってもらい、
5万5千円もはらった。

今日は別のお店に、衣類をごっそり。
なんと1万円で「売れた!」

ネクタイが意外に高い
背広はネーム入りのため価値落ち




法則3 集中力で「がんばれば」では発揮できない

2019-10-21 | 健康・スポーツ心理学
法則3 集中力で「がんばれば」では発揮できない

 「一所懸命がんばれば集中できる」「集中できる自身さえあれば」「鉄のような意思さえあれば集中できる」「やりとげようとする意欲が集中を生む」「集中力は気合である」などのいわば精神主義的用語による説得は、集中力に限らず心のコントロールを考えるときにはしばしば耳にする。
 どれをとっても格別間違ったことを言っているわけではない。本書でも、ほんの少しではあるが、この種のセリフを使ってはみた。確かに人間はこれで動くことがあるからである。
 しかし、どれ一つとっても、具体的にはどのようにやればいいのかさっぱり見当がつかない。「がんばれば」といっても、「どのようにがんばったら」いいのであろうか。「熱意を持て」と言われても、熱意が湧いてこないで困っているのに、と言いたくなる。
 こうした説得効果があるのは、説得された人が自分なりにもっと具体的な行動や環境設計はどうすればよいのかをよく知っていて、それを知らない、したがって、どうしていいのかわからない人のほとんどの人は途方に暮れてしまうというのが、実際のところではないだろうか。
 この精神的用語、あるいは精神主義は、心理学にとっても、人間の心のコントロールにとっても大変便利でしかもわかりやすい。だから安易に使いたくなるし、納得したような気になる。しかし、次のようなことには注意してほしい。
 まず、そのことばが実際には具体的な世界での具体的なことを言っているのだ、ということがわかっているかどうかである。「友達を大事に」(精神主義的セリフ)は「友達には嘘をつかない」「借りたお金は必ず返す」(行動的セリフ)に翻訳されるはずである。もし、できないとすれば、あなたにとってそれはあまり意味のないことになる。
 精神主義的用語を具体的なことばにするコツは、因果関係を考えるとこである。熱意があるから集中できるのか、集中できるから熱意がわいてくるのかを考えてみるのである。そして、その原因を自分自身で操作できるかを執拗に考えてみるのである。
 精神主義的用語や精神主義が怖いのは、自分の心を漠然としてホンワカした言葉でわかったつもりにさせてしまうとこである。一種の「めくらまし」言葉としてあなたがあなた自身をごまかすのに使ってしまうと、自分自身をしっかりと冷静に眺めることができなくなってしまう。集中力に限らず、それは自分の心のコントロールにとっては大敵である。
 なにはともあれ、精神主義的な甘言に翻弄されないことが大切だ。

続く