史上最悪のクリスマス・イブ

世間じゃー高級レストランが軒並み予約満席になって、
一流ホテルのスウィートルームなんぞでは下心にムンムン蒸れ蒸れのカポーが
ヤッてヤッてヤリまくる日なんだろ？え？

・・・いきなりお下品な発言をしてすいません（涙）

別にうちはラブラブ夫婦っつー訳でもないけどさ、
皆さんも知っての通りうちのダーは「必殺！アニバ野郎」じゃない？
で、当然だけど一応ちょっとお高いレストランの予約なんぞはしてあって、
（勿論ダーがまた勝手に予約入れてた）
その代わりに23日の夜は私が地味な食事を作る、っつー話になってた訳ですよ。


昨日はHRCで有志が集まって、お昼に軽い忘年会をしていた。
夕方になって解散になったので家に帰ると、ダーがバタバタあちこちに電話を
掛けまくって大騒ぎしていたのだ。
「ん？何事かにゃ？」

なんと、ダーの部下の奥様が急死されたと言うのだ！
しかも事故や事件ではなく、今月初めから体調が悪いと言い始め、最寄の病院で調べても
病名が判らないと言うので、奥様のご実家がある岐阜に戻って総合病院で検査したら
本来なら手術で簡単に治る病気なのに、急激に症状が進行していて手の施しようがなく、
何と入院して数日であっと言う間にこの世を去ってしまった、と言うのだ。

もし最初の病院で原因が判っていれば・・・いや、今更何を言っても詮無い事だ。

それにしても、ご主人がダーの部下（当然年下）なんだから、奥様はご主人より
更に年が若くて・・・いいとこ30歳前後～30代中盤程度だろう。
そんな年齢で、しかも原因が判って数日でこの世を去るだなんて誰が想像する？
当の奥様本人もご主人も、誰もこんな事になるなんて思いもしなかったろう。
お気の毒でお気の毒で掛ける言葉も見つからない。


で、ダーが通夜と告別式の葬儀委員の一人に選ばれて（直の上司ですし）
今夜の通夜と明日の告別式を取仕切る事になったのだ。
だから予約したレストランは当然キャンセル。

それでもアニバ野郎なダーは必死で「せめて今から予約出来るレストランを！」
等とアタフタしていたが、それでなくても会社関係の連絡等で電話鳴りっ放しの
バタバタ状態なのに、レストランなんかで落ち着いて飯なんか食えるかーいっ！
・・・それに私とは直接面識のない方とは言え、お亡くなりになってるんですよ。
浮かれ気分でレストランなんて行く気になれるわきゃーない。
「もういいよ。予定通り夕飯作るから会社の人に電話してなよ」

そんな訳で、今年のクリスマスイブはダーが通夜に行き、
そして私はせいぜい近所の居酒屋で一杯やる事になるのだろうと（ふっ・・・）

まあ、こんな事情を聞かされて、それでも何が何でも美味いもん食いたいとは思わんよ。
ダーの部下であるご主人の気持ちを考えると胸が塞がれる思いだ。
私のパパも風邪にしては様子がおかしいから病院に行ったら「軽い肺気腫」だと言われ、
その後何も処置をしないで半年後に人間ドックに入ったら、肺気腫は誤診で
実は肺癌だった。しかも既に転移して手遅れだった。そして半年後に死んだ。
あの時の悔やんでも悔やみ切れない思いが蘇って、本当にいたたまれない気持ちになった。


ですがね、
とりあえず何かダーに「貸し」は作っておきたいですね。ココは。
そんな訳で、夕飯作って飯食って、電話連絡等が滞りなく終わった所で




イブの夜、高級レストランのディナーがショボい居酒屋のおつまみに変わった件、どうフォローしてくれるんすかねぇ？


・・・え？これくらいは普通の反応っしょ？←やっぱり鬼か（苦笑）