天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「テルマエ・ロマエ」「ロボット」25,26本目/最近の事

2012年05月19日 | 映画感想
映画レビューが溜まってるので簡単に片付ける…


「テルマエ・ロマエ」

阿部ちゃんが素で古代ローマ人を演じる(しかも全裸で!)と、とっぴょうしもない設定で話題の作品。
元ネタは同名タイトルコミック。元ネタのコミックは未読ですが面白そうなので近々漫画喫茶にでも行って読んでみようかと。

予告編見れば想像付くだろうけど、阿部ちゃん演じる主人公の古代ローマ人・ルシウスは古代ローマの公衆浴場専門技師で
斬新な浴場デザインや技術のアイディアに飢えていて悩んでいた時に、何故かその時にいた公衆浴場から現代の日本の銭湯に
タイムスリップして来てしまう。現代のしかも日本の浴場やトイレの技術に感動するルシウスはその後やっぱり何故か
自分の生きている古代ローマ時代にタイムスリップして戻れた事で、日本(平たい顔族)のアイディアをコソーリ拝借して登用。
それが大評判となり、時の皇帝ハドリアヌスから重用される事となるのだが…という感じ。

本作、古代ローマ時代の風俗や文化、歴史に全く興味がない人と興味があって造詣深い人とでは随分楽しみ方が違うような気もするが?
全く古代ローマに興味がなくても楽しめる仕様にはなってるけど、たとえば本作の登場人物のハドリアヌス帝以下ケイオニウスや
アントニヌス等は実在した方々ですしね。
それから古代ローマ帝国時代に公衆浴場が市民の一大娯楽であり憩いの場であった、というのも重要な情報だと思う。
今でもイタリアに行くとかつての公衆浴場(テルマエ)跡地が沢山遺跡として残ってますしね。日本のスーパー銭湯やスパ程度のモノを
想像している人にはびっくり仰天の規模の「一大レジャーランド」ですもんねw

まーそんな訳で古代ローマ人VS現代日本人の上戸彩ちゃん他がおりなす人間模様と実在した古代ローマ帝国人達の歴史絵巻を
上手い具合に「フィクション×ノンフィクション」を織り交ぜごった煮にしてこねくり回して「日本的コメディ」に仕立て上げた感じ。
全体的に凄くよく出来てると思う。日本人好みのコメディですよね。でもイタリアで上映会したらイタリア人にも大ウケだったとか?
最近では「ウォシュレット」もかなり海外に紹介されて「日本のトイレはとってもお便利仕様で気持ちいい♪」と認知度が上がってるので
あのトイレのくだりなんぞはかなりイタリアでもウケがいいのではないかと推測。

ただ個人的に「オンドル」は日本の文化じゃないからちょーっと違和感あったよ。
せめて「砂風呂」か「岩盤浴」だったらまだ納得出来たかな、とか。
まー細かい事はともかく、「なんちゃって古代ローマ帝国入門」な感じで、尚且つ日本の風呂文化万歳!なコメディでぬくぬくまったり♪

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「ロボット」

インド発、世界に発信する「弾け飛んだフルスロットル☆インドアクションムービー」
主人公の博士&ロボットの1人2役を演じるのは「ムトゥ踊るマハラジャ」で日本でも大ブレイクしたスーパースター・ラジニ
博士の恋人でロボットに横恋慕されてしまうヒロインを正真正銘「世界一の美女」アイシュラリヤー・ラーイが熱演。

かんたんなあらすじは
天才博士・バシーは10年の歳月を掛けて完全無欠な二足歩行人型ロボット「チッティ」を完成させた。
チッティは人間以上の身体能力と頭脳を持ちながら命令に忠実、将来的にバシー博士は軍用ロボットとしての転用を考えていたが
バシーの能力に嫉妬する他の博士からの横やりがきっかけでチッティに「人間並みの感情と情緒」を機能として付帯させる事にした。
ところが感情を持ったチッティはバシー博士の恋人・サラに恋してしまう。

まーアホな展開過ぎて唖然とする!w
誰がこの展開を予想するか。流石のインド映画!何もかもが想像の斜め右上を行く物凄いぶっ飛びっぷりwww
話の前半は「チッティが出来るまで」「チッティが人間並みの感情を持ってバシー博士の恋人に横恋慕する」という展開。
まーこの前半部分までも相当アイタタなんだけど、チッティの脳内妄想的ミュージカルシーンは必見!

そして後半は「感情を持ったロボット・チッティが余りにgdgdで全く軍用に適さない、且つ博士の恋人にぷちストーカー状態で廃棄確定」した後
バシー博士の能力に嫉妬していた悪徳博士に拾われた事でチッティに「+ジャイアン補正」が加わって手のつけられない状態に。
この後半のアクションシーンの大部分を担う「組体操仕様」がとにかく笑うwww

でもさ、軍用の為の面接(謎)試験を受けてる時に、チッティが「愛があれば武器などいらない」「お互いが見つめあって云々」とか
演説ぶるくだりは笑いながらもちょっとホロリと来ちゃったよ。
インドって実はかなり核兵器とか軍備武装的に強硬派路線じゃないですか。日本では余り取り沙汰されてませんけどね。
そんなお国の娯楽映画で「武器など持たずとも愛があれば戦争なんて~」と語らせるのはある意味凄いなーと思いましたよ。
映画が文化としてしっかり根付いていて、しかもそこにイヤミではなく思想や啓蒙も織り交ぜてる辺り(平和方向に)感心しましたね。

微妙にハリウッド製品を小ずるくパクってたり(まあ、いい解釈をすればリスペクトしてるとかインスパイアされたとかw)してるけど
インド映画としてのアイデンティティを守り抜いてインド映画としての「様式美」はきちんと継承している部分には高感度大。
むしろこの微妙にハリウッドパクリしてる感じがインド映画らしい「ゴージャスなB級感」をより際立たせていて個人的にはかなり好きな作品。

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「最近BLOGが更新されてないけど、どうしたの?元気にしてるの?」とリアル友達から電凸されてしまいました^^;
元気にやってます。てかマジで「便りがないのは元気な証拠」を地でやってます。すんません。

Twitterでフォローして下さってる方は私が元気に阿呆な事は判って下さってるだろうと思いますが、
現在、ある携帯アプリゲームにどハマっていて、ほとんどネット生活が止まった状態になってます。
このアプリゲームが割とリアルに「日本全国旅めぐり」的な要素を含んでいる事もあり、旅好きな自分にピッタリマッチしてしまったという感じ。
そんなこんなで、実は先週はこのゲームの為に(それだけとは言わないけど、まあ旅行目的の8割以上はゲームの為w)
このゲームを一緒にやってる友達と2人でわざわざ北海道まで繰り出していました。どんだけハマってんだとw

久し振りの北海道、楽しかったですよ!
札幌と小樽が中心でしたが、久し振りに2回目の旭山動物園訪問もしました。
一緒に行った友達は北海道は私よりも沢山訪問しているみたいですが、旭山動物園は初めての体験だったそうで大層喜んでいました。
まーこのBLOGか表サイトの旅ネタで追々この北海道訪問に関するネタは使いたいなーと思ってます。

でもしばらくはこのアプリゲームに夢中。だからマジでこのBLOGも放置上等!になるかも…なるべく更新がんばります^^;
コメント (8)
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