天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「キングダム2 遙かなる大地へ」@43作目

2022年07月15日 | 映画感想
「キングダム2 遙かなる大地へ」

原泰久氏著の大ヒット同名タイトルコミックの実写映画化Part.2です。前作観て結構ツボって続きが気になってたんだよね♪
という訳で、原作コミック&アニメ版共に未読&未見。アニメさーアマプラで観ようかめっちゃ迷ったけど我慢した。続編映画化されるの分かってたから映画で楽しみたくて。

あらすじ
春秋戦国時代、中華の西方にある国・秦。身寄りのない信(山崎賢人)が若き王・エイ政(吉沢亮)に協力し、玉座を奪還して半年。隣国の魏が秦に侵攻を開始する。秦軍に歩兵として加わった信は、子供のような姿の羌カイ(清野菜名)らと共に伍(5人組)を組むことになる。
決戦の地・蛇甘(だかん)平原に到達した信たちだったが、戦況は絶望的な惨状だった。(Yahoo!Movieから丸パク)

とりあえず映画冒頭で前作のおさらいがサラッと口頭で説明されるので、基本前作観てなくても話に着いては行ける。けど前作は絶対に事前に観ておいた方がいい。
映画冒頭で王宮内部に暗殺者が入り込んでいきなりエイ政が襲われるトコロから始まりますが、暗殺者を仕留めて事無きを得るといきなり話が魏国から侵攻を受けたネタに切り替わる。え?今のこの暗殺者のくだりってコレだけのネタなん?と思いきや…コレは多分次回の「Part.3」への伏線だった模様(映画の最後にこの冒頭事件の事が取り上げられます)

前作でやたらイキり散らして無鉄砲だったアホの子(コラコラ)・信ですが、今作になって段々こなれて来た感がある。
まあ無鉄砲キャラは続行なんだけど、前作よりも「自分勝手感」が若干薄れてチームワークとしての自分の役割も少しずつ考えて動けるようになってきたと言うか。今にして考えるとこれも計算されたキャラ作りだったんでしょうね。一作目から段々主人公が肉体も精神も成長して行く過程を見せられているのか、と。
スクリーン観てる間は「前作はぎこちなかった山崎賢人君の演技も本作でちょっと板に付いてきた感あるな」と思ってたけど、コレは敢えての演技プログラムだったんだなと。

前作は弟王のクーデター事件がメインだったのでアクションシーンも1対1が多めで割と規模が小さかったけれど、本作でいよいよ他国との合戦がメインになってバトルシーンの規模がドドーンと大きくなってアクションシーンかなり多めになりました!個人的にアクション映画大好物なのでワクドキが止まらない~♪ご馳走アザース!だったけど、アクション映画に全く興味のない人にはもしかしたら退屈なシーン多めだったのかもしれません。
ただね、個々のキャラの接近戦のシーンもふんだんに盛り込んでいるので(ワイヤーアクション多用ですが)見ドコロは多いと思います。特に本作から登場の清野菜名さん演じる羌カイのアクションは本当に惚れ惚れする程カッコ良かった!彼女、身体能力本当に高いんだよね…それにしてもあのアクションは女子が出来るレベルではないですよ。コミックではどういう説明のキャラなのか知りませんが、まるで優雅に舞うような流れるような美しい動きであれよあれよと敵をなぎ倒していく…カッコ良過ぎですっ✨
勿論山崎君演じる信も相変わらず高い身体能力を存分に生かしたアクションシーンの連続…本シリーズ、撮影すんの本当に役者さん大変なんだろうなぁ~

そして魅力的なキャラ続々…前作でも異彩を放っていた大沢たかおさんは本作でも光り輝いていたし、秦と魏の双方の将軍を演じられた豊川悦司さんと小澤征悦さん(←顔面ペイントがエグ過ぎてしばらく誰が演じてるか分からんかったわw)も共にクセ強過ぎたしw
それから…呂不韋を演じられた佐藤浩市さん、段々お父様の三國連太郎さんに目付きが似てきましたね。もっとお若い頃はそんなに似てると思わなかったけど、本作で顔真正面からアップでスクリーンに映し出された際に「うわぁ…三國連太郎さんのあの凄みのある目に物凄く似てる」と思った。
本作、若手から中堅~ベテランまで日本の名優が老若男女勢揃いという感じで、とにかくキャストが豪華過ぎる!!チョイ役でもとにかくいい面子揃えてる本当に凄い!
あー…ただ、本作現場に居なかったエイ政(吉沢亮君)と河了貂(橋本環奈ちゃん)は出番が少なかったのでファンの方はちょっと消化不良だったかな?^^;

原作コミックやアニメのファンの方にはこの実写版がどう見えているのか分かりませんが、映画だけを楽しんでいる自分にはお腹いっぱい満腹になれるシリーズですよ!
日本のアクション作品としては「るろ剣」と本作が二大巨頭だと言って差し支えないでしょう。そして本作はるろ剣に比べて時代背景のスケール感が更にデカいので、今後ももっともっと面白い絵を見せてくれるんじゃなかろうかと期待は膨らむ一方です!
…あ、そんな訳で、本作はラストのスタッフロールの終わった後に「Part.3」の特報映像が流れます。慌てて席を立たないようにしましょう!
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